ゆっくりと臀部の部分を両手でつかみあげ、押し上げていく。それをミクタイプの女性が横でじっと見つめている。実は今日が初めてなのだ。ミク似の女性は。お嬢様の身体を癒す行為をすることが……表情こそなにもない、普通の顔をしてはいるが、これからする行為はもちろん……知っている。
 自分にはその気はない。でも……ゆっくりと、ゆっくりとお尻を撫で回すように。愛撫するように行為を重ねていくミウ。
 そのお尻から来る気持ちよさにラルティーナは陶酔している。するとお嬢様は閉じていた股の間をゆっくりと広げ始めたのだ。

 うつぶせのまま……

 お嬢様がうつぶせになっている大理石の高さは人の腰の位置よりちょっと上。ミウはゆっくりと足を折ってかがむ。自分の目の前に薄暗い秘密の穴が濡れそぼって見つめている。その穴ともう一つ向こうの穴をよく見えるようにお尻の割れ目を広げ始めたのだ。目が点のミク似の女。まさかここまでするとは……ホントに思っていなかった。
 すると耳元でミウがミク似の女にささやく。
「いい、よく見ておくのよ。どこが……一番お嬢様が感じるのか」
「は、はい」
 緊張する女。ミウは横になにげなく置いてあった小瓶を持ち出す。透明などろどろした液体。媚薬みたいなモノだろう。今でもローションでヌルヌル状態のお嬢様。さらにこれで……。
 ミウの右手の人差し指と中指に小瓶の液を絡める。ミク似の女はもう顔が真っ赤だ。次にミウはゆっくりと残りの媚薬を感じる秘穴に直接入れ始めた。

 ――ああっ、いい、いいわミウ……

 お嬢様の喘ぎ声がこだまする。媚薬の液は冷たい。それが大事なところにねっとりと注がれていく。はちみつのようにしたたり落ちていく液。見事なほど秘穴に、そのまわりに入り込んでいく。ほぼ全部を入れ終わった後、ミウはそのべとべとの穴に指をゆっくり入れていった。

 ――んんっ、くあっ……そう、そこよ、そこ。

 お嬢様のなんともいえない淫らな声。30過ぎの女性だが色気は抜群。この年代の女性が好きな人にとってはたまらない表情だ。すると腰が、お尻が浮き始めた。

 うつぶせになったままよつんばいの格好で……大きな淫らなお尻が自らの秘密の穴を二人のメイドに見せつけ始めたのだ。お尻を持ち上げてさらなる刺激を求めるラルティーナの肉体。その求めにゆっくりと指を入れ続けるミウ。指の淫らなダンスが始まった。そのたびにお嬢様の表情が喜びに変わる。

 ――ただただ……あっけにとられるミク似の女。まるで息がぴったりのように二人の女が喘いでいる。
 ミウも鼻息が荒い。行為に感じているのだ。今、指とお尻についている二つの穴がメイドとお嬢様の接点だ。両方の穴をかき回すミウ。秘肉がねちょねちょと音をたてる。

 くああああっ、いい、いいわあああっ……

 腰が、お尻が微妙にいやらしく動き続ける。
「見てる?きちんと見るのよ」
「は、はい」
 見ないわけには行かない。これも勤めのうちなのだ。だがあまりにもショッキングな行為にただただ目を丸くするミク似の女。これをいつか自分もして満足させてあげなければならない。乱れに乱れている貴族の性に関する行為。欲望を満たすためならメイドでも平気で使う。

 ――あう!あうう!いい!いいわあ〜そ、そこ、もおおとおっ!――

 動きが激しくなる指だけでも十分に絶頂へ向かっていく。手馴れているミウ。


 ――きてきてきてええっ!――

 大きな声で叫ぶお嬢様。最後にはとどめのクリトリスでの刺激。ラルティーナは……至福の時を迎えたのだった。




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