その2


 まだ固くなってはいないペニスを軽く摘むように触るライザ。

 ふむ、どこがかゆいのかしら?見た目はなんともないのだけど……。

 あらゆる方向からじっくりと見ているが特別変わったような所はない。赤くはれているわけでも……。

 ――あ?

「ははあ〜ここですね」
「あ、はい、ここのところずっと痒いことが多いので」
「何時ぐらいから?」
「え〜と2週間ぐらい前からかな」
 場所はペニスの裏側。確かにちょっと赤い。
「なにか自分で思い当たる事ありますか?どうしてここが赤くなったか」
「…………」
 ロットは黙っている。が、実はありありなのだ。ここのところ毎晩のように、自慰が激しさを増しているのである。原因はもちろんミセルバ様。なぜか最近どんどん色気が増してくるミセルバ様を見ると夜どうしても……というのが本音なのである。
 ロットはいつもミセルバの側にいるわけではない。本来なら男官は愛人。普段はSEX以外なにもする事はない。だが側務官に将来なる予定の彼は、ほぼ側近と同じような仕事をこなしている。ミセルバが書類にサインをする時に側にいる事もあれば、話し相手になることもある。特に楽しみにしているのが……。

  肩を揉む時だ。後ろから肩を揉みながら甘い香水の匂いに酔う。ほとんどの貴族の女性は年頃になれば香水をつける。後ろから何度思わず抱きしめようと思ったことか。

 ――あら……大きくなったわ。

 ライザが目を丸くする。どうやら触られてミセルバの事を考えていたら勃起したらしい。

 わあ〜ど、どうしよう。

 少年の顔がますます赤くなる。だが勃起は止まらない。みるみるたくましくなっていくペニス。だが平然としているライザ。そしてなんと……。
追い討ちを掛けるかのように裏の赤くなった部分を人差し指でなぞり始めた。
「痛い?」
「いえ、あ、そ、その……す……すいません大きくなっちゃって」
「ふふ、いいのよ」
 裏の筋をゆっくりとなぞられている。これでは小さくはなれないだろう。
「で、どう?」
「え、あ……はい……い、痛くはないです」
「ふむ、触られたらかゆい?」
「え、えと」
ロットはちょっと困った顔をして、
「かゆいというか、その……そこが特に敏感になってるんです」
「あら、そうなの、じゃあ……ここはどうかしら?」
 ライザの人差し指と親指が亀頭へ移動する。

 ――あっ、え?

「どう?どっちが敏感に感じる?」
 にっこりとライザがロットに微笑を浮かべた。寝そべっていたロットはちょっと驚いて首だけを起こしてライザを見つめている。
「え、え〜と」
「どっち?ちゃんと言わないと診てあげないわよ、ロット君」
 世話好きのお姉さんのような態度でささやかれるロットもはや亀頭の敏感度が増して行くのは時間の問題であった。


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