寝室へ向かった二人。魅力的なお姉さんに手を引かれて行く王子。

 ――ああ、なんてことだ……こんなことしてる場合じゃないのに……あっ!

 下半身をキュッとつかまれる。ミレーユがたまたまをモミモミしはじめた。
 思わず顔をゆがませるエルディーニ。サルディーニよりも二つ下の少年は、ミレーユお姉さんに犯され始めた。

「うふふ、お久しぶり〜」
 と言ってペニスがヌルリとあらわれる。もう抵抗しない王子。するとゆっくりと上下にさすりはじめた。

「う……あっ」
 二年ぶりだろうか? このお姉さんにこういうことされるのは……
 そう思うエルディーニ。
「たくましくなったわね〜」
 いきりたったモノをやさしくマッサージするミレーユ。かつて、このペニスを独占していた時代をなつかしんでいるようだ。

「元気にしてた?」
 語りかけてる。アレに。

「…………」
 まったく、はやく終わってほしいと願っている少年。こんな状況でこういうことをするとは思ってもみなかった。すると柔らかい唇の感触が伝わる!

「んぐっ! んんっ……」
 先をちょっと軽く含んだあと、思いっきり咥え込む!
「うわっ!――」
 思わず声をあげるエルディーニ。これは気持ちがいい。昔を思い出したペニスちゃん。

 ――ああっ……そうだ……そう……

 過去の気持ちのよい記憶が、徐々によみがえる。忘れかけていたモノが……
 歯でカリの部分をひっかく! ビクッとする刺激が少年に伝わった。

「くわっ!」
「どう〜最高でしょう〜」
 エッチな唇で自由自在にペニスを狂わす。側に複数いた少年も、いまやこの行為に虜なのだ。
「もっと、虜にしてあげるわよ、思い出してね」
 クスッと笑って言うお姉さん。そしてさらに口でしごき始めた。

 ――だ、だめだ……いい……

 こんなことをしている場合じゃないと思う少年だが、これをクリアーしないと先へ進めないのだ。まるでRPGである。仕方なく、いや、ある意味気持ちよくならないといけない。
「あっ……で、でる」
「だめよ!」
 と言ってペニスをキュッと握る。

「勝手に出しちゃだめ、わかった?」
 甘えた声で言う。ただし、ペニスに向けてだが。

「……さ、さっさとしてください」
「いやよ、たっぷり抱いてくれないと、教えてあげないわよ」
 またプイと横を向く。困るエルディーニ。まったく空気を読めないお姉さん。しかし、どことなく憎めないお姉さん。

 これが女領主ミレーユのよさなのだろう。

 いいかげんな性格そうだが……
 ミレーユがまた楽しそうに咥えはじめた。エルディーニもとうとうその気になったらしい。

 二人は楽しみ始めた……
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