バックからとではモノの向きが違う! 今はもうそれだけで十分だ。それだけでリリスには耐えられないのだ。


「かっ……はああああああっ!! ああああああっ!――――――」

 一瞬の間とともに一気に絶頂へ向かうリリスの身体。それを休ませないように続けざまに攻める。
 両足がたくましい悪魔のような腕でしっかりと抱えられて股の間をひっきりなしにいたぶり続ける。

「くわあっ! あはああっ!  いいいいいい、ひゃああああっ!!――――――」
 もう正面にある憎き顔さえはっきりと見えないような感覚に陥る。だが仮面をつけていない男は目の前にいるのだ。しかしもうそれを確認する状況に頭はない!

 逆に……


 頭の中では……


 こ、香水……香水のにおいだけがはっきりと、しっかりと認識され始めている。
 ぼやけている顔と香水……

 屈辱と悦楽と穴から来る快感と香水が一挙に混ざり合うのだ。身体が上下に強引にゆさぶられる、美しくも被虐にまみれたおっぱいが激しく上下に揺れ動く。ほっぺが真っ赤になるリリス。どうしようもない想いが穴の奥から洪水のようにわきあがるのだ。目の前にいる男の顔さえはっきりと見えないぐらいに……

「ああっ、ひいいいいっ!!――――――」
 また無理やり絶頂に持っていかれた……とまらない負の欲望と絶望感と絶頂感!

 ぐるぐるとイクたびに頭が真っ白になって、ず〜んという強烈な想いが屈辱と恥辱で一気におおわれる。
 それをものすごい表情で見ているリリパット。にやりと心で微笑み始めた。そしてそれがさらに口元にも出る。権力者の方ももうべとべとの汗だ。上半身は脱いでいない。シャツのような部分が汗で湿っているようになっている、いや、ずぶぬれといった方がいい。

 

 ペニスひとつで宙に浮いたような感覚のリリスの身体……

 もはや目の前の香水をつかた人物がだれかもわからない。ただひたすらイかされてイク……
 
「あはあああっ! だめええええっ! もうっ……あはああああっ!!――――――」
 舌がちょっと出てきたリリス、顔を激しくバラバラな方向へ振りまくってとまらない絶頂を身体から強引に噴出しているようだ。口がだらしなく開き状態になる。

 

 するとリリパットがまた攻めをやめた。リリスのだらだら状態の身体から離れる。リリスがその場にドサッと、

 

 倒れこんだ。


 そして今度はじべたにうつぶせにした。
 みだらでもあり美しき被虐の身体が目の前にさらけだされる。お尻をじっと見つめるリリパット。
 そして……


 今度はまたバックで攻め始めたのだ。息もたえだえのリリスの身体にまたもや屈辱の一物が突き刺さる。


「んっ……はあああっ!!―――」
 長い肉棒が入り込むだけであっという間に達したくなるような想い。


 身体が否が応でも反応する。さっきよりもさらに、さらにいびつに……太く感じる……


「くううっ――――――」
 ぐりっと腰を突き上げられ尻の肉を自分の腰に密着させる。そしてまたゆっくりと動かし始めた……
 
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