読者の方からリクエストがあり、 途中掲載することにしました。
いずれ、最初から書き直し、設定を更新する場合もありますので、よろしくです。

暫定キャスト

御母屋冴子 ロングの髪

江井玲子 眼鏡の似合う知的美人

ミク ロリ顔 日本人と外国人のハーフ ちっこいお胸が自慢

エラリア 一番年上

春麗 中国系の美人

ミセイヤ 両性具有。みかけは完全な女性。だが、女性器も男性器もある。髪型はショートカット。
     しゃべり方は僕口調 女性として扱われている。

            未知の脅威 淫戦!

                                 筆者 あーくん

 第1章



 現在から80年後の未来……
 人類は、宇宙航法を確立し、惑星開拓が進められていた。

 今や、太陽系を飛び出すのに、一ヶ月で行ける時代になったのだ。
 光よりも早い速度で航行が可能になったためである。
 だが、未知の脅威は必ずある。

 この物語は、その脅威にさらされた、女達の壮絶な淫虐の日々をつづった物語である。



「本当に……これ被害者?」
 冴子が悦楽に満ちた顔で、死んでいる女戦闘員を見る。
 喜びに沸いたまま憤死したような表情の死体なのだ。

 そして目が赤い。

「そうよ、これが特徴なの」
 もう一人の女戦闘員が、つぶやくように答えた。
 彼女の名は江井玲子。

 職業は女傭兵。宇宙傭兵といわれる身分だ。
 宇宙傭兵とは、発見された未開の惑星などの調査、開拓をする職務。
 本来なら、地球連邦の正式な宇宙飛行士が行う役目なのだが……

「これも特徴なの?」
 真っ赤な目で、悦楽の表情で死んでいる女の股間を指差す。
 何かを産み落とした後のようなものがある。
 そして……大量の液体。

「ええ……」
 同じ職業の女傭兵の死体は何度でも見たことはある。が、喜びの表情の死体を見るのは初めてだ。
 さっきから質問しているのはみな同じ女性である。
名前は御母屋冴子。
 こちらも宇宙女傭兵。

 宇宙傭兵とは、地球連邦に雇われている連中のことだ。
 本来なら、連邦宇宙飛行士がやるはずの事を、なぜかこの傭兵がやっている。

 理由は簡単。

危険だから。

 未知の惑星開拓というのは、冒険ロマンはあるが、実際は非情に危険な任務である。
 だから、宇宙傭兵をやとって、先鋒部隊として捜索させているのである。

 そして安全が確認されるとエリートの飛行士が調査するというわけ。
 開拓は絶対に必要である。
 なぜなら、地球の資源は底を尽き始めているからだ。
 凄まじい勢いで人口は増え続けている。
 住むための宇宙コロニーもどんどん作られているのだ。
 そして、コロニーを作るにも、太陽系の惑星では無理。

 惑星の資源が使えないのである。

 太陽系の惑星では資源が使えない。
 
 そこで地球連邦は、宇宙民間会社を使って、危険な惑星開拓を始めた。
 正式な宇宙飛行士ではなく、宇宙傭兵を雇って、未開拓惑星の調査をさせている。

 しかし、彼女達が危険もかえりみず傭兵になるのはなぜか?

 それはずばり……

金だ!

 金!

 報酬が一般サラリーマンとは桁違い。
 サラリーマンの平均年収が、一ヶ月で手に入るほどの高収入なのである。
 福祉や労働手当ても充実している。

 そこまで民間会社がお金を出せるには理由がある。開拓した惑星は、その民間会社が、資源の発掘権を独占できるからだ。地球連邦はあえてその開拓独占権を認め、かわりに危険な調査と税金を徴収しているというわけ。

 お尻がクイクイと動いている。これは冴子のお尻だ。
 彼女達は、密着した簡易タイトスーツ型宇宙服を着ている。
 宇宙服というと、アポロ宇宙飛行士のような分厚そうなモノを浮かべるかもしれないが、それは過去の話。今は、ファッション化までされている。
 さらにこの惑星には地球と同じ酸素などの大気がある。

 その気になれば裸でも大丈夫というデーター解析で出ている。
 ただ、未知の惑星だ。未知のウイルスもあるから、最低でも簡易宇宙服は着るのが常識。

 ここは、開拓基地の最前線の場所。
 ここには、開拓傭兵が、20人以上はいたらしい。
 すべて女性であった。

 だが、ここに救援にきた冴子と玲子、他4人は、5人の死体しか見ていない。
 それもすべて……

 目を真っ赤にして悦楽に満ちた死体なのだ。
 そして、何かを産み落としたような後もある。

「異性物にやられたと考えた方がいいわね」
 冴子が、グッと気合を入れる。
 かがむと、ふくよかなおっぱいが、プルンと揺れるほどの大きさ。
 ヒップも申し分ないほどの形のよさ。

 ファッション型の簡易宇宙服は、ヒップや胸のラインがくっきり映る。
 女性の間では大人気の宇宙服だ。

 髪はロングタイプ。
 気の強いお嬢様タイプである。
 根性もありそうだ。でないと女傭兵などやっていけないだろう。

 対して、玲子は、女博士という言葉がよく似合うタイプ。
 メガネをかける知的美人。
 冴子ほど、大きくはないが、魅力ある美乳である。
 冴子ほど、大きなないが、魅力あるお尻である。

 玲子が、行動記録を調査できるシステムを見つけた。
 この基地には、あらゆる監視カメラや、データーを記録できる装置があるのだ。

 それを、スマホのような形のデーター端末機で引き出している。

「駄目だわ……全部壊れてる」
「修復できないの?」
「ここでは無理ね。一度、ファルコン号に戻りましょう」
 お手上げという感じの玲子。

 データーが見れないと、この基地で何があったか詳細がわからない。
 二人は仲間が待つファルコン号という宇宙探索船に戻ることにした。



 惑星ファン。
 それがこの惑星の名前。直径100キロの小惑星。
 ファン博士という人が、5年ほど前に発見した。
 太陽系から、ちょっとはなれたところにある小型惑星だ。

 最初は発見されても見向きもされなかった。
 ところが、鉱物資源が、コロニーなどの資源に使えるとわかり、
 地球連邦は、民間会社に調査を依頼。
 調査権と掘削権等の権利を、見事買い取ったのが、冴子たちを雇っている民間会社だった。即座に調査が行われた。

 結果は、未知の無害ウイルスや小型微生物が存在するだけ。
 後は、すべて鉱物資源だらけ。これほどおいしい惑星はない。
 すぐに、採掘工事が始まり、宇宙建設員が派遣され、資源の発掘が始まったのだ。
 それから、一年ぐらいは順調だった。
 いずれは、ここにリゾートの街を作ろうと計画があったぐらい。

 だが、一ヶ月ほど前から、男性作業員は惨殺され、女性作業員は、悦楽の表情で死体が発見される。
 ついに、作業船団は撤退。
 代わりに傭兵部隊が派遣されたのだ。

 だが、その傭兵部隊も、一ヶ月前に消息を絶った。
 そこで、第二部隊として、彼女達が派遣されたのだ。

 ここまで危険なら、惑星を放棄するのも手だ。
 だが、この惑星のあらゆる権利を、膨大な額で買い取った会社は、
 そんなことはできない。

 危ないから、放棄では、株主は納得しないのである。
 すでに、10年以上の独占権を獲得するために巨額のお金を支払った民間会社。
 なんとか、この未知の脅威を取り除き、また作業員が、安心して仕事が出来るようにしてほしいのである。

 惑星ファンに着陸しているファルコン号。
 乗務員は6名。本当は前回の傭兵数を上回るのが正しい捜索だろう。

 が、屈指の傭兵達さえ今回の事件に不安を抱き、人員が集まらなかったのだ。

 だが、その事は……ある意味チャンスでもある。

「壊れたファイルの修復はできたけど……」
 パソコンのプログラムで修復を試みたらしい。
 どうやらファイルは直ったようだが。
「まだ何かあるの?」
 冴子が、まだ終わらないのという顔だ。

「パスワードの解析がかかるわ」
「そうか……」
 基地の秘密事項にあたるのだ。パスワードなしでは見れないのは当然だった。

「なんでこんな喜んだ顔してるの?」
 ヒョイとロリ顔の子がでしゃばってきた。この子の名は、ミク。
 一番最年少の娘。

「それが特徴なのよ」
 謎の悦楽の表情。しかも女性だけ。

「ふ〜ん」
 不思議そうに見るミク。彼女は、日本人と外国人のハーフだ。
 体型もかわいいタイプ。ちっこいお胸が自慢の一つ。

「次の嵐までに調査が終わるのは無理ね」
「ええ……」
 玲子が答える。
 嵐とは、宇宙気流のことだ。

 この惑星は、10日に一度、宇宙気流に覆われる。
 期間は一ヶ月。そして、また10日晴れる。

 これを繰り返しているのだ。
 そして、これが非常にやっかいなのである。
 宇宙気流が覆っている間は、外部の連絡も、外部からこの惑星に来る事も不可能。
 一度宇宙気流が覆うと、一ヶ月は音信普通になる。

 だから、前の第一部隊も、一ヵ月後でないと調査、救援さえできなかった。
 そんな惑星の環境だが、ここの資源は絶対に必要なのだ。

 このおいしい資源を捨てるわけにはいかない。

「ねえ、嵐の間はどうするの?」
「そのたびに帰るわけにはいかないのよね〜」

 宇宙気流は、大気圏の外部で暴れる。
 つまり、内部はいつも穏やか。
 この惑星は、非常に適温で過ごしやすい。
 ただ、外部と一ヶ月も連絡ができないのが玉に傷。

「まあ、一年間の食料もあるし。武器もすべて揃ってるから」
 冴子さんは余裕の表情。さすがはリーダー。
 宇宙では、未知の異生物との戦いなどしょっちゅうである。
 地球の科学力はすごい。対異生物銃や、装備なども傭兵達はバッチリだ。

 だが、それでもやられていた傭兵たち。 
 男の傭兵は遺体が切断、惨殺。女性の遺体は、なぜかほとんど傷がない。

 そして気持ちよさそうな表情で、死んでいる。
 これはどういうことか?

「三人が帰ってきたわ」
 三人とは今回だけチームを組んだ女傭兵のこと。
 いつも冴子は、玲子とミクの三人でチームを組んでいる。

 しかし、今回は、数が少なすぎるということで6人でチームを組んでいる。
 それでも少ないが。

 その惑星ファンの日が暮れていく……
 ここの一日の周期は、地球とほぼ同じ。
 太陽のような恒星が、このやさしい気候を作っている。

 だが、彼女達は、知らない。

 この惑星には、未知の脅威の生物がいることを。
 その生物との、壮絶な淫闘が……
 一ヶ月ほど前にあったことを……

 そして……
 宇宙気流が覆ってから……再びその淫闘が始まるということを……



 第2章 始まった淫闘



 宇宙気流が、大気圏の外を覆い始めた。
 だが、地上からはわからない。
 捜索を続けている女傭兵たち。

 冴子と4人の仲間達は、相変わらず捜索を続けている。
 今日もいい天気だ。穏やかな気候である。
 だが、簡易宇宙服スーツは着ている。
 地球とほぼ同じ環境ではあるが、やはりいざという事があるからだ。
 それに、異生物との戦いがある場合は、絶対に必要である。

「はい」
 玲子から連絡。
 やっとパスワードの解析が終わったとのこと。
 今度は、ファイルの膨大な映像とデーターを見る作業に入るらしい。

 ここ一ヶ月の基地のあらゆる場所の監視映像が再生される。
 基地のあらゆる場所にあるカメラ。
 そのカメラから取られた映像。この基地の出来事、一ヶ月ちょいの映像データーが
あるのだ。この映像には、あらゆる場所の動画が残っている。

 トイレだろうが、個室のプライベートルームだろうが、すべてだ。
 だから、パスをかけ、重大な事故や調査以外は、絶対に見られないようにしてある。
 女性のプライベートもばっちり掲載済みだから。

「どう?」
 捜索から帰って来たエラリアと春麗、ミセイヤを迎える冴子。

「異常なしよ」
 エラリアが元気いっぱいの声で答える。
 運搬車のような自動車に乗っているが、これは装甲車だ。
 捜索する場合は、必ず二人一組。
 それが決まり。

「基地の人、全部で20人以上はいたって聞いたけど」
「そうよ、発見されたのは十人」
 基地にいたのは、男性9人と女性5人。
 みんな死亡だが。

「残りはどうなったのかしら?」
「それを探しているのですよ」
 エラリアに言う春麗。

 彼女は中国系の美人だ。
 エラリアと非常に仲がいい。昔からペアで傭兵をやっていたらしい。

「生命反応がないからどうしようもないわね」
 冴子が持っているスマホのようなものは、生命反応に反応する装置だ。
 これで地球人の反応を探しているのだが。

「今日は終わりましょう」
 もう5時間は探しまくっている。
 今日は終わりに決まった。
 二台の装甲車が草原を走っている。
 
 向こうには山が見える。
 明日はあの山に行く予定らしい。

 その装甲車を……

 何かが見つめている……

「ウ……ギギッ……」
 小高い山の上から装甲車両を見ている目……

 いや……片目しかない……
 じゃなくて、目が一つだけ!

 1メートルほどある蛇のような生き物だ。蛇の王様コブラのように動いている。
 その蛇の頭に、巨大な目が一つだけある。
 その目が、ギョロギョロと動いて、装甲車を見ているのだ。

 足もない。まさしく蛇。
 そして、皮が固そう。鱗だろうか?
 硬そうな鎧に覆われているといったらいい表現だろう。
 さらに、節足動物のように節があり、それが柔らかく動きながら進むようになっている。

 粘液を、目の下から出しているようだ。
 結構綺麗な皮。
 だけど、気持ち悪いという感覚はある。
 さらに、目が怖い。この目で睨まれると、蛙が蛇に睨まれたような状態になりそうな目だ。

 一匹だけいる。
 辺りには仲間もいない。

 装甲車が視界から消えていくまで、じっと見つめている。
 おそらくこいつが、元凶なのだろう。

 蛇型の異生物は、ゆっくりと消えていった……



 その頃……
 冴子達は、大変なものを見ていた。

 ファルコン号に帰還した直後だった。
 慌てふためいて、玲子が冴子達に動画を見せる。

「な、なによ……これ!」
 びっくりするのも無理はない。
 
 蛇の頭に一つ目の目玉が一個……
 そういう風貌をした異型の生物が、基地内をうろうろしているのだ。
 あの蛇である。

 さらに、女傭兵の戦闘服の股間と乳首に赤い透き通った未知の生物がへばりついているのである。だが、なぜかそれを取らずに耐えているような表情の女性が映っている。

 以後は映像の中の会話。

「真由美もやられたわ!」
「畜生! こんな馬鹿な……んっ……んあああああっ!――――」

 悶える女戦闘員。ぴっちりスーツの股間にへばりついているモノに、凌辱されている。
 だが、それを取ろうともしない。

 十分ぐらいの映像だが、3人の女はみな同じ方法で犯されている。

「もう……いいわ」
 これ以上見たくない冴子。

「気が重いわ……これを今からずっと……見ないと……」
 早送りで見ているのだが、女性に関してはこういう映像ばかり。
 そして、男は容赦なく殺されている。

 まるで男は敵のように……


「ひどいものね」
 エラリアが生理的に受付けないようだ。一方のミセイヤは怒りに震えている!

「許せないな! 絶対に!」
 少年口調のミセイヤ。実は彼女は両性具有。だけど、女性として扱われている。

「すぐに本部に連絡……って……無理か」
 その通り。

「バリアは張ってる?」
「もちろんよ」
 ファルコン号の外に、対生物用のバリアを張った玲子。
 これがあれば、侵入は不可能。

「ねえ〜 私達……今から一ヶ月もここにいるのよ」
 さすがに不安になったエラリア。
「大丈夫、こいつの性能は最高級だから」
 ファルコン号には、あらゆる事態のための対策道具や、防御システムがあるのだ。

「とにかく、分析は、玲子に任せるわ」
「ミクもいい?」
 玲子は一人だけでは限界があると判断。
「あ、は〜い」
 言い方もかわいいミク。まるで少女のように。
 ミクも分析を担当することになった。



 それから一時間ぐらい経った。
 相変わらず冴子、玲子、ミクは、映像を見ている。

 映像は衝撃だった。特にこの未知の生物は、形態を変えているのだ。
 蛇の姿をしているのを第一形態とすると、今、この映像を見ているのが、
 第二形態。

 その姿はずばり恐竜だ。
 小型の肉食恐竜のような形態なのだ。
 それが基地内をうろついている。

 そして、この姿の時に、男を殺しているのだ。

「こういうタイプはよくいるわ」
 冴子が今まで戦ってきたタイプにいるらしい。

「こわ〜い」
 ミクは初めてのようだ。

「こういう敵は見たことがないです」
 両性具有のミセイヤは初めて見るタイプらしい。

「銃弾をはじいているわね」
 銃弾はまったく効かないようだ。
 逆に刃物は効果がある。

 戦いの様子を見ている4人。
 だが、戦闘の結果は無残なものだった。とてもここで書きたくはない内容だ。

 残りの二人は、自由時間らしい。

「ふう〜」
 気持ちよさそうにシャワーを浴びるエラリア。
 ふくよかなおっぱいに、液体が流れていく。

 エラリアは、このチームでは一番年上だ。
 その年上にふさわしい肉体をしている。
 その肉体に……

 春麗がそっと寄り添った。
「怖いですね〜」
 ゆっくりとおっぱいを揉みながら言う春麗。
 もちろん、エラリアのだ。

「あっ……駄目って……気に……しても……仕方ないじゃない……」
 ゆっくりと乳を揉まれ、快感モードに入っていく二人。
 二人はレズの関係。

「うふっ……さあ〜楽しみましょう」
 春麗がエラリアをしっかりと捕まえるように抱きしめる。
二人は快楽の渦にはまっていく……




「んっ、もう嫌よ! お願いイかせてええええええええっ!――――」
 映像の中の女性がわめいている!

「イかせて?」
「そ、イキたいのよ」
 玲子がちょっと恥ずかしそうに言う。

「イキたいって……絶頂のことよね」
「そうよ」
 冴子に答える玲子。

「つまり……あのへばりついた生物は、性感を刺激しているってわけ?」
「ええ……」

 映像の中の女性が、手をギュッと握って耐えているシーンが永遠と続いている。
 これまで見たのは、男性の惨殺シーンとこの映像だ。

 この異生物を取り除けない理由もわかってきた。
 スーツの内部に触手のように入り込んだら、内部にへばりつき、銃で粉砕しないといけない。だが、まさか股間に向けて銃は撃てない。

「男が使っている銃は、私達が持っているものと同じよ」
「まいったわね」
 冴子がつぶやく。

 もし襲われたら、同じ目にあう可能性が高い。

「でも、この時点では、女性は一人も殺されていないわね」
「そうよ、それがこの異生物の特徴よ」

 女性達にはへばりつくが、誰一人危害を加えられていない。
  
 再び映像。

「だめよ!どこへいくの!」
「イかせてほしいのよおおおおおおっ!――――」
 股間を押さえながら、叫びながらどこかへ行こうとしているシーンがしょっちゅうある。

「どこかにイケば、イケるってわけ?」
「そう……みたいね」
 意味がよくわからない三人。

 ミクはただただびっくりするだけだが。

「気持ち悪いな……本当に」
 女性の性器にへばりつくという行為が生理的に受け付けられないミセイヤ。

「冴子、明日からの捜索はするの?」
「やめたほうがいいかな?」

 捜索は中止に決定した。
 
「後、基地内部の破片などを分析してみるわ」
 基地から持って返ったサンプルの物質がいろいろあるらしい。
 気になったところを、持って帰ってきたのだ。

「でも、生物銃の効果はあるわ。それがわかっただけでもよしとしないと」
 男が対生物銃で、不気味なヒル型生物を撃って粉砕しているシーンがある。
 生物銃は、レーザータイプの銃だ。
 銃弾でなければ効果はあるのだ。だが、無数のヒルに襲われ……

 結局、身体を食い殺されていた……
 徹底的に男は惨殺……

「対生物銃の改良も必要ね」 
 直線に飛ぶレーザー弾ではなく、散弾レーザーが必要と判断。
 この宇宙船にはそういう改良も出来る装置がある。

「とにかく就寝時間になったら寝る事! いいわね!」
 冴子が命令する。


 いよいよ明日から……
 戦いが始まるのだろうか?



 戦いは次の日から即であった。

 朝食を済ませた直後に、異生物反応が、ファルコン号の外からあったのだ。
 あの一つ目目玉の蛇を発見。

 堂々とこちらに来るではないか!

 一メートルほどの大きさの蛇がこちらに向かってきている。

「あれよ……映像に映っていたのは!」
 外部監視モニターに映っているのはあの目玉つき蛇だ。
 まだ恐竜型ではない。
「戦闘配備!」
 冴子が叫ぶ。

 ゆっくりとファルコン号に近づいてくる。
 後、数百メートルというところだろう。

 ファルコン号はバリヤによって、周囲50メートルは侵入できないようになっている。
 問題はこれが効くかどうか。

「どう? 今までのデーターにある?」
 異生物の種類などを分析中の玲子。
 だが、今まで見たことにないタイプ。
 恐竜型データーも蛇型データーもいっぱいあるが、どれも適合データーはない。
 高性能コンピューターが、適合異型生物のデーターを探している。

 巨大目玉のついた生き物は、ついに電磁バリヤーの前に来た。
 そのまま突っ切ろうとする!

 バシイイイイイッ!
 異型の生物に強烈な電流が流れる!
 驚く蛇生物!

 バリヤーから離れ、自分にまとわりつく電磁波を取り除こうとする。
 その様子を見るファルコン号のチーム達。

「まだ生きてるわよ」
「アレをまともに食らって生きてるなんて」
 生命反応はある。

「でも、侵入はできないようね」

 蛇の化け物は死んではいない。
 だが、電磁波はまだまとわりついている。
 これは生物が生きている限りまとわりつくタイプのものだ。
 こうやって異性物のパワーを弱めていく。
 それが嫌なのだろう。ゆっくりと地中に潜り始めた。
 そして、土に混ざり合うような動きを始めた。

 すると、電磁波は弱くなり始めた。
 地中に入るとまとわりつく強度が弱くなる。

 そして……出てきたのだが……

「え?」
 6人は目を丸くする。
 卵だ。

 黒い卵が出てきた。
 いや、正確には、蛇の頭だけになったのだ。
 つまり、胴体の部分を切り離したのである。
 電磁波は胴体だけにまとわりついている。

 頭部だけでウニョウニョと動いている。

 楕円系の頭の部分が、卵のように見える。
 真っ黒の卵。
 光が反射して、黒光りを帯びている。
 
 そして……

 卵の中央部分に……
 あの目が……あらわれた。
 パカッというような雰囲気で目を開ける。

 卵にバリヤの電磁波はない。
 卵の大きさはダチョウの卵ぐらいある。
 そこに目がビクビクと動きながら存在しているのだ。

 気持ち悪い。
 さらになにやら体液を出している。
 モニター越しでもこれだけ気味が悪いのだ。

 あんなものが近づいたらもっと嫌だろう。

「あっ!」
 なんと、黒いダチョウの卵が、電磁波バリヤーに突撃を開始!
 性懲りもなく、何回もはじかれては、また突っ込んでくる!

「頭はあまりよくないようね」
 エラリアが笑みをこぼした。基本的に何回も同じことを繰り返す生物は頭がよくない証拠でもある。

「うん、確かに」
 ミセイヤも笑っている。この余裕が大事でもある。
「先手を打ちましょう」
 冴子は、バリヤーの内側から攻撃を開始するらしい。

 この電磁バリヤーは、あらゆる物質をはじく!
 だが、裏側からは、発射された弾丸等を受け入れて、外に出す特殊バリヤーなのだ。
 簡単にいえば、内側から外への攻撃は容易だが、外から内にはまったく出来ないというわけ。

 あらゆる武器を持って、6人の傭兵は、内側から攻撃を開始することを決めた。



 無駄なことを何十回もやっている蛇の頭。
 中に入れなければ、美女6人には近づけない。

「発射!」
 レーザー銃が撃たれた!
 対生物銃だ!

 サッと、目の部分を閉じて黒い卵は、構える!

 レーザーが卵を包んで、衝撃等を与える!
 吹っ飛ぶダチョウの卵!

 だが、駄目だ、効いていない。吹っ飛んだが黒光りしたままだ。
 次に、火炎放射器!

 巨大な火の塊が、黒卵を襲う!
 灼熱の火に包まれる卵!

 だが、意に返さない!
 火が消えると目がまた開く。
 次は、弾丸!
 強力な強化カーボンさえも、打ち砕く特殊弾丸だ!

 カキーンッ!
 
 いとも簡単にはじかれた!

 今度はレーザー銃!

 レーザー弾が卵に直撃!
 しかし、平気だ。

「ちょっと……どうなってるの?」
 なんにも効き目なし。
 冴子達が驚く。

「お手上げじゃない」
 エラリアがつぶやく。だが、まだまだ余裕。
 こういう場面はいくつも見てきたからだ。
 未知の生物ではこういうことはよくある。

「まあいいわ、データーは取れたし」
 とにかく、バリヤー内には入れないのを確認しただけでも収穫と考えた冴子。

 ん?

 卵がバリヤーに突撃するのをやめたようだ。
 代わりに卵の目がこちらを見ている。
 じっと見ている。

 まるで、女の身体を調べるように……

 ――嫌な視線ね……

 生理的に受け付けない視線を感じた冴子。

「対策を練りましょう」
 冴子たちは船内に戻る。バリヤーさえ超えなければ今のところ怖くはない。
 玲子はこの様子を映像でばっちり撮った。
 早速、分析が始まった。



 黒い卵の目は、じっとしているようだ。
 何か考えているのか?

 いや、入れないので、ただ困っているのだろう。
 その程度の知能だと思われる。
 女傭兵達は、モニターで蛇の監視をしながら、対策会議。

「結局、弱点はあの目だけってこと?」
 分析結果では、あの目をやらないと倒す事はむずかしいという結果だった。
 あの目が本体で、蛇型や恐竜型の肉体を入れ替えたり出来るのだろうと予測。
 だが、この分析結果は、基地でもとっくにされていることだった。

「基地の電磁バリヤーは、どうして効かなかったのかしら」
「誰かが内部に持ち込んだとか」
 ああでもない、こうでもない。話は続く。

「消えたわ……」
 玲子がつぶやく。

「消えた?」
 あの卵が、消えたらしい。
 外部監視モニターから卵が消えたらしい。

「仲間を呼んでるのかも」
「ありうるわね」
 
 だが、ダチョウの卵は仲間を呼んだのではない。
 
 なぜなら……彼は……この惑星のたった一匹の……

 原生生物なのだから。


 黒い卵の尻尾にあたる部分から、触手が伸びた。
 それはどんどん伸びていき、地中に潜っていく。

 ここは、ファルコン号から2キロほどの距離だ。
 見られたくないので、ここで何かをやっているらしい。

 実際は丸見えであるが。

 そして……

 卵の周りに、植物のように触手がずらりと生え始めた。
 これこそ、この生物の攻撃手段。
 さらに、触手たちは分裂を始め、近くの木や草原に近づく。 
 この惑星の木や草原は、色が赤いのが特色だ。
 その木や草の根に……

 入り込んでいく……

 何をやろうとしているのか?


 その頃……

 こちらでは……

「つまり、一ヶ月このままでいろというわけ?」
「そう」
 結論が出た。様子見しろということだ。

「電磁バリヤー破られたらどうするの?」
「破られないように、場合によっては、増幅させる必要があるわね」
 さらに冴子は続ける。

「もしもの時は、ファルコン号を浮かせましょう」
 浮いていれば、危険度も下がる。だが、その間はエンジンを使うのでエネルギーがいる。
 一ヶ月、空を飛ぶわけにはいかない。
 本当は大気圏から脱出すればよいのだが、宇宙気流があるのから一ヶ月それは出来ない。

「どう? 動きはないの?」
「ないわ……あっ!」
 玲子が叫んだ。

「地中に反応あり!」
「地中?」

 なるほど、地上からではなく、地中から攻撃するつもりらしい。
「360度の方向から迫ってるわ」

「電磁バリヤーを最大出力上昇!」
 冴子が命令する!

「OK!」
 電磁バリヤーは地中にも対応している。

 地上も地中も、周囲50メートル内部には侵入不可である。
 だが、この黒い生物から枝分かれした触手は……

 おそるべき方法で攻撃してきたのだった。



 それはまず、電磁バリヤーの周りを固め始める。
 ファルコン号の周りは周囲50メートルの電磁バリヤーが、地上、地中を東京ドームのように覆っている。その周りを人海戦術のように、巨大な触手が次から次に、覆い始めた。
 電磁バリヤーは、ある程度の重いものは弾き飛ばせずにそのまま侵入だけを防ぐようになっている。だから、東京ドームのドーム状バリヤーを囲み始めたのだ。

「なによ……これ」
 冴子達は、こんな攻撃は初めてだった。
「でも中には入ってこれないわ」
 確かにそうだ。
 だが、外部の光は完全に遮断。

 真っ暗闇。
 
 同時に、船内は自動照明が点灯。
 一気に夜になる船内。

「玲子、発進準備」
「え?」
 ちょっと驚く玲子。

「もしもの時は、飛ぶのよ」
「OK]
 何かあれば宇宙船を浮かすつもりらしい。

 おびただしい量の巨大触手がバリヤーの周りを囲んでいく。
 何百本もだ。
 これは全部あいつが、作り出した触手が分裂して増えた結果らしい。
 黒い卵の目の玉は、離れた場所でじっと様子を伺っている。

 そして、バリヤーにより、ドーム状になってしまった触手をさらに上部へ集まるように指示を始めた。
 バチバチと電磁波が触手をはじく。
 その上を、電磁波を嫌がりながら這って行っているのだ。

 何を狙っているのだろうか?

「小さくなってるわ!」
「ええ?」

「バリヤーの範囲が小さくなってるのよ!」
「なっ!」

 驚く冴子!

 ――そうか! そういう手があった!
 気がついたリーダー!

「え〜 なんでですか?」
 ミクはわからない。

 電磁バリヤーはどんな重さの物でも防げるわけではない。
 ある程度の質量の重みに、耐えられなくなるのだ!

 蛇の頭の卵は、頭が悪いんじゃない!
 かしこいのだ。

 質量を重くして、潰すつもりらしい。

「玲子、緊急浮上!」
「OK!」

「浮上と同時に、艦首を90度上に向けて!」
「ええ?」

 上に向けてどうするのと思った玲子。

「艦首拡散砲をぶち込むのよ!」
 ドーム状のの真上に触手の大軍がいる。
 それを艦首拡散レーザー砲で吹っ飛ばそうというわけだ。

「いいけど、外部電磁バリヤーは使えなくなるわよ」
 船外部電磁バリヤーとは、船体のすぐ周りに使うバリヤーだ。
 拡散砲を使うと大きなエネルギーが必要になるので、バリヤーは使えない。

 そうなると、周囲を守っている電磁バリヤーを破られたら……
 一時的に防御がなくなる。

「構わない!」
 冴子が叫ぶ!

「OK!」
 玲子が返事をする!

 船体が上昇を開始!
 同時に艦首を天へ向けた!

「発射!」
 拡散レーザー砲がバリヤーの内側から広がっていく!
 180度近くまで拡散されたレーザー砲が、目の前の巨大触手を消滅させていく!

 まるでどこかの宇宙戦艦のように……
 その間をファルコン号は飛び立っていく!
 冴子が考えているのは、触手を完全に飛ばさないと、船体にへばりつく恐れがあるからだった。

 だが、それは読まれていた!

 消滅した触手生物の残りは、船体の半径20メートル以上は残っている。
 そいつらは、上昇して逃げようする船体を、ウニョウニョと追いかけ始めたのだ!

 ファルコン号は一気に加速はできない。
 最初は特に時間がかかる。
 さらに、拡散砲を撃ったので、エンジンのエネルギー出力が弱いのだ。
 上昇していくファルコン号に触手がいくつか絡みつく!

 それを見ている黒い卵の目……

「ウッ……ギッ……」
 焦っていないようだ。むしろ想定内であった。

 こうしてファルコン号は大気圏手前で飛行を始めたのだが……



「どうするの? このまま飛行を続けるの?」 
 エラリアが冴子に聞いてきた。
 少し考えている冴子だが……

「船外に生命反応あり!」
 玲子が、叫ぶ!

 触手だ。おそらく、へばりついて、増殖を始めているに違いない。
 ファルコン号は船外の生命反応にも即座に反応する。
「船外カメラの映像よ!」
 玲子が再び叫ぶ!
 増殖していくのがわかる。ものすごい勢いで増えている。
 この調子ならどんどん分裂して増えていくだろう。
 ここで即座に電磁バリヤーが使えれば、振り落とすのも可能だった。

 だが、今はエネルギーが足りない。

 だからといって、発進しなければ、重みで半径50メートルの電磁バリヤーは崩壊。
 触手が結局は船体にへばりつく。

 冴子が考えている。
 ここからの判断を誤ると……

「大気圏へ突入しよう」
「ええ?」
 またまた玲子が驚いた。

「なるほど……大気圏で触手を焼却しようってわけ?」
「そう!」
 船外にいる気味の悪い生物を大気圏で消滅させる作戦だ。
「OK! 全員、重宇宙服着用して!」
 玲子が命令する!

 冴子達は、戦闘服の上に重宇宙服を着用し始めた。
 


 戦闘服は簡易宇宙服にもなる。
 が、大気圏突入は、船体も高温になるため、必ず重宇宙服も着なければならない。
 重宇宙服とは、簡易宇宙服よりもさらに有害な熱や光を遮断してくれるのだ。
 アポロの宇宙飛行士の服に似ている。がっちりした頑丈タイプ。
 とても、胸やお尻は見えない。

 そしてその高温を利用しようというわけだ。

 同時に、もし、触手が内部に入って襲ってきても、この重宇宙服が、役に立つのだ。
 大気圏突入開始!

 
 船外映像は……

 駄目だ。大気圏突入中は、使えない。
 船内は高温状態。
 だが、重宇宙服がしっかりと防御。
 重宇宙服の酸素は24時間。
 それ以上は、ボンベの補給がいる。

「30分が限界よ」
「全部使って」
 大気圏の中にいられる時間は30分が限界だった。
 それ以上は、船体にダメージが入り始めるからだ。

 本来なら大気圏外に出て、そのまま宇宙空間へ……
 それが出来ない。

 ――30分もいれば……

 そう思った冴子。
 その判断は……

 普通なら正しいはずであった……



 本当なら大気圏から宇宙空間へ行きたい。
 しかし、それでは宇宙気流でお陀仏である。
 だから、再び小惑星ファン上空へ戻るのだ。

「後5分で、計器類が正常に戻ります」
 冴子達はじっとしている。

 大気圏を脱出。再び惑星の空中に戻る。
「OK」
 冴子が答える。

 ――これで……終わりだと……思うけど……

 だが……

 不安は的中した。
 計器類が正常に戻り始めた頃……

 船外の生命反応は……再び……
 反応を始めてしまったのだ!

「船外に生命反応あり!」
「なんだってええ?」

 冴子達が驚く!
 さらに、飛行中の船外の様子が現れ始めた。

 かなり弱っているが、たしかに生き残っているモノが若干いる。
 焼却されなかった生き残りだ。
 おそらく人海戦術のように一部の触手だけ、生き残るようにしたのだろう。

「くそっ!」
 舌打ちする冴子!

「化け物よ……」
 そうとしかいえないエラリア。春麗もミクも驚いている。

「信じられないよ」
 ミセイヤも放心状態だ。
 大気圏を30分航行して、生きているとは……

「こうなったら、船外に出て、直接浄化するしかないわ!」
 エラリアの提案!

「……ええ……」
「冴子、しっかりして!」
 お前は間違ってないという表情の春麗。
 これはもうどうしようもないことなのだ。

 だが、船外で浄化作業をするなら、着陸しないといけない。
「冴子! ファルコン号の重量が!」
 ファルコン号の重量がどんどん増えてきている。
 おそらく触手の重量が増えてきているからだ。

 この触手は自ら重量を増やせるらしい。
 ファルコン号のコンピューターシステムが、異常状態を警告している。
 船体重量が増えているので警告を発している!
 
「このままじゃ、不時着よ!」
「着陸して! 全員、船外作業を始めるわ! 玲子、マザー自動システムに切り替えて!」
 玲子もオペレーターの役目を終了。

 後は、コンピューターのマザーシステムに切り替え、自動的に対処させることにした。

 重宇宙服を着て……
 冴子たちの戦いが続く。




 着陸したファルコン号。

 システムをマザーに切り替えた瞬間、これまでの状況と、これからの事を自動で考えるマザーシステムが発動した。
「センガイ二、イケイセイブツアリ……イケイセイブツアリ」
 マザーシステムの声だ。

「タダチニジョキョネガイマス」
 船外の触手をなんとかしろとの警告。
「うるさいわね!」
 エラリアが、この無表情の声にイラッときたらしい。

「うおおおおおおっ!――――」
 溶解液を噴射する冴子達!

 この特殊溶解液は、あらゆる生命体を溶解、溶かしてしまう効果がある。
 酸に似たような液体だ。だが、船体には無害。

 当然、冴子達にもかかれば危険。
 宇宙船のハッチを開けて、即座に消防車のホースのようなもので、触手を溶かす!
 どうやら効果は抜群!

 これが弱点のようだ。

「このまま溶かしてやる!」
 冴子が恨みを晴らすようにホースで浄化!
 だが、触手はどんどん分裂して、増殖している。

 だんだん、ジリ貧だとわかってきた5人。
 最初は自分達の周りには、触手がいなかったが、少しずつ迫っているのだ。

 船体がどんどん包まれていく。
 このままでは、ハッチも危ない。
 すると……

「センガイ……デンジバリヤーボウギョノ……キョカヲシンセイシマス」
 マザーが船外電磁バリヤーを使う選択を許可してほしいといってきた。
「馬鹿やろう! 今使ったら、私達はどうなる!」
 ハッチの外で、懸命に浄化作業している時に、非情なことを平気で提案するマザーシステム。

 まあ、船体を守ることが第一にプログラムされているから仕方がない。
 船外の人間より船体を守ることを優先してしまうようになっているのだ。
 こういう許可を与えるかどうかは、スマホのような端末機で命令する。

 もちろん、待てだが。

「船内に戻りましょう、冴子」
「くっ!」

 もはや無理と判断。
 再び船内に戻る。

 とうとう、着陸して船体を包まれてしまったファルコン号。
 だが、最後の防御である、船外電磁バリヤーがある。

 復帰まで後一時間だが……

「ゲンインフメイノイブツノジュウリョウ! センタイゼンタイノ……ジュウリョウガイジョウデス!」
 触手の重量がどんどん増えてきている。
 それにマザーシステムが、異常だと言っている。

「このままじゃ、押しつぶされるわ」
 ミクが不安になっている。
 春麗もだ。

 ――駄目だ……もう手がない。

「タダチニジョキョヲ!」
 重くなっている触手を除去しろというマザー。

 だが、もう無理であった……



 ついに、重みに耐えられなくなったファルコン号!
 一部に亀裂が出来たのだ!

「センタイニ……キレツハッセイ!」
 即座にマザーが警告!

 とうとう内部に入ってきた!

 

 着陸しているファルコン号。
 その外では、ゼリー状の触手がうようよいる。
 そして、その後方に……

 あの目玉だ。
 状況を把握しているようだ。
 そして、目玉の使いのような触手の一部が、なにやら踊っている。
 目玉はそれに反応する。おそらく、情報を得ているのだろう。

 すると、目玉の後ろ、卵の後ろから、いそぎんちゃくのように小さな触手が伸び始めた。
 黒いダチョウのような卵を中に浮かせる。
 目玉がついた黒卵が、1メートルほど宙に浮いている。

「ウホッ! ウホホホホッ!」
 奇妙な声を出す。

 それはおそらく……

 歓喜のポーズに違いない。



 船内も必死に浄化する冴子達。
 だが、船内のあらゆる場所は、触手がウヨウヨ状態。
 もはや取り除くのは不可能だった。
 後は、自分達の周りだけが安全圏。

 マザーシステムが永遠のように船内の異物を除去せよと言っている。
 だが、もう不可能だろう。

 誰も通信機能を使ってしゃべらない。
 これからどうなるのかの覚悟をしているからだろう。

 ――すまない……みんな……

 リーダーとして、冴子は申し訳ないと思っているようだ。
 だが、最後までホースを使って、浄化を……

「あっ!」

 液が出なくなった!
 まだ、十分に量はあったはずだが。

「切断されたのよ!」
 玲子が叫ぶ!

 その通りだった。触手がホースの途中を壊したのだ!
 ようやく、それが理解できた、いや……
 理解してしまったらしい。

 ゆっくりとゼリー状の触手群が迫る。
 こんどは、重宇宙服だ。
 これも頑丈である。

 だが……この調子なら、まず間違いなく宇宙服を壊しにかかるはずだ。
 6人の重宇宙服に触手が次々と絡む!
 もがく冴子たち!

 ついに、拘束状態の冴子達!

 今日は、宇宙気流初日。

 ここから冴子達の快楽地獄の一ヶ月が始まるのであった……




 2時間ほど格闘していた冴子達。
 格闘と言ってもただもがくだけだが。
 ヘルメットの部分から、あらゆる場所に、まとわりついている。
 だが、どうしても重宇宙服が壊せないようだ。

 しかし、やつらなら……

 重みで潰すという手があるはずだが……
 なぜかそれをしようとはしない。代わりに粘液を出しまくっているだけ。
 おそらく、重みで潰した時、冴子達まで危害がくるからだろう。

 触手たちの目的は、冴子自身、その肉体……身体なのだ。
 大事な身体が重みでつぶれては困るというわけ。

 冴子達はこの二時間の間、ほとんど話をしていない。
 した話は、酸素がどれくらいもつかだけ。

 酸素が切れたら、脱ぐしかない。
 だが、脱げば、触手が……

「あっ!」
 とうとう気付いたようだ。そう、酸素ボンベの破壊である!

 酸素が破壊された冴子!
 もはや脱ぐしかない!

 脱いでも宇宙空間ではないので、死にはしないが。

「畜生!」
 このままでは窒息死だ。
 ついに、冴子が重宇宙服のヘルメットの安全装置を外して投げ捨てた!

 一斉に、ヘルメットの外れた部分から、ゼリー状の触手が入り込む!
 それを重宇宙服の分厚い手袋で掴み取る!
 しかし、次から次に来る触手に勝てるはずがない。

 とうとう、内部に入り込む!
 ついに、重宇宙服そのものを脱ぎ捨てた!

 次は戦闘服!
 戦闘服は、薄い密着タイプ。
 近未来ではこれで十分な簡易宇宙服になる。

 美乳とお尻がくっきり出ているセクシータイプである。
 その戦闘服に絡みつく!

「うわっ!――」
 気持ちの悪い感触が襲ってきた!
 身体中を嘗め回すように動き回る。そして、首の部分から、入り込もうとする!

 抵抗する御母屋冴子!
 だが、むなしい抵抗だ。

 とうとう……身体に直接……
 美乳から……股間へ……

 触手たちが一気にまさぐってきた!

 

 状況は同じだった。
 他の者も同じようにされている。

「うんあっ!――――」
 春麗が叫ぶ!

 柔らかい美乳を揉まれはじめたのだ!
 身体のあらゆる部分を、触診している!

 それに快楽を覚えてしまう女傭兵達。
 こんな状況で。
 その原因が、股間だった。

 性器にゼリーが入り込み、嬲り始める。
 思わず戦闘服の上から、股間を押さえる春麗。

 ――うっ……くっ……

 身体が高潮していくのがわかる。
 これは……間違いなく……

 触手に犯されているのだ!
 あの基地の映像と同じだった。
 身体中を嬲られていく6人の女傭兵達。

 そして、認めたくない性感が募り始める。
 ゼリー触手たちは、即座に性器を嬲り始める。
 まるで、調べるように。穴の形状を細かく調査しているようだ。

 簡易宇宙服はレオタードのように薄い。
 だから触手がウニョウニョと潜り込む様子さえ見れる。

 それがなんともいやらしいのだ。
 触手たちは乳首やクリトリスを執拗に触っている。
 まるで感度を調べるように……
 さらに、あらゆる穴に入り始めた。内部の肉の形状から、濡れ具合まで丁寧に調べている。

 ――んああぁぁ……

 冴子が心の中でせつなくつぶやいた。
 こんな状況でも、敏感な所を触られ続ければ、どうしても感度が出てしまう。

 ――くそっ!
 グッと感度を振り切る御母屋冴子!
 こんなモノにされて快楽を認めるわけにはいかない!

 しかし、こいつらは尿道や肛門にまで侵入している。
 特に尿道には違和感が走った!

「もう、やだああああぁぁっ!――」
 ミクが叫ぶ! かわいい声で!
 ロリ顔が鈍い快感に苦しんでいる。玲子も春麗もエラリアも悶え始めた。

 そして、ミセイヤ。
 彼女には女性器と男性器がついている。
 女性器は他の女傭兵と同じようにされているのだが、ペニスだけは別であった。

 そこを触ろうとしないゼリー状の触手達。
 だが、他の穴は執拗に調べられている!

「は、離せ……んあぁ……」

 切ない少年のような声をあげるミセイヤ。
 両性具有の女の部分だけを犯されているのだ。

 彼女達が悶え始める……

 そして……

 ゆっくりと……
 
 あいつは現れた。



 第3章 焦らし淫闘



 注意深く船内を調査。
 ゆっくりと蛇の頭が這っている。
 卵型から蛇型に形態を変えた未知の生物。
 これが移動する時の姿だ。

 恐竜型は主に戦闘用らしい。

 船内は触手だらけ。未だにマザーシステムがむなしく船内を除去せよと言っている。
 その声を無視するように蛇は奥へ這っていく。

 周りには仲間のように触手が渦巻いている。
 その中を堂々と這っていく蛇の頭。

 冴子達を見つけた。
 顔を赤くして耐えている冴子達。

 スッと卵の頭が近づく。
 調査をしているようだ。一人ひとりを目玉が見ている。

 が、ミセイヤを見て様子が変った!
 ペニスがあるのだ!

 これは男と判断!
 すぐさま恐竜型に形態を変えた!

 蛇の中腹部分から手や足の原形が伸びて大きくなっていく。
 さらに尻尾が巨大化。

 ついに、あの映像で見た恐竜型に変身したのだ。

 ――こ、殺される!

 ミセイヤはそう思った!
 男性はみな、惨殺されていたのだから。

 が……とまった。
 動きが止まった小型恐竜。

 それは、女性器がある事もわかったかららしい。
 状況を判断しているようだ。
 その間、ミセイヤはじっと震えている!

 すると、変形を戻し始めたのだ。
 どうやら総合的に見てこれは女性と判断したようだ。また蛇の頭に戻った未知の生物。
 そしてもう一度女傭兵達をチェックする。

――こいつ……サーペントか!

サーペントとは、蛇型異性物のことだ。
冴子は心でそう叫んだ!

 サーペントは、見ている。股間を押さえる傭兵、宇宙服の中に入って乳首を刺激されて悶えている傭兵、こちらを必死に睨む傭兵……

 様々な女傭兵達の表情を冷静に分析している。
 すると……

「うおおおおおぉぉっ!」
 冴子がレーザー銃をサーペントへ向けて発射した!
 戦闘服の中に侵入して、ゼリー状の触手にもぐりこまれたまま……

 拡散レーザーが、サーペントの胴体の部分を切り刻んでいく!
 が、頭部の部分である黒い頭は平気だ。目の部分はサッとまぶたが閉じてガード。

 ――くそっ!

 睨む冴子!
 冴子はなんとかしたいのだ!
 自分の責任でこうなったのだから。

「くわああああぁぁっ!」

 冴子が突然叫んだ。股間の奥深くにゼリー状触手が侵入したのだ!
 さらに、強烈な刺激が来た!

 ゼリーが……鱗に変形している。
 鱗自体は柔らかい。が、その適度な柔らかさが、膣の内部を悶えさせてしまう!

「冴子!」
 あまりの冴子のよがり声に玲子が声をかける!
 こちらもゼリー状の触手に犯されているが、冴子のように鱗攻めはない。

 蛇の頭がゆっくりと周りの触手を集めて、それを材料にしている。
 こうやって胴体を再生しているのだ。

 もはや弱点は明らか!
 間違いなく黒い卵型の頭部である。

 が、その頭部が倒せない!

「んはあああああああぁぁっ!」
 春麗とエラリアも鱗責めが始まったらしい。悶え声が船内に広がっている。
 続いて玲子とミク、ミセイヤも。

 女傭兵達は各々、いろいろな表情で悶え始めた!



 サーペントは去って行った。
 なぜかは理由はわからないが。
 残された6人の女傭兵。

 各々が悶えまくっている!
 膣内に入っている鱗型触手が、絶頂へ導くように出し入れを繰り返しているのだ。
 戦闘服を着たまま……

 股間辺りに染みがついている。あまりの淫液に染みているのだ。
 恥ずかしい液が戦闘服についている。簡易宇宙服である戦闘服は、内部の汗などを吸収して、外に排出できる特殊能力がある。

 こうやって体温や不衛生から守っているのだ。
 ファッション型宇宙服は、非常に薄く出来ており、濡れた部分は股間の形さえくっきりだ。非常にエロい!

 股間にもぐりこんでいる鱗型触手の形もはっきり見える。
 それがグニュグニュと出し入れをして、淫液加速をさせている。

「んんっ! んあああぁっ! だめえええぇぇっ!」
 玲子が悶えている。眼鏡をかけたままの悶える表情はたまらないものがある。
 身体中を鱗型触手に這われているのだ。その形がくっきりと戦闘服に映っている。

 このエロスは、非常に美しく、そしていやらしい!

 ――ど、どうすれば……

 悶えながら考え事をしている玲子。
 彼女は敵の分析とか、情報の収集や対策が主な任務。
 こんな状況でもなんとかしようとしているのだ。

 一方、中国系の美人という言葉が似合う春麗。
 淫靡な表情で身体をまさぐられている。
 レズ行為は大好きだが、こういう行為は大嫌い!

 エラリアも悩ましい。
 じっと耐えている。その表情がまたよい。股間を押さえているが、鱗触手を取り出すのは不可能だ。ヌルヌルしてとても無理。そのうえ、同時に淫欲が募る!

「だめ!」

 とうとう……イッた……
 イってしまった……

 こんなモノで……イク……なんて……

 エラリアにとって、傭兵達にとってはなんという屈辱。

 こうして女傭兵達は、数時間も身体を嬲られ続けた。
 だが、これはまだほんの……序盤の序盤に過ぎないのだ。



 第3章 始まった焦らし



 イキまくった。何回絶頂が続いたことか。
 それを認識せざるえない女傭兵達。
 サーペントが去ってから数時間が経っていた。

「ねえ……このまま……なの?」
「それしか……方法ないでしょ」
 冴子と玲子が話している。その周りで4人もいる。

 あれから鱗触手の徹底的な絶頂攻めに悶えた6人。
 が、ある時からいきなり感度と刺激が弱くなったのだ。

 そのため、なんとかお互いに話す事は出来るようになっていた。
 だが、鱗触手を身体から取り除く事はできない。
 ガッチリと密着して淫肉に入り込んでいるのだ。おっぱいの周りもグルグル巻くように食いついている。さらに、身体中にヌメヌメとまとわりついて、液体をずっと出している。
 この液体が、掴むことも排除する事も不可能にさせている。

 が、なぜか手足は自由。
 それが逆にもどかしい。

「な……んで……弱まったのかしら」 
 エラリアが玲子に聞いてきた。だが、情報分析のプロもよくわからないようだ。
 ミクがハアハア言いながら耐えている。ミセイヤもだ。

 そのミセイヤ。両性具有である彼女は、ペニスが勃起しているのだが、それに鱗触手が絡みついている。もう、何回も射精したらしい。勃起したモノは、くっきりと宇宙服から形が見える。

 それに……でかい!
 通常の男性器よりも大きく見える。その勃起物を押さえながら悶えているのだ。

「こいつら……除去する方法……ないの?」
 エラリアが恥辱にまみれながら再度聞く。だが、現状……方法はないのだ。レーザー銃や弾丸、溶解液などの駆除方法はある。が、これをするには人間の身体が邪魔。
 そう、人間に対して害があるのだ。だから出来ない。まさか、股間に向けてレーザーを放つわけにはいかない。

「む……り……今の所」
 玲子がつぶやく。幸いなのはしゃべれるような刺激で済んでいることだけ。
 だからみんなで話し合っているのだ。

 しかし、異様である。
 股間や乳首、身体中を触手に這われながら話をしているのは。

「ねえ……今の状況を……分析して……んっ……ああぁぁ……」 
 冴子のせつない声。この船内では監視カメラがいたるところで作動している。
 コンピューターはこれを分析する事も出来るのだ。
 この異常状況の分析と対策を、マザーシステムに分析させる手もある。

 実は、自動マザーシステムは切っていた。あまりにも異物を排除せよの繰り返しコールに嫌気がさして……

「わかった……わ」
 触手に絡みつかれながら、江井玲子はゆっくりと歩く。
 どうやらこいつらは、私達が何をするかまでは理解できないらしい。
 わかっているなら、マザーシステムを使って弱点などを分析させるのを阻止するはずだから。

 ――うっ……んああぁぁ……
 
 肛門に強引に入り込んできた。さっきまで肛門への責めはゆるかったのだが。
 顔をしかめながら、システムのモニターの前に来た。
 そして座り込む。

「うんあああぁぁ……」
 座った瞬間、お尻の穴からはみ出ていた部分の触手が肛門に強引に入ったのだ。
 椅子に座ったのでびっくりしたのだろう。たまらない感覚に襲われる玲子。

 だが、感じながらも、パソコンの前で打ち込みを始めた。


 それから15分ぐらいが経った。
 冴子達は、分析結果待ちの状態だ。だが、ここで辛い現実が始まっていた。

 それは焦らし責め。
 さっきから徐々に感度は上がっていくのだが、なぜか絶頂寸前で刺激が止まってしまう。
 それを繰り返されているとわかった5人。

 特に、ミセイヤは、ペニスの根元を縛れているようだ。
 それが辛いらしい。

「大丈夫?」
 ミクが辛そうにしながら尋ねる。
「うん、大丈夫……あっ……んああああぁぁ」
 ペニスがしごかれているようだ。だが、根元縛りではイクことはできない。
 戦闘服の股間からはいきり立ったペニスの形がくっきり映し出されている。
 ビクビクと暴発したいペニスだが、根元の縛りがそれをさせないのだ。

 ――ううっ……

 少年のような顔をしているミセイヤ。
 その耐えている表情が非常に悩ましい。汗だくだく。

 みんなもそうだ。玲子も。

 玲子も苦しんでいた。あれだけイかされて、今度は寸止めではたまらない。
 しかも彼女はパソコンで情報分析しながらだ。パソコンからは、この鱗状の変態触手の分析が出ている。マザーシステムは、映像でゼリー状から鱗状に変形した触手を映像から分析判断をしている。そのデーターを人間が見て判断するのだ。

 が、この焦らし快楽責めでは、身が入らない。

「うっ……んああああぁぁ」
 せつない声で悶える江井玲子。股間が熱い、非常に熱い。
 濡れそぼったあそこをしつこく責められているからだ。

 触手は細く変形して、尿道やアナルを支配している。

 ――やっぱり……不可能よね……
 
 この淫乱触手を武器なしでは取り除くのは無理。
 だからといって、自らの肉体に武器を撃ち込むわけにもいかない。
 そして、触手から出される液は、淫欲を高め、肉の感度をあげている効果があるという事がわかった。

 だが、そんな事がわかったところで、排除する方法はないので意味もないが。
 
 
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