――はあ〜……はあ〜……

 サルンが聞いてきた、しかしマレイアスはもう答える気もない。顔は赤く火照り、口をだらしなく開け、隙だらけの状態だ。それにもう背中とお尻とおなか以外はすべて舐められたのだ。

 ――いまさら……いまさら……。

 もう後される事はわかっている。
 いや、もうそれをされてはやく楽になった方がいいと思うマレイアス。


 ショートカットの髪が汗で体液で濡れている。うつろな目でサルンを自分の身体を犯しているダークエルフの男を見る。にやにやしながらサルンが待っている。女騎士のあそこは椅子の上で両足を大きく拡げサルンにしっかりとさらけ出している。
 あそこからマレイアスの頭に来る気持ちよさは止まらない。舌や歯に攻められていないのにヒクヒクしている膣肉。次のモノをもう待っているかのようだ。犯される前なら信じられない状態の膣穴だ。
 
 まさに……屈辱と恥辱。

「さあ、いいなよマレイアス、君のされたい事を言うんだ」
 不適に笑うサルン。もう嘘ではなく心の底から言わせてやるという自身があるのだろうか?

「…………」
 言わないマレイアス。もう言う事は決まっている。かすかな抵抗は自ら言わないことだけ……。自ら求めている事だけは認めたくない女騎士。それを見越してサルンは相手をじっと見る。

 (ふふ、まあいい……ここは僕の方が限界だね)
 本当ならなんとしてでも自ら望んで言わせたいサルンだったが、自分の方が我慢出来なくなったようだ
 それだけマレイアスの乳とまんこの舐め具合、
 そしてこのシチュエーションに我慢できなくなったのだろう。

「なら、お嬢様を攻めるまでだよ」
 サルンが言う。
 逆にこれでマレイアスは言いやすくなった。


 もちろん今回はわざと言わせたのだ。



「し……して」
 マレイアスが力なく言葉を発した。お嬢様を取引にされたらもう言うしかない。いや、それは……言い換えれば……それでも今のサルンにとってその言葉が心地よく響く。




「やめろおおおおおおおおおっ!!」
 セイキンの最後の絶叫が響く。

「ちょっとうるさくなりそうだね、そのガキの口封じしてよ」
「OK〜」
 女ダークエルフが触手でセイキンの口の中を塞ぐ。

 ――うおおおおおおおおおおおっ!! マレイアス! マレイアス!! 

 目で怒りと絶望と屈辱を訴えるセイキン……。




 マレイアスは目をつぶった。椅子上であそこを開いたままのマレイアス。

 裸になるサルン。勝ち誇るサルン!
 身体つきは十代後半の少年のようだ。筋肉質の身体。肩の筋肉の盛り上がり、ウエストがキュッと締まている。お尻が丸く突き出してその下の足がスラリと伸びている。美しい肉体だ。そしてその顔にある妖しい目で、マレイアスを見るダークエルフの美少年サルン。

「最初はこのぐらいの大きさで満足させてあげるよ」
 大きさを変えられると言う事だろうか?とにかく……こぶ上のペニスがあらわれた。亀頭が段々と連なっているかのようなペニス。いやらしさをかもし出す匂いも放っている。しかしその匂いは人間のようにきつい匂いではない。ダークエルフ特有の匂いなのだろう。
 グイッと上にそそり立ってまるでマレイアスのあそこを見下ろしているかのようだ。カリの部分が矢の形になっている。人間のモノよりいびつなモノ。
 さらに挿入されて引き出す時の快感は人間のモノ以上なのかもしれない。
 マレイアスは目を閉じている。椅子の上で……。


 いよいよその時がきた。


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