素直な下半身

「じゃあそこに寝て頂けますか？診察しますから」 「は、はい」 　あそこを覆うパンツ以外裸になったロットは診察室のベッドの上に横になる。 　――綺麗な身体……お腹も全然贅肉がないし。あ、最近私も気に掛けないとやばいのよねえ。 　ウエストがキュッと締まっている。美少年と言われる特有の身体つきだ。少年は上を向いてなにか考え事をしているようである。 　――う〜んこの角度から表情見るのもなかなかね。 　ライザはちょっと上目遣いでロットを見る。美しい物はどの角度から見ても美しい。かわいいものはどの角度から見てもかわいい。まさに芸術……ロットを見てライザ再確認した。 　ロットが言うには下半身に痛みというかかゆみに近いモノがあるというのだが……。 「どこら辺でしょうか？」 「え、え〜とですね、ちゅ中央のあたりなんですが」 「中央？」 「は、はい。そ……その、で……ですから」 　――ふ〜ん。中央……ね。 　心の中でああ〜かわいい言い方と思いながらももう判断は大体ついている。 「ペニスですか？」 「え、あ、あは……そ、そうなんです」 　はっきり言われてびっくりしたのだろう。寝ていたロットだが上半身起き上がって、ライザを見つめている。ライザは慣れたものだ、こういう事はよくあるからだ。 「ふふ、びっくりしました？」 「あ……はいそうはっきり言われると」 「じゃあ……見せて頂けますか？」 「はい」 　ライザがゆっくりとパンツを下ろす。そこには小さいながらも見事な形をしているモノがあった。 　あら、おいしそう――。 　心の中で何かが誘惑し始めたらしい。ロットは目を瞑っている。まるで寝顔のようだ。素直そうな表情がよく出ている。 「では失礼」 　ライザがモノをいよいよ触り始めた。

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