昼間よく眠ると夜は眠れない。当たり前である。それはポポにも例外ではない。 ――寝れない。 ――くそ……眠れない。 ぐっすり昼間寝たおかげで夜の目はぎんぎんだ。眠気のねの字もない。ベッドでごろごろ動き回るポポ 無理して寝る必要もないのかもしれないが、それじゃあ何をすればいいのか。本当ならここでまた秘密の場所へ行くのだが……今夜は、そんな気分じゃない。むしろ寝て忘れたい。 ――はあ〜メルティーナ姉上、信じられない。 しかし考えるとまた股間が……大きくなる。ポポは今罪悪感に支配されている。 姉上の痴態……見ていなくても声だけで想像できる。それを想像することに罪悪感があるのだ。 ――うわっ、やだやだ。本でも読もうか……隠しているエロ小説でも。 でも、読み飽きてるしな。 忘れたい忘れたいと思うたびにあの声が……メイドからされている声が…… ――あうっ!あううっ! 横になって無理やり目をつぶっている。でも、あの声から逃げられない。 逃げられない…… 逃げられない…… 勝手に頭が想像している。自分の意志とは関係なく。すると…… 声が……変わっていく。声が…… あれ?違う…… だ、だめえっ!―― あそこは勃起状態……しかし同じ喘ぎ声でも、徐々に声が……どこかで聞く声。 いつも聞いている声……王族の者でもない。メイド……? いや違う…… あっ……姉上がメイドにされている姿を想像する。 ところが…… 頭の中の創造には…… ルビアが……出てきたのだ。 あううっ!そ、そこをおおおっ!―― よつんばいになり、後ろからメイドに指で犯されているルビア。足を大きく広げて一心に快楽を受け止めている。 ――はあ〜はあはあ〜 ギュッとポポはペニスを服の上から掴んだ。 ――なんで……ルビアが……ここで……。 勃起したペニスがさらに脈を打つ。つかまれたことに反発するように。すると後ろでルビアの秘密の穴を弄っていたメイドが消えた。変わりにかわいい少年が後ろにたっているではないか。その影に覆われた少年がルビアの後ろから抱きつく。胸を掴みもてあそび始めた。小さな手だ。身体はルビアよりももちろん小さい。 ――だっ、だめえっ、あああうう!―― 叫び声を挙げるルビア、汗がルビアを取り巻くように流れている。影で姿が暗い少年は後ろで何かを動かし始めた。ピストン運動が始まった……だが、なんかぎこちない。 ただ乱暴に動いているだけだ。 と、同時に現実の少年もベッドで横になってそれらしい動きをしている。自分で胸も触って感度をあげているポポ。 ――はあはあ〜ルビア……はあはあ〜 どうやら身体は欲求を求めているが、姉上をおかずには出来ないので、変わりにルビアが都合よく出てきたらしい。想像力豊かなポポだ。 だが、ルビアの後ろのお尻の動きと影の少年の下半身の動きがどうもはっきりしない。 なぜなら……やったことないからである。 そう……ポポは……まだ未経験だった。 |