その夜……

 一人の女医が妙に考え込んでいる。博士であり女医のミルミだ。
 研究の成果が思うように出ないのであろうか?ご不満の様子だ。
 スッとめがねを外した。ショートタイプの髪をさっと振る。

「あ〜あ……」
 つまらなさそうにつぶやく。媚薬の実験結果が思ったとおりにいっていないようだ。
「う〜ん、頭痛……」
 不機嫌になる。こういうときは一服するのがいい。

 ――そういえば……アレ……効果は出たのかな?
 見知らぬ少女がミルミの元へとやってきたのは数日前。ミルミの噂を聞きつけてきたらしい。男のモノを無理やり勃たせるようなものはありますかと聞いてきたのだ。

 ――本当は結果も聞きたかったのよね〜
 データーとかを取りたかったミルミ。向こうは言い値で買うから、そういうのは嫌だと断られた。

「ま、サルの実験は成功だったし。大丈夫とは思うけど……」
 椅子に腰掛けながら、あれやこれやと考えている。そしてふう〜っとため息をつく。

 ――御領主様から貰ったお金も……そろそろ……仕方ないわね。

 研究費に一気に消えていったお金。もう残りは少ない。しかし遊びで使ったのではない。
 おかげで面白いものも出来たらしいが。

 物足りなさそうにチラッとよそ見をする。こういう時のミルミは……

 スッと欲求不満に満ちた身体を起こす。ちょっと心がドキッとときめく女医さん。
 秘密の棚のようなところから、そっと黒いのモノを取り出す。

「ちょっと……つけてみようかな?」
 おもむろに取り出したのはあのミセルバ様が遊んでいた貞操帯に似ている。といっても形も色も微妙に違うまったくの別物だ。さらに一回り大きいタイプ。
 これが最近作った独特のオナニーマシンらしい。横にネジで回すような穴がある。ミセルバ様はこのようなモノにうっとりしたが、ミルミの場合は研究成果を自分で試してみたいという感情がある。
 立ち上がって鏡の前にいく。白衣を脱ぎ始めた。

 変態モードに突入である。

 上半身白い上着に白いミニスカートタイプを今日は履いている。その中のショーツだけ、ゆっくりと脱がす。プルプルと胸がこれからのことで喜んで震えている。貞操帯に似ているこのマシン。女性の大事な部分にいろいろと刺激して遊べるようになっている。
 少し顔が火照ってきた。期待に胸が膨らむ女医さん。ノーパンのような姿で、部品を探す。

 ――う〜ん……コレ……がいいわ。
 特殊な形をしたうねるバイブを取り出す。それを付け替えが出来る部分にカチッとはめこんだ。次にミルミは軟膏タイプの薬を取り出す。

「コレ……効き過ぎるのよね」
 と言いながらも、二本の指で盛るようにクリーム状のモノを取り出す。この前あれだけ発情してしまったアレだ。それをゆっくりと突起物になるバイブに塗り始めた。ペロッとベロで唇を一舐め。いよいよ変態モードの期待が高まっていく……

「だめよ……こんなに塗ったら……」
 しかし指は勝手にバイブに絡めるように動いている。次に指は自分自身の下半身に伸びていく。

「あくぅ!――」
 一瞬あそこがひるむ。懐かしい媚薬の味が思い出されたのだ。変態女医の表情が見る見るエッチに変わっていく。地下室の変態マシーンでの淫乱激闘の思い出がよみがえる。アレから何回かはしたけど、ちょっとまんねり気味になっていたミルミ。だからこそこれを作ったのかもしれない。絡めるように膣に指を入れていく。それがさらなる欲求をかもし出す。

 ――き、来てるわ……来てる。
 身体が淫乱に染まる感覚が、ミルミの心を躍らせる。

 ある程度膣に塗りこんだ後、いよいよ貞操帯まがいのモノを履き始めた。期待に震えながらあそこに入れていく……

 グにゅ!――

「あふっ!―― ん……」
 期待通りの快楽が穴から一気に頭を通過する。乳首がチクッと反応した。次にベルトのような部分でさらに締め上げる!

「ああっ!―― いいいいっ!――――」
 キュッと締め上げられた瞬間だ、同時に膣の筋肉がキュッと締まる。しっかりと包み込むように。

 えもいわれぬ顔になるミルミ。しっとりと吐息が漏れ始めた。

 中腰になる。立っているのが辛くなってきたのだ。ここでミセルバ様は、ただただ耐えて遊んでいたが、天才女博士はここからが違う。

「あ、アレを……」
 次に必要な部品を探す。貞操帯まがいのモノが入っていた棚の横からそれを取り出した。

 ん? ネジのようなものだ。 

 それを鍵穴のようなところに差し込む。穴はいくつかあるようだが。

「い、いくわよ……」
 中腰のまま、ミニスカートのようなモノは履いたまま……
 すると次にそのネジを回し始めた。そして巻ききった瞬間……

「くはああっ!――――」
 貞操帯の突起物がぐりぐりと動き始めたのだ!
 振動だけでなくピストン運動のように出し入れもするようだ。

 グラインドするように膣の中で暴れ回る。
 それが心地よく小刻みにミルミの性欲中枢をそそっている。
 どうやらぜんまいばねのような動力を使って動くらしい。
 我慢できずに思わずお尻を床につけるミルミ。ネジで勝手に動くバイブに息も絶え絶え。

 ――や、やだ……すごい。
 自分で作った物はやはりすごいと再認識している。お尻のまわりが汗でにじんでくる。下半身がエロチックに火照ってくる。M字開脚のような格好で座りっぱなしの女医。

「はあ〜もう〜」
 顔を小刻みに震わせながら、必死にバイブのランダム攻撃に耐えている。ひきこもって研究をしているとどうしてもこういう欲求が来る。顔をしかめながらも、バイブの心地よさには昇天状態。
 
 しばらくすると動きが止まった……

「あ〜いいっ……」
 しかしまだイってもいない。これでは欲求は高まるばかりだ。すると別の鍵穴のようなところにネジ巻きを差し込んだ。ギリギリと回していく。胸の谷間から汗がしっとりと出てきた。前座はここで終わりといった感じ。

「くわああっ!――――」
 きた!――

 さっきよりもさらに動きが激しいバイブに声が思わず出るミルミ。そのまま今度は寝そべってしまう。そして耐え切れない振動で思わず両手を貞操帯まがいの股間にあてる。

 ――ああ、すごい!―― きちゃう! きちゃううううっ!――――


 寝そべっていた身体の顔だけが、ビクッと起き上がった!

「あ、イク!――」
 絶頂を迎えた瞬間に頭から何かが突き抜けていった。うずくまるミルミ。しかし、アレは振動しっぱなしだ。
 
 ――だめ! 止まらない!――
 イってもあそこに食い込んだ異物は止まるはずがない。それどころか、動きが変わる。一定期間経過すると、動きが変わるようになっているらしい。といっても、作ったのはこの変態女医さんだが。

「ああ!―― ちょっとおおおおっ!――――」
 さらに両手が股間を必死に押さえつける。だが、振動はまったく収まらない。さっきとは違うグリグリとくる感触に肉の襞はもう熱く煮えたぎっている。
 うずくまりながら、必死に絶えている女医の姿はとてもいい。白いミニスカートを履いて、貞操帯を着込んだ股間がチラリと見えるのが最高に良いのだ。腰をグラインドしてよがりながら、ミルミのおっぱいはさらに揺れまくる。

「また……またくるわ!――」
 二回目の絶頂が下の穴から命令するように上に突き上げていく。イッタ瞬間に顔が一瞬ピクッとうごめいた。

 ――はあはあ〜すごい……

 股が熱い……蜜液もいっぱい出ている。でももうこのぐらいなら慣れてしまっているミルミ。変態女医にはまだまだ物足りない刺激だ。

 ――こ、これからよ……ミルミ……
 せつない顔で妙な自問自答をしながら、ミルミは貞操帯を外そうともせずにゆっくりと、棚に向かう。 そして棚の中のある小道具を探す。するともういくつかのバイブを取りだした。

 そして、ベッドに向かう。歩くたびにあそこの異物が心地よく動く。それがミルミの変態性をさらに加速させるのだ。
 はあはあ〜と息も絶え絶えにベッドに転がり込む。
 貞操帯のようなものをつけたままの女医の姿はなんともいえないほど美しい。おまけにバイブ持ったまま悶えているのがかわいらしい。
 しっかりと食い込んだ下半身にブルブルと悶え狂う姿は、男にとって最高のモノである。
 女性から見てもさぞかし、エロイと思う。

 振動が止まった……

 ようやく一息つけるミルミ。膣穴から出る秘密の感触が非常たまらない。頭にずんずんとくる淫乱な想いは、女医のこころをさらにエッチにさせる。

「はあはあ〜うんしょ……」
 ゆっくりと貞操帯を外すミルミ。
 膣に食い込んでいたバイブが、エッチな液にまみれながらあらわれる。ひくひくと、ヒクツク穴がバイブのすごさをあらわしている。

「こ、今度は……コレも……」
 ついているバイブの突起物の後ろの貞操帯の部分に注目するミルミ。ここにもバイブがさらにつけられるらしい。

 どうやらもう一つの穴攻めのようである。
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