すごい、すごい、すごい……

 ミセルバの激しい攻め。普段の温和なミセルバとは、ミクにされるがままのいつものミセルバとは大違いである。まるでリリスがミクを攻めているようだ。今のミセルバにはリリスの化身が憑いているのかもしれない。ミクの身体は喜びに満ちていた。下半身の穴をすべて愛撫され、快感が自分を虜にさせていく。
 ミセルバがミクに問いかける。

「ミク、気持ちいい?」
「ああっ、は、はい」
「うふふ、もっといっぱいしてあげるわね」
 そう言うとミセルバが再び下半身に顔をうずめる。ビクビクとお尻と腰が動き回る。それを抱きかかえるようにミセルバはしっかりと受け止める。だが恥ずかしさを増す行為が始まった。

 あ!――尿道を弄られたのだ。

 う、うそ?――

 顔を真っ赤にし始めるミク。お尻の穴にも抵抗もあった。だが、尿道までされるとは思っても見なかったのだ。

 ああっ、だ、だめです。ミセルバ様。

 御領主は止める気配など全くない。むしろ勢いでやっているに等しい。舌でおしっこの出る穴を舌先がチロチロと動き回る。なぜかアナルより恥ずかしさが増す。理由は簡単。

 今までその穴には誰にも攻められたことがないからだ。

「うっ、んんっ、ミクうううう」
「あはあ〜ミ……ミセル……さまああ」
 初めての快感に酔いしれるミク。三つの穴はすべてミセルバに支配され始めた。




 放心状態のリリス。

 はあはあ〜ロット……さま。

 幾度となく攻められ続ける。止めてくれないのだ。ロットはあれからまだ一回もイッテいない。我慢に我慢を重ね耐えている。とにかく必死に腰を動かしている。リリスはもう何回イッたかはわからない。そのたびに今や部屋中に聞こえるように声を出すリリス。もう、リリスにはどうしようもない。思考さえもない状態だ。だがある意味因果応報かもしれない。焦らして我慢させる喜び教え込んだのはリリスなのだから。
 舌をリリスの舌に絡めぐいぐいと入れていくロット。もう何回この行為をしただろう。そして唇を離すたびにリリスのけだるい表情を見つめる。

 ああっ、ロットさま――


 逆にその少年の表情を見るたびに逆らえなくなるリリス。悪魔に、いやこの場合は天使に魅入られたと言ったほうがいいかもしれない。ロットのかわいい顔が今日はたくましく見える。そしてまた唇が近づく。
 自然と受け入れるようにリリスが口を開く。

 んんっ、ん……

 熱く熱く力強いディープキス。腰がまた動き出した。リリスの下半身を狂わせる腰使い。

 あううっ、だ、だめ……もうだめえええっ!――

 そういう思いを無視するかのように今宵のロットの腰はひたすら動き続けたのだった。


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