シスアをリリパット様が……どういうこと?――


 自分の執務室で考えるレイカ。だが、答えは出ない。はっきりとは。しかし十分な心当たりはある。

 そう。男と女、色事だ。あのリリパットは気に入った女性はすべて自分のモノにしている。手に入れにくいもの……高貴な女性。遊女……なんでもありだ・。容姿がすべてなのだ。

 でも――わからない。なぜそこまでしてシスアを。

 ――気に入られた?――何十人も愛人はいるのに。


 ――わからない――

 ガッツに言われたことはただとにかくシスアを推すようにと言われただけ。ミセルバ様が反対なら反対でもいいのでその意思を確認しろとの事だった。言われたとおりにしているレイカ。しかし疑問が沸いてくる。こんなことして……何の意味があるのだろうか?

 ――それに――なぜ……シスアをそこまで。あれくらいの器量なら変わりはいくらでも。

 惚れたのかしらシスアに……まさか――本気に?

 まさかね。

 ――どうせ――


 捨てられるわよ。このわたしのように……

 レイカは数年前の事を思い出し始めた。







「ふむ、今日の肌は少し荒れているな」
 裏の権力者は不機嫌だ。
「そ、そうでしょうか?」
 レイカがリリパットを振り返って見る。四つんばいで裸にされているレイカ。後ろからお尻を覗き込むように物色するリリパット。なるほど芸術鑑賞というような雰囲気だ。芸術……というよりただのモノ。この男にはすべての女性がそう見える。

 20代の後半の肉体がリリパットのするどい目にさらされている。垂れた乳も美しい。男の手には収まりきれないほどの大きさ。欲情を満たすには最高の肉体。

 ――さて。


 巨大なペニスをレイカのお尻の穴の前に起たせる。お尻の穴をゆっくりと指で撫で回すリリパット。触診をじっくりと楽しんでぶち込むつもりなのだろう。レイカがじっと来るモノを待っている。正直言って最初は辛かった。性器ではない穴にペニスが入ってくる。初めてのときの衝撃は今でも忘れられない。

 ――あうっ!――くっ、くううう――

 モノが侵攻する。ねじり込まれるように。

 ああっ、でも……いい――

 最初の時とはもう感度も違う。徐々にこちらの穴も開発されていったレイカ。一度入ってもすぐにはリリパットの息子は動かない。レイカの耳たぶをやさしく噛み、根元までゆっくりと入れていくのだ。こうすることこそ、優越感に浸る最高のひとつ……女を征服する喜びだ。

 ――うむ、確かに今日はいつもと違うな。

 微妙なお尻の穴の調子でレイカの身体の違いが分かるとでもいうのだろうか?リリパットが不満を漏らす。権力者の不満。
 出し入れを始めるリリパット。だが不満が尽きることはない。芸術である……いや道具である品物が自分の気に入った商品とは違うのだ。これはこの男にとって許されないこと。一方レイカは喘いでいる。辛い。が、なんとも言えない感覚……熱い吐息が出る。ベッドの上でのアナル攻め。
 不満がある場合は裏の権力者のペニスは激しさが増す。自分は不機嫌だ、不機嫌だというのを女にペニスで思い知らせるのだ。

 ――そういう男だった――

 身体を開発されまくったあの日々。ある意味嫌な思い出……リリパットに一時的に気に入られたレイカ
 だが、レイカもまた利用していたのだ。だからこそメイド長になれた。側務官をも取り込んで。ジボアールの苦言にも、リリパットの一言で。他の家のメイドの人事に平気で口を挟む。

 今でもリリパット様との行為……思い出しても、濡れてくる。激しくも情熱的な責め。髪を振り乱し乱れまくったあの……淫靡な日々。気に入られるために……ただ、それだけのために……さまざまな行為を重ねていった。


 ――でも、捨てられたわ――結局は……おもちゃ。

 シスア……あの子。いつのまに――

 まあ〜いいけど。ここはいうとおりにするしかないわね。

 ――リリスは正直好きではない。が、これはこれで納得できない。御領主が自ら決める事にリリパットが横やり。自分としても気分もいいものじゃない。

 ――どうなるの?

 この事はばれてもいいってガッツは言っていた。当然ミセルバ様は不快感を示すはず。当たり前よね

 ――ばれてもいい?それを、わかって?


 レイカはリリパットとの昔の熱い行為を思い出しながら考えていた・・



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