ありとあらゆる掃除をさせられる優実。
 いつものプチサドの顔とは大違いの表情だ。
 股間の辛いうずきに耐えながら、必死に掃除をしている。

 それをわかってあえて来ているのだろうか?

「はっ……うぐっ……むはっ!――」
 壁に倒れこむ。そして熱い熱い股間を押さえつけた。

 ――す、すごい……

 久しぶりの感覚に、酔いしれる丸山優実。昔、調教された時のことを思い出す。
 その再来が来ているのだ。

「こっちにいらっしゃい」
 にっこりと笑いながら言う亜津子。いそいそと亜津子の部屋へ向かう。

「側にきて……」
 貞操帯をつけさせたまま、側に来いというご命令。

「どうしたの? 辛そうよ」
 今頃、平気で言うとは。
「お、お願いです……イかせてください。お姉さま。 くはっ!――」
 またイキそうにされる。が、止まるのだ。

「うふふ、それにしても大したものね。この貞操帯」
 いつもながら感心している。

 こいつはただの貞操帯ではない。パソコンで作られた、絶頂寸止めソフトというプログラムが仕込まれているのだ。

 それも、各々のレズ奴隷の特徴を組み込んでいる。
 例えば、この丸山優実専用のソフトというように……

 各々のイク、タイミングをしっかりと把握し、それに対応して責め抜くのだ。

 自分の配下にいる女学生のデーターは、すべて舞堂 葵という女学生が、亜津子に言われて作ったもの。
 後輩、支配下に入れた同級生の調教用プログラムなのだ。

 亜津子のかわいい子猫になる場合、調教される時に、こいつでまず、イク、タイミングと寸止めタイミングを一日かけて数値化する。あらゆるタイミングに即座に反応するように作ってある。これで、ひたすらランダムにイかせ続けることも出来るが……

 ひたすらランダムで寸止めにもできるのだ。
 こいつを使って亜津子は、君臨しているのである。

「あはっ!――」
 イク寸前の抜群のタイミングで止まるバイブ!
「エッチな声出すわね」
「お願いです、お姉さま! イかせて!」
「このテレビ見終わったらね」
 目の前でテレビを見始めた亜津子。その横で悶え続ける優実。どんなに気をそらそうとしてもこいつからは逃げられない。そういう態度に肉体が反応し、それを敏感にバイブが感じ取り、次の辛い攻め手を考え、動き出す。

「あふううっ!――」
 また絶頂寸前がきた!

「静かにしなさい優実。テレビの声が聞こえないわ」
 抱き寄せながら言う亜津子。サディストの真骨頂だ。

 ――おかしくなりそう

 ぐっと気合を入れて、手を握る。しかし、それに過敏に反応するバイブ!

「うぐ!」
 かわいい顔が、ゆがんでいく……
「もうすぐよ、もうすぐ終わるわ」
 そっと後輩娘を抱き寄せる。それが優実を辛くするのだ。

 この後優実は、三十分この状態だった。


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