鉄格子を境に男女が戯れている。といっても一方はまだ子供だが。服を引き裂かれあらわになった胸をかわいく愛撫する皇太子殿下。その愛撫にルビアがまいっている。

「はあっ!だ、だめで……す……で……んかあっ!」
 うまいという愛撫では決してない。むしろただただ揉みまくっているだけだ。
それにこの愛撫はやりにくい。原因はもちろん鉄格子。牢屋のように縦につらなっているこのモノが二人の愛の営みを邪魔している 鉄格子があるために二人の間にはある意味壁があるのと同じ。しかしいい事もある。鉄格子に乳を押し付けられいやらしく変形している美乳が非常にエロチックでこの雰囲気にあっている。その美乳の二つのつぼみを少年が一生懸命舐めて、つまんで、気持ちよさをルビアという女軍人に与えている。

 
――ハア〜ハア〜
 子供の息が荒い……少年殿下にとってすべてが初めてだ。ルビアの唇から始まって、荒々しい悶え声そして美乳とその先のつぼみ。すべてが初体験。無我夢中で未来の国王は自分の部下の肉体をむさぼっている。

「あは、あはああっ!」
 媚薬の効果はよく効いているようだ。ルビアは抵抗するどころかもう官能の世界に浸っている。心の中ではいけないと思いながらも身体が言うことを効かない。ルビアの両手は即席牢屋の鉄棒をいつのまにかしっかりと握っていた。ひざを折って両足を軽く拡げ美しい美乳を鉄格子に押し付けながら……。
 しかし鉄格子はそろそろ邪魔のようだ。これ以上の行為が出来ない。
 ある程度落ち着いたのだろうか?殿下がチラッとルビアを見る。乳首を触りながら……。

 ――ル、ルビア……。
 少年は鉄格子を取り除きたいと思う。
 少年は立ち上がった。悶えていたルビアも目を軽く開けそれに気づく。
「で、殿下」
 ポポの目は何か訴えているかのような目だ。綺麗だ、澄んでいる。こどもらしいかわいい目。その目がルビアの表情を見る。

 ポポの心はこう思う。

 ――この表情は……嫌がって……ないよね。

 一方のルビアは徐々に官能が収まってきた。冷静さを取り戻そうと身体が快楽にこの場から消えるように命令し始める。ポポはゆっくりと部屋の奥のレバーのスイッチの元へと行く。


 そして……レバーを引いた。



 ギギギッ、

 ギギギッ……。

ルビアの持っていた鉄格子が上に上がっていく。

 二人の障害が取り除かれていく。しかしそれはこれで終わりではなくさらにルビアにポポが迫るという事を意味している。もちろんルビアの後ろの鉄格子は降りたままだ。ここで逃がすわけには行かない。 まだ呆然としているルビア。これなら前方だけは逃げることも出来る。行動範囲は増えたのだ。しかしひざを折ったままじっと少年を見ている。いや……

 魅入られていると言った方がいいのかもしれない。
 
 なにかしらの決意を固めたポポ。グッとルビアに迫っていく。手をこぶしにして決意を固めるポポ。

 それにルビアは魅入られている。
 見られている。
 逃げようとしないルビア。

 少年のある意味でのまっすぐな目に取り込まれている。

 ――だめ!だめよ!殿下。
 心で叫ぶが身体が動かない。これは媚薬だけの効果じゃない。何か違う魅力がルビアに抵抗心を削いでいる。ポポの唇がまたルビアを攻め始めた。



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