天空にきた。辺りは雲の上だ。といっても誰もいないが。
「さあ〜愛を語ろうか?」
「ふざけるな!――」
 ガキッと首根っこをつかむ! 女騎士のありったけの力を込めた腕。首を絞められたサルン。だが、意に返さない。

「ふふふ、威勢がいいな、さすがは僕の后だ」
「その言い方! やめろ!――――」
 怒鳴りつけるマレイアス。とてもこれから愛を語り合う二人にはみえない。騎士の格好をしたマレイアスの下半身に、サルンは独特のペニスをにゅっと出し、突き入れた!

「くわああああっ!――――」
 両腕、両手はサルンの首に行っているので、抵抗できない。思わず、片方の手を股間にあてる!
「きもちいいかい?」
 笑うサルン。
「ひ、卑怯だぞ!」
「卑怯? 両手、両脚好きなように動かせるのだが……」
「う、うるさい! あんっ!――」
 グニュグニュと潜り込んで行くサルンのペニス。
 奥深く侵入していく行為にマレイアスの顔が赤くなる。

 それでも必死に抵抗する。いびつな大きさのペニスを持ち、引きちぎろうとする女騎士。もう片方でサルンの首根っこを掴んだまま……

 それをサルンはそのまま受け入れている。さらに抱き寄せた。首を掴まれたままだ。さっき抜いた剣は、もう地上に置いてしまっている。
「ひゃうんんっ!――」
 うごめく長い長い、イボ付ペニスに身が焦がれる。それを上下に激しく動かし始めた。
 一方的な愛のセックスが始まった。

「感じてるんだろう?」
 聞いてくるサルン。
「馬鹿を言うな!――」
 言い返すマレイアス。
「もう言う事聞かなくてもいいからな。あのお嬢様も解放したからね」
「なに?」
「君は、今まで耐えていたんだ、人質を取られたからこそ、君は快感を受け入れていた。でも、もうその必要はないはずだ。でも……どうなんだろうね?」
「な、なに言ってやがる! やめっ……はうううううううんんっ!――――」
 クリトリスがつままれる! それに耐えかねるマレイアス。

「感じる必要はないんだ。言う事を聞く必要はないのに、感じている。それは本当に僕を受け入れ始めた証拠なんだよ」
 ものすごい理屈をこねはじめた少年。

「な……なに言って……」
 顔を真っ赤にして言い返す。
「君は僕に親近感を覚え始めている」
 サルンの勝手な言い分が始まった。

「ば、馬鹿いうなあああああああああっ!――――」
 怒りに震える女騎士。とうとう切れ掛かかった! 力を込めて両腕で首を絞めてきた。その首に力を入れて抵抗するサルン。そし腰を動かす!

「あはああっ!―― いやああああああっ!――――」
 あそこからくるひっきりなしの快楽の衝撃に、手の力が弱まる。わざと自由にして天空セックスを楽しむサルン。

「いい声だ。それでこそ僕の后だ」
 触手を背中から出して、脚をがんじがらめにした。股を大きく開かせる。いやがおうにも、さらにサルンのペニスを受け入れ易くしてしまう。しかしなぜか手と腕だけは拘束しない。

「ひあああっ!――」
 回転するように突っ込まれるモノ。少年のみだらな攻撃に身もだえする女騎士。顔が快楽でゆがんできた。その表情がサルンをそそる。

「認めるんだ、君は本気で感じている、僕に愛があるんだ」
「ない!――ないない! 絶対に……ないわああああっ!――」
 ショートの髪を振り乱して言い返すマレイアス。これだけは認めたくない!


 これだけは……

 クスッと笑うサルン。マレイアスの必死さに笑顔が出る。
「そうかい、じゃあ感じてないんだね? わが后よ」
「当たり前だあああああああっ!――――」
 必死に抵抗する。だが、身体はもうイキそうなのだ。それを見越して言うサルンの憎い戦略。あそこからとめどなく流れる蜜液が、マレイアスを苦しめている。

「なら、絶対にイクのは禁止だ」
「……くはあっ!」
 禁止という言葉に一瞬顔がゆがむ。

 ――ククククッ……
 サルンの意地悪い攻撃が始まる……

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