「わははははっ! あはははっ!――――」
 大きな笑い声がこだまする。数台の馬車の中ではあざ笑う声が続いている。あれからすぐに荷を別の馬車に移し変える。抜かりはない、計画通り。後は洞窟を抜けるだけだ。

「こんなによ〜うまくいくとは……たまんね〜」
「そうですな、あははっ!――」
 酒を飲みかわす男達。

 そう、こいつらが犯人だ。

「しかし堂々と出て行けるとはね、気持ちよかったぜ〜あれは」
 堂々と王城の門を潜り抜けて宝物をごっそり盗んでいった盗賊たち。あっぱれでもあるが。

「うるさい連中だぜ! けっ!――」
 大男だけは冷静のようだ。あのダグだ、大男のダグ。
「まあ、そういうなよ、ダグ。正直これほどうまくいくとは思わなかったぜ。一歩間違えればみなお陀仏だったし」
 ケラケラと笑う男。もう面白くて笑いが止まらない。どうやらこの男がリーダーのようだ。

「フン、あの女がいればさっさと殺せたのだがな」
「……またあの女のことか?」
「ルビアっていうんでしょ? そんなにいい女なのですかい?」
 ルンペンのような男が聞いてきた。
「まあ、気の強いのが好きならいいかもな、軍人というのは俺は個人的にだめだ」
「そんなんじゃねえ〜!」
 怒るダグ。しかし怒っているのはダグだけ。不機嫌なのもダグだけ。

「まあ、いいさ。さて……と……おい! もうすぐだろう?」
 馬車をコントロールしている仲間に聞く。
「へい!」
 威勢のいい声がする。この男もうれしいのだろう。メルビンの情報を利用してまんまと手に入れた大金と財宝。あとはこれを売れば当分盗賊の組織は金には困らない。

 馬車は洞窟へ向かっていった……そして……

 その馬車にひそかについてくる……

 

 妙な集団も……



 ――はあ〜もう散々だわ。

 これからどうしていいかわからないルビア。とうとう次のセックスの約束までさせられてしまった。
 あれからポポとの交尾にせっせと励んでしまったのだ。身体が次から次に欲望に流されていく人妻の肉体。

「またしようね、約束だよ?」
「……え……ええっ……」
 服を着ながらながらなんとなく答えるルビア。どうせ拒否しても無駄だ。ここはとにかく同意しておくことにした。
 とにかく一刻もここから戻らなければ……

 ――あっ!?

 出口? 出口はあるのか? ここ……

「殿下、ここからどうやって出ましょう?」
「え?」
 ルビアがポポの顔をみつめる。辺りはすべて壁だ。薄暗くだが壁が見える。出口は見当たらない。  こうなると誰かに気づいてもらうしかない。困ってしまったルビア。これでは出られない。

 しかしポポは澄ました顔でルビアを見ている。
 妙に思うルビア。
 ポポ自身も閉じこめられたと……思っている……はず?

 ――え?……
 一瞬空気が止まる……

 ――ま……まさか……

 スタスタと澄ました顔をして、ある方向に向かっていくポポ。
 薄暗い壁に近づいて……壁に耳をあてて……何かをまさぐっている。

 カチッ!

 目を丸くするルビア。


 ゴゴゴッ……

 なんと!……
 壁から扉が現れたのだ!

「さ、出ようか?」
 ニコニコと笑う少年。あっけにとられる女軍人。

 ――そ、そんな……
 殿下は確かにあの時は……

「どうしたの? ルビア」
 不思議そうな顔をするポポ。あきらかに勝ち顔だ。

 ――や、やられた……いっぱいくわされた……
 そう、最初からここに落とすつもりだったのだ、

 そしてわざと自分も落ちた……
 
「で、殿下……私を……はめましたね?」
「ええ? 何のこと?」
 明らかに笑っているポポ。まんまとエッチをするように仕向けられてしまった人妻の身体。
 はあ〜っとため息をつく。ポポは結構行動する男の子なのだ。さらに、次のセックスの約束までさせられた……

「また今度エッチしようね」
 にっこり笑う顔、すっきりしている下半身。きちんと次のエッチの約束も忘れない。

「…………」
 ため息をつく女軍人の顔、ポポの愛撫に惑わされ、淫らに開発されていく下半身と美乳。
 今後二人はどうなるのだろうか?
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