地下牢と呼ばれるこの秘密の場所に響く喘ぎ声。ひたすら休むことも許されずミクによってイカされ続けるミセルバ。その様子をミセルバの上に乗って見つめ続けるリリス。

「ミセルバさま、ご気分はいかがですか?」
「だめっ!だめてええっ!」
「何が駄目なのです?ミセルバさま」
「あは!もうやめてリ、リリス!」
「私はなにもしてませんわ」
 にっこりリリスが笑う。たしかに何もしていない。見ているだけだ。顔をさらに近づけるリリス。ミセルバの目の前まで顔が迫る。

「ミセルバさま、だったらどうしてほしいのか言ってください」
「だ、だからやめて……あ!あうううっ!」
 ミクが再び弱いところを突く。噴出す欲望の渦が、液が、あそこから止まらない。ミクによってさんざん開発された穴。リリスの悪魔の魔法に掛かったミクはただただひたすら御領主の穴を陵辱する機械になってしまった。

「ミセルバさま」
 と言って耳たぶを舐めるリリス。もう今のミセルバはみみたぶは感じないかもしれないが……次にちょっと強く噛むリリス。そこでピクッとミセルバは反応した。淫欲に狂って麻痺していた感覚が戻ってきた。

 ――だ、だめよ……もう……ふああ〜

「だ、だめええええ!」
 叫ぶミセルバ。だがリリスは何もなかったようにミセルバの顔を舐め始めた。舌でゆっくりとミセルバをいたぶるように舐めていく。唾液でゆっくりと……ミセルバが淫らに光る。汗と唾液が混じりあい、さらにミセルバの美しさが増す。

 ――すごい、すごいわ、ミセルバさま――

 ここまで、ここまで私の期待を裏切ってくれる人はいなかった。裏切りとはいい意味の裏切りだ。この悶え方、狂い方、目の表情、Sの気のある女性なら最高の奴隷に見える。

 ――あううっ、だめよおお……

 いくら身体を動かしてもミセルバの身体は自由にならない。狂ったようにミクはミセルバの膣を辱めている。上にリリスが乗っている限り逃げることも出来ないのだ。

 ――あはっ!あはああっ!あはあああああっ!――
 ビクビク……また逝った。

 ――ふふふ、見ているだけで最高よ。ここは、しばらく徹底的に攻めてあげますわ。

 チラッと後ろのミクを見る。かなり顔が高潮している。そろそろ疲れてきているはず。
「ミク、ちょっと休みましょう」
「え、あ、はい」
 ミクが攻めをやめた。疲れているようだ。特にあごが……と、同時にミセルバの膣もクリトリスも愛撫から解放されたことになる。だがミセルバには激しい余韻がひたすら頭に迫っている。

 ――はあ〜はあ〜すごい、すごいわ。

 攻めをやめてもミセルバの頭は快楽から解放されない。狂ったように余韻の快楽が頭の中を駆け巡る。だが楽になったのは事実だ。少し休めるという気分になるミセルバ。ゆっくりとリリスがミセルバの顔に近づいた。

 ふふふ、ミセルバさま……あなたはそうはいかないのよ。

 おでこに汗で濡れた髪をかきわけるリリス。下半身の淫らな穴から来る淫欲の洪水は攻めが終わっても消える事はない。その洪水を終わらせないようにし始めたリリス。次はリリス自身が膣を愛撫し始めたのだ。

 ――ああっ!ちょっとっ!んあああっ!――

 休みましょうと言った言葉はミクにだけ与えられたものだったのだ。だらしなく広げていた足をグイっと開いて乱暴な愛撫を始めた。

 もうだめ、やめて……狂いそうよ、狂っちゃうっ、リリス……

 でも、でも……きもちいい……きもちいい……わ。はあ〜リリス……はあはあ〜

 徹底的にリリスはミセルバを攻め始めた。

 ――ミセルバさま――休まずにイカされる辛さを教えてあげますね。

 ミクがちょっとミセルバの横で横になった。やはり疲れているのだ。でもしっかりとリリスとミセルバを見ている。まるで監視するかのように。

 ――すごい、ミセルバさま。あんなに感じてらっしゃる。

 息が荒い荒いミセルバ。二人分の大きさがある簡易ベッド。二人一緒に横になっても十分な広さがある
 ミクはミセルバさまを、御領主を見つめ続けている。

 ――ミセルバさま。

 うつろなミセルバを見るミク。

 ――よかった……リリスお姉さまを連れてきて。

 多少の不安はあったが、ミクにとってリリスがミセルバさまから離れていくことだけは避けたかった。そんなことはあってはならないことなのだ。とにかく仲良くなってほしい……それだけだった

 ――だが……リリスは違う。

 ミクが純粋な気持ちであるとは裏腹にリリスには企みがある。その企みは少しずつ自分の思い通りになり始めている。今までの女性とはわけが違う。みな自分のかわいい猫たちだが、ミセルバはただのかわいい猫だけではない。その猫には……この地方の貴族のトップであるアウグス家の地位と、権力と領主の座が与えられているのだ。徐々に官能の嵐がやみ、意識がはっきりしてきたミセルバ。そこで次にリリスが右のみみたぶを噛みながらこうささやいた。

「ミセルバさま、うれしいですわ、こんなに感じていただけて」
「えっ、?ええ」
 なんとなく返事をした瞬間、

 ――くあああっ!――

 強く耳たぶを噛まれたのだ。
「もっと感じさせてもよろしいですか?」
「あっ!」
 意識がはっきりし始めたミセルバ。それにさらに追い討ちをかけるいまの刺激。おでことおでこをぴたりとつけあって再びリリスがささやく。
「ミセルバさまを……もっとかわいがってあげたいのです」
 顔を舐めまわしながらおでこをなでなでしながらリリスが言う。

 ――かわいがって……かわいがってくれるの?あはっ、リリスが……私を?

「ミクと二人でもっと……もっと」
 感情を込める言い方でささやくリリス。

「たまらなく……どうしようもないように、させてあげたいのです」

 ――リ、リリス……ミクと、二人で私を……この私を?

 もう今の状況でも十分たまらないのだが……
「ミク、もう少し休んだら、ミセルバさまを一緒に……いいわね」
「は、はい」
 素直に答えるミク。
「ミセルバさま、ミクはもう少し休ませてあげてくださいね、それまではこの私がお相手いたします」
 と言って反論出来ないように口を口付けでふさぐ。

 ――んっ、んんっ、あああっ……

 片方のリリスの手でミセルバへの膣への激しい乱暴な愛撫が始まった。



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