複数の宴


 部屋の辺りには香水だろうか?いい匂いでいっぱいだ。二人の女性が怪しく絡むにはいいところかもしれない。リリスはミクを後ろから抱きかかえるようにして愛撫を繰り返している。しかも自分はドレスを身にまとったままだ。
 一方、ミクはとっくの昔に裸にされていた。ミクも着ていた豪華な衣装は今や彼女らの体の下にある。
しわくちゃにされてしまったドレスに二人の汗が交わり滴り落ちる。
 ドレスを身にまとったまま行為をするには理由がある。この国では昔奴隷を玩具のように扱っていた時、奴隷はすべて裸にされていた。性的な目的で弄ぶ時も、ご主人様は服を着たまま行為を行うのが正しい事とされていた。
 ミクも私の6番目の玩具。立場の違いをわからせないとね。

 右の乳首をピクンと摘むとミクはビクッと反応する。はあっ、たまんない、この征服感。ふふふ、さて……と……。リリスが下半身の攻めを強める。苦悶の表情を隠せないミク。いつもと違う強烈な愛撫にあっという間に上り詰めて行った……。

「ミクちゃん、これからもちゃんということ聞いてくれる?会ってくれる?」
「あっ、はい、もちろんです」
「そう、じゃあリリスお姉さまのモノになりますって言ってくれるかしら?」
「あっ、は、はい」
 しかしその瞬間あそこを愛撫していた手がピタリと止まる。
「ためらったわね、一瞬……そうでしょ」
「え、いえ……」
「ふふ、まあいいわ」
 そういうとまた止まっていた手が再始動を始めた。


 ――あああっ、きたああっ……んんっ
 ビクビクビクと体全体を震わせながら絶頂を楽しむミク。
 ――あああっすご、いいっ。
 初めてついにリリスお姉さまの手で、あんっ!抱きかかえられていたミクはそのままリリスお姉さまの胸に顔をゆっくりとうずめて行く。


 う〜んあそこでためらうなんて、あこがれの対象が他にいるって事はこういうものなのね。今までとは違う反応ね。面白いわね、ふふふ。胸に顔をうずめているミクを見つめながら、彼女はそばにあった呼び鈴をならした。
 すると部屋の入り口から5人の女性が入ってくる。各々が薄いシルクのような衣装をまとっている。
「さあはじめましょう」
 にっこりとリリスが微笑むと、女達はなんともいえない笑顔で微笑んだ。幸福の絶頂にいたミクはまだこの状況が理解できていない。そのミクに向かってゆっくりと女達は迫っていった。
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