花園
 ミクはしばらく乳首を洗った後、腰、へその辺りを洗い始めた。そしていよいよ秘密の花園の部分に取り掛かることになる。足を閉じていたミセルバはゆっくりと少しだけ花園の部分を露にさせる。
 
 ミクの目はくぎづけだ……。
 
 他の女性のここを見るのは正直初めて。
御領主様も同じような形してるんだわ。なんか……ほっとする。心の中で変な事を想いながら、ミクはそっと布をあそこに当てる。当てた瞬間、生暖かいような感覚がミクを襲った。フニャというか、柔らかいというか・・とにかく不思議な所。布はとても薄い、だから手に感触がじかに伝わってくる。
 しかしそこで困った事態に直面した。洗うと言ってもどうやれば良いのだろう?自分でする時のようにすればいいのかもしれないが、だが傷つけるのは怖い。当然そんなことのやり方なんて他のメイド達から教えてもらうわけにもいかない。だが洗うとは綺麗にする事。

 うん……と心の中でうなずいて決心した彼女は。指をアナの中心へ持って行くと、その周りをやさしく擦り始めた。一方ミセルバは、あいかわらずじっと目をつむったままだ。だが少しずつ、徐々に下半身に神経は集中し始めている。

 と、その時である。突然花園の奥に侵入するモノがあった。ミクの指である。まじめな彼女は表面だけでなく奥も洗わないといけないと思い中指をミセルバの奥へ侵入させたのである。あ、思わず目を開くミセルバ。
 
 ちょ、ちょっと……そこまでしなくても。

 ミクを驚いて見るミセルバだったが、ミクの方は、真剣な顔で御領主様のあそこに指を進入させながらみつめている。なにかあったら大変、目を食い入るようにみつめて慎重にしなくちゃ……困ったのはミセルバだ。そこまでしなくてもいいと言いたげだが、声に出すのも恥ずかしいし、他のメイド達は、ミクにまかせて浴場の周りの飾ってある花などの手入れをしている。
 御領主様の乳房や性器を洗うのをまさかじろじろ見るわけにも行かないので、他の仕事をしているのだ。ミクは指を入れた花園の周りを丁寧に洗い始めた。
 ――あっ!

 声が出そうになる。
 う……んっ……指が奥のひだの部分を擦り始める。布を伝わってミクの指の動きが嫌というほど感じ取れる。ミセルバはキュッと唇を噛み締め声を出さずに耐えている。言ってやめさせないと、いえ……このまま……でも。
 ――ああっ!
 腰が少しずつではあるがくねり始める。一方ミクはというといつ辞めればいいのかとまどっている。こういう場合、御領主様が決めることだからだ。マッサージ等も勝手に辞めてはいけないことも心得ている。
 だがミセルバは一向になにも言ってこない。さすがに不思議に思ったのだろう。すっと御領主様の方を振り向いた。

 ――ああっ!

 見るとミセルバは顔を右に背けたまま、唇をかみしめ、刺激に耐えているではないか。ミ……ミセルバ様が、御領主様が……私の指で…うそ?ミクはミセルバの表情に驚きを隠せない。信じられない光景だった。尊敬するミセルバ様が私の指の動きに反応して、も……悶えている?
 ミクは辞めるどころかますますこの不思議な世界に取り込まれていく。指の動きに的確に反応するかのように、御領主様の顔が悶える。もちろん強い刺激は与えていない。だがそれが返って物足りなさを
与えているのかのような表情をされるのだ。
 ミクにとってはもちろん初体験だ。
 自分自身で慰める事はあっても他人のを慰めたことはない。ミクはなにかに憑かれたように指をさらに深く入れようとした。

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