ところが、肝心の少年がいない。
「あ〜ら、じゃあお風呂はいろ」
 汗がにじみ出ているインリ。少女はすぐさま浴槽に向かう。

「あら?」
 飲み物を持ってきたランファンだが、インリがいないことに気付く。
 なんとなく浴槽を見る……

 ――あらあら……
 浴槽にいったと気付く。

 汗を掻いていたのだ。風呂は本当に気持ちがいい。
 ――はあ〜気持ちいい〜

 身体を見るインリ。濡れた身体は本当にきれいだ。これが人間の身体とは思えない。
「今でも……信じられないわ」
 あれから一ヶ月。なんとなく、なんとなく……生きてきたインリ。

 そう思っていると……

「入るわね」
 なんとライファンが入ってきた。
「あ、うん」
 いきなりの侵入。

 ――わあ〜

 綺麗な身体だ。典型的なお姉さんというタイプのライファン。長い耳が似合う。
「さて……と」
 サッと近寄るライファン。大きな胸が湯船に浸かる。

「ちょっと調べないといけないことがあるの」
「え?」
 調べないといけないこと?

「んんっ!――」
 いきなりキスされたインリ!

「あ、あの」
「あなたがお風呂に入るからこうなるのよ。先生に言われていた調査をしてあげるわ」
 なんという理由だ。さらに、首筋に愛撫が始まる。

 ――あ、あああっ!――

 久しぶりの行為。

 されるのは、ミシェルン以来だろうか? ランカと会うまでは、ミシェルンや、その他のお姉さまにかわいがられていたインリ。その再現相手がライファンだ。
 乳を荒々しく揉むライファン。お姉さんのいうことを聞きなさいといわんばかり。
 舌で、乳首を攻撃する。

「うふ……あはっ!――」
 この肉体では初めてだ。性行為ももちろん……

 人間の女性の肉体でも、しっかりと感じるインリ。
 もう、完全に性感まで同一化している。

「気持ちいい? もっとしてあげるわ」
 乳首を引っ張る。ちょい強引。
「むはっ!――」
 鈍い感覚が募る。

「かわいい声出すわね。死ぬ前もそうだったの?」
「ああっ……だめ……」
 感じるインリ。もうされるモードに突入。

 下半身に移ると同時に浴槽から出る。膣が潤んでいる。その膣にくいつく!

「いいいいいいっ!――」
「いい、声だわ。もっと出しなさい!」
 サドのような雰囲気で攻撃するライファン。

「だめ!―― ライファン」
「お姉さまとおよび!」
「え?」

 いきなり女王様モード?

「ふふふ、お姉さまというのよ」
 今度はアナルだ。
「ひいいいいいいいいっ!――」
 昔、ミシェルンにされたことを思い出すインリ。
 仲間になるためには、一心同体とか言われて、みんなから一晩中責められたことがあるのだ。

「いや!――」
 感じてしまう少女。さらに、ライファンの責めがうまい。

 まるで過去に……

「どう? 女王様の責めは?」
「ええ?」
 女王様?

「わたしね〜」
 と言いながらも、しっかり肛門と膣をいじめていく……

 そしてインリはライファンの過去を知るのだった。

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