――ええ? ちょ、ちょっと…… 抵抗するマレイアス。だが、もう遅い。ランカは飢えに飢えている。それはマレイアスも同じだった。 舌を入れられて、お互いその気になる。触手はもう責めをしない。ただただ、二人を拘束している道具になっている。 「んんっ……はあ〜」 ゆっくりと舌と舌が離れる。いやらしい糸がゆっくりと、ヒク…… さらにもう一回ディ―プキス。 「マ、マレイアス……」 「ランカ……」 もうレズモードに突入の二人。身体が勝手にそうさせているかのように…… するといきなり触手が次の行動を開始した。今度は、無理やりシックスナインにさせようとするのだ。 「きゃあああああっ!」 「うわっ!」 あっと言う間にお互いのお尻が、お互いの顔にくる。 もう、我慢できなかった…… 二人は息を合わせて欲望をむさぼりはじめる! 「すごい……ココ」 ビショビショの秘密の穴を、いじくるランカ。ランカの方が積極的だ。それに喜びの悲鳴で答えるマレイアス。ランカが歓喜の声で答える。 「いいいいいっ! もっと!――」 「あはあああああっ!――」 お互い悶える二人。あっという間に、一回絶頂がきた! さらに互いの秘部を狂ったようにいじめまくる。一度火がついた女の欲望はすさまじい! 「いい! そこをもっと!」 「はげしく! しつこくして!――」 口の周りが、唾液と淫液でいっぱいだ。それでも構わずむさぼり続ける二人。するとランカが、さらなる要求をする。 「お願い……お尻……お尻の穴を……」 「え? わ、わかったわ……たっぷりしてあげる」 アナルをインリに徹底的に開発されているランカ。お尻の穴は、肛門でイクことを切望している。 「くはっ!――」 入れた瞬間だ。軽くイッた。それほど敏感な、肛門にされているのだ。あのむかつく少女、インリに調教されたアナルは、膣のようにうごめいている。 「すごいじゃない……んんぐ!」 アナルを口で噛むマレイアス。それに答えて、ランカも女騎士のクリトリスをいじめる! 「あひいいいいっ! イク! イクウウウウウウウウウッ!――」 「あっ! だめ! またきちゃう!」 熱心にお互いの弱点を攻め合う……息がぴったりの二人だ。いいコンビになっているようだ。 こうしてランカとマレイアスは、淫らな愛を深めていった…… 一方の王族の少年少女と青年たち。 ラブゼンとエルディーニは他の王族にのみ、すべを話した。当然、大騒ぎになる。ある者は、驚愕し、ある者は泣きまくった…… それほどの、それほどの……衝撃だったのだ。 自分達が、悪魔の子孫などというのは、信じられないのだ。あまりにも嫌な現実…… 自分達の身体の中に、忌まわしい血が流れているのだ。そう考えただけで、鬱な気分にもなる。 しかし、悲しんでいる暇はない。 サルディーニは確実に事を起こす。そういう少年だ。 それから数日……苦悩する王族たち。 「重い……の件だけど、父上たちにも結局、結論は出ないようだ」 「そうですか……」 エルディーニがさびしく言った。 少年少女、青年王子たちも、議論を繰り返しているが、結論は出ない。 「――重いこそ、弱さなり 重いこそ、弱点なり 重い人に悪魔は討ち滅ぼされるものなり――」 この重いとは……なにか? はっきりとはわからない、わからないみんな。 「やはり、みなの力で……パワーを重りのような物質に変えて……でしょうか?」 「ああ、それが一番近いとは思う。でも……根拠がない」 顔をしかめるラブゼン。そんなことは、王族なら誰でも出来る。逆に、そういう簡単なものかと思う。 「……困りましたね」 「うん……ん?」 向こうから誰かやってくる。 「おい、ここは来るなと言っておいたはずだが……」 衛兵がきたようだ。もっとも、このあたりのお城の区域には、今は近づくなと言ってあるはず。 なぜなら、王族たちが、この話題で必死に議論をしている真っ最中。 もし、他人に聞かれたら大変困るというわけ。 王族たちも、絶対に民には秘密という点では一致していた。これは、ただの真実ではない。 自分達が、王族として統治する根拠さえ、覆される事件である。 悪魔の殺戮者の子孫が、王族として君臨しているなど、知れたら大混乱だ。 「は、申し訳ありません。ただ、ラゼさまが……」 「なに! ラゼ?」 顔色が変わる二人! 一目散に二人はラゼの元へと向かっていった! |
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