衝撃は一気に訪れる!

 

「あひいいいいっ!――――」
 目をつぶって顔を激しく左右に揺らす! 今までより早い!

 スピードが明らかに違う! だから赤くしてあるのだろうか?

「だめ! だめだめ! もうだめてええええっ!――――」
 一気にくる臨界点。振動もピストン運動も何倍もの速さで動いているのだ。

「さ、しゃんばいすごおおおいいいいっ!!――――」
 股間から淫液を撒き散らしながら悶え狂う変態女医ミルミ。目をつぶって最高のオナニー道具の責めを楽しむ!

「しゃんばい! あはあああああああああっ!!――――」
 どうやら三倍と言っているようだ。
 赤い鍵穴で使用すると通常の三倍のスピードになるらしい。

 ん? 通常の三倍?


「きゃあああっ!――」
 ベッドからいきなり落ちるミルミ。

 次から次に絶え間なくくる軽い絶頂に耐えられなくなった身体が、勝手に動き回り、ベッドからころげ落ちてしまったのだ。それでも股間に取り付けられた二本のバイブはまったく止まる気配がない。

「ああああああっ!―― だめよ! ちょとまってえええっ!――――」
 思わず股間に手をやるミルミ。だが、まったく止まらないピストン運動と、強烈な横の揺さぶりの振動には勝てない!
 股間に手を当てながらあおむけで倒れこんでしまった。

 それでもバイブの動きは止まらない。この穴で回された場合、通常のネジ穴の三倍のスピードと長さで楽しめるようにしてあるのだ。

「んあっ!――――」
 気持ちが落ち着いた瞬間、また二穴からくる快楽がミルミの性欲を襲う。必死に股間を押さえつけるミルミ。その悶えっぷりはすばらしものがある。黒い貞操帯に白いミニスカートに、白い上着。この組み合わせは、見る人を欲情させるには純分だ。

「いっちゃう! またいちゃう!――――」
 絶え間ない責めに狂わされたように飛び散る淫液! ベッドのシーツもびっしょりだが、倒れこんだ床もあっという間に濡れてきた!
 さらにえぐるように動き回るバイブは、同じ動きをしないように設計されている。そうすることで常に新鮮な刺激を与えるようにしているのだ。

 


 それを通常の三倍でされてはたまらない。


 さらにさっきよりも長い責めが変態女医の股間を襲っている。ピッタリと埋め込まれたバイブが生き物のようにしつこく攻め抜いている。悶え声と喘ぎ声を一生懸命放っているミルミ。ショートの髪が小刻みに動き回る。それに合わせて汗が激しく飛び散るのだ。

「もうだめ! やめてっ!――」
 叫ぶミルミ。無理やりの絶頂の連続に頭がついていけない。そんな想いを無視するかのように止まらない攻撃的なバイブ。穴を強制的にイかせている。あまりの気持ちよさにのたうっている女医さん。

 グイングインと強烈な動きに悲鳴をあげている股間……

「あはああっ!―― あ!――  ああああああっ!!――」
 深い絶頂が突き上げてきた、耐えていた身体が今度は全部受け入れるようになってきている。もう淫らな液は太もものつけねもぐっしょりと濡らしている。口がパクパクと強制的に開く。そうしないともうこのぶつけられるような性欲に耐えられないミルミのエッチな身体。


「またきちゃう! またきちゃううううううううっ!――――」
 感覚さえなくなってきた股間から、考えられないような性欲の連続攻撃がくる!
 それを止めることが出来ないようにしてしまったのはミルミの貞操帯。

「すごい! すごいのはわかったからああっ!――――」
 もうやめてという叫びにも似たような声が部屋の中をこだまする。それでもバイブはランダムにいろいろな攻撃方法で乱れにみだれきった肉を苛め抜いていくのだ。さっきよりも時間はながい。

 通常の三倍のまだ三分の一ぐらいだ。

 ミルミのせつない想いを無視するかのようにピストン運動をするバイブ。地下室の変態マシーンもすごいが、こちも負けてはいない。
 さすがは博士さんだ、精巧に作られている。効果も抜群。

 その作ったモノでミルミの股間は狂わされているのだ。

 ついに手が勝手に貞操帯をはずそうとする。その瞬間、バイブの動きが変わった!

「むひゃうん!――――」
 慣れ始めた頃の刺激に、違う刺激の攻撃!
 無理やり頭の中がからっぽになって、身体の動きが止まってしまう。当然、手も止まった。次に一気にかけめぐる絶頂が次からつぎにおそってきた!

 こうなるともう抵抗できない。

「だめ! んくううああああああっ!!――――」
 なんとかきつく縛ったベルトに手をかけようとするミルミだが、ココからがもう動かない。手の動きよりも快感が身体を支配してしまっている。股間からくる強烈な振動と出し入れに脚も手もけいれん気味だ。

「とめてええええええええっ!!――――」
 ベルトを手で握って緩めようとするが、それが出来ない。そうするうちに今度は、また違う刺激に変わった!


「ひゃああああああっ!―――― あはああああああああっ!!――――」
 取ることが出来ないと思わせられた瞬間に、身体から思いっきり汗が噴出した。と、同時に深い絶頂が突き抜ける!
 もう意思とは無関係に寝返りさえしている。またうつぶせになったミルミ。そのまま必死に悦楽に耐えている。ピンポイントを抑えたようにくる刺激は、絶対に耐えられないように作ってあるらしい。刺激に慣れてきたと思う頃にしっかりと攻撃方法が変わるのだ。それを通常の三倍モードでされるのではたまらない。

 もう取るのをあきらめたようだ。そのまま身をまかせる。

 ここで三分の二ほど時間が過ぎた。

 感じながら激しく悶えている!
 あそこの感覚はもうないのに、突き上げる快感だけが、頭にくるのだ。それを身体が必死に受け止め、増幅させている。

 ガクンッ! 


 と顔が無理やり上がった! 一瞬あごの汗が飛び散る! 瞬時に攻撃方法が変わる。

 穴をねぶるようなピストン運動に膣と肛門が激しくゆさぶられている!

 ――もうだめ! きちゃう! くるちゃう!――――

 限界までイカされたと思っても、バイブはまったく止まらない。さらに感度を、耐えられない想いを高めようと必死動き回る突起物。さすがは変態女医の作ったものはすさまじい。
 しっかりと根元まで入り込んだモノは、まったく容赦なく変態女医の性欲中枢を敏感にさせていく。

 どうやら時間が経つにつれて激しさが増していくようになっているようだ。

「んはああっ! んはあああっ!!――――」
 また攻撃方法が変わった。新鮮な刺激が身体全体に染み渡る。それを汗と匂いがいやらしく証明している。じっとりとお尻にたまるような汗。それが、腰を振るたびに耐えられずに、淫らに飛び散る。
 すると股間から最後の一撃のような強烈な性欲感が頭の中を走った。

 瞬間! ミルミが苦痛にも似たエッチな悲鳴をあげる!


「ああ!―― いいいいいっ!! しゃんばい最高!!――――」
 最後に強烈な絶頂を与えるように作られているようだ。顔をよじらせ、腰をヒクヒクと激しく動かす変態女医。お尻に、顔に赤みが一気に増す!




「あああああああっ!! はあああああああああっ――――――」 

 汗を飛び散らせ、淫液を撒き散らせ、大きく口を開いて最高の開放感を得るミルミ。バイブが最後の陵辱を激しく実行させた。くねる身体、よじるお尻に悶えるおっぱい……
 必死に上に突き上げていたお尻が……

 ゆっくりと下がっていく。
 


 ミルミはその場で倒れこんだ……



 それからしばらくしてのこと……

 目の前が真っ白のミルミ。身体が自分から突き放されていく感覚に陥る。ふわふわ浮いているような状態だ。ベッドも研究器具も、椅子も机もなにも見えない。

 しばらくすると白いモノが消えはじめた……

 浮いていた意思が身体に戻っていく……

 心地よい……なんかすごく心地よい感覚にいる女医さん。


「あっ……」
 ゆっくりと目覚めるミルミ。びしょびしょになった髪の毛から汗が流れ出ている。顔が赤く高揚している。ほっぺがポッポッポ状態だ。下半身に感覚はなし。身体全体が熱い。

 
「やだ……寝てたのかしら……」
 最後の絶頂でちょっと意識を失ったらしい。女医さんの作るオナニーマシンはあまりにも効果が強烈過ぎる。

「コレ……売るときは……説明書つけとかないといけないかも……」
 せつない表情でぼそぼそとつぶやく。その次にちょっと笑う。かわいい笑いだ。気持ちよかった後の余韻は最高なんだろう。

「はあ〜いけないわ……こんなことばかりしちゃ……」
 ちょっと恥ずかしくなる変態女医。

 
 あれだけ悶え狂って何をいまさら……

 ゆっくりとベルトを緩めにかかる。きつく閉めていたベルトの隙間もびっしょりの汗。ゆっくりと埋め込まれたバイブを抜いていく……

 抜かれた瞬間、下半身の開放感が、どっと襲った……

 お尻の下にあたる床がぐっしょりと濡れている……いかに淫らになっていたかがわかる証拠だ。
 ベッドのシーツも同じようになっている。

 取り出した瞬間に、ミルミはへたりこんでしまった。
 やる気もなにもなくなった人間のようになっている。動きそうにもない身体をむりやり動かす。水風呂に入る女医さん。上半身も脱いで全裸になる。汗びっしょりの身体。匂いもすごい。

「すごすぎるのよ……わかる?」
 自分に言い聞かせる。
「どうしてあんなすごいもの作っちゃうのかしら?」
 ふわふわしている身体の感覚がまだ心地よい。
「淫ら……だから?」
 そろそろ冷たくなってきた、サッと上がる。

「わたしってエッチなのかしら?」
 あまりの気持ちよさにちょっと感覚が狂っているミルミ。
 これだけ変態的な行為をしておいて、いまさら淫乱な女かどうかを自問する女医さん。
「そんなことないわよ……」
 否定する。それがまたかわいい。


 だが、しっかり顔だけはエッチな笑みを浮かべていた。
 今日はぐっすり眠れそうである。
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