ミセルバのお城に馬車と騎士たちが戻ってきた。しかし最初の馬車の数より一つ少ない……

「あの……」
 マイカが心配そうに尋ねる。リリスとミクのことが気になって仕方が無い。ミクを快く思わないモーラさえもさすがに今回のことはショックのようだ。

「君達はもう休んだ方がいい、今から私達はミセルバさまに報告する」
「私達もここで待ちます」
 寝てなんかいられないといったマイカ。メイドの次長とミクがさらわれたのだ。
「わかった……とにかくミセルバさまの元へ行くぞ」
「はい」
 騎士たちの何人かがミセルバ様の部屋へ向かう。オナニー真っ最中のミセルバさまの元へ。

「ねえ〜こわい……どうなっちゃうの〜」
 メイドの一人ががくがく震えている。一つ間違えば自分だったかもしれないからだ。
「大丈夫よ、しっかりしなさい!」
 と言ってはげますマイカ。しかしマイカも正直ショックだ。

 ――それにしても……いったい……なぜ?

 理由がわからない、アウグス家の馬車を襲うといいうことはアウグス家の人間を狙ったのだろうかとマイカは思った。しかし……今のこの穏やかな時代にそんなことする人間がいるのかと思うマイカ。

 騎士たちはミセルバの元へと向かっていった。





「んんっ! ああ、ここ、ここ……ここよ〜」
 小さな声で必死にオナニーを楽しむミセルバさま、徐々に焦らしに焦らしてきたいけない身体も限界点に来ている。

「う〜んと深くうう〜 う〜んと深くうう〜」
 小さな声で必死に快感を焦らして苦しめ、最後の喜びを待ち続けるミセルバ様。腰をひくひくとさせながら一生懸命あそこを悶えさせている。乳首への刺激も怠らない。コロコロといけない指で慰め続ける。


 でももうあそこは限界だ。

 蜜を垂れ流すように出している膣のお肉が悲鳴をあげているのだ。
 そろそろミセルバ自身もイク欲求が高まってきた。

「イ、イク許可が出たわ、イク許可が出たのよミセルバ」
 どうやら自分で許可を出したらしいミセルバ様。両方の指をねじりこみ、絶頂を極めるために指が走り出す。




 ために溜めていた最後の絶頂の放出感を思いっきり……



 と……その時!


「ミセルバ様! ミセルバ様!」
 兵士が扉の向こうで叫んでいる!

「え?」
 びっくりするミセルバ様、まず兵士が自分を呼びつけることなど普通はないからだ。しかもこんなタイミングで……、せっかくのオナニータイムの時間だというのに……

「どうしたの?」
 さっと身を構えるミセルバ様、といっても扉はそう簡単には開かない。
 最近鍵をつけさせているのだ。以前は鍵をつけなかった。いざという時に兵士が領主の危険を救うことが出来ないから。しかし地下牢の背徳を覚えた女領主は最近鍵をつけるようにしていた。

 といってもいざというときは兵士が別の通路から
 ミセルバの寝室に行くことが出来るようにはしてある。

「騎士の方が、火急の用件があるとかのことでございます」
「火急の用件?」
 いそいそと淫乱の身体を鎮めさせ、髪を整える。女らしいしぐさだ。

「ちょっと待って」
「はい」
 

 ――何かしら?

 このような時間にミセルバの元へお伺いにくるのはただごとではないと感じたミセルバ。



 ――もう……せっかくいいところだったのに……
 せっかくの楽しいオナニータイムを邪魔されてしまった。ちょっと不機嫌なミセルバ様。
 
「入りなさい」
 オナニーの証拠をきれいに消してミセルバは鍵を開けた。
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