もはや抵抗する気はないようだ。それとも見せかけているのか?サルンが、周りのダークエルフ達が見ている。
「うふふ、虜になったようね、さすがサルンね」
 女ダークエルフの一人がにやにやしながら笑っている。


 一方のセイキン。

 絶望だ。


 その一言。

 放心状態なのだろう。ここまでマレイアスの快楽にまみれた悲鳴を聞かされたら……絶望しかない。

 それでもペニスをもてあそばれているセイキン。屈辱にもマレイアスの悲鳴も勃起の要因となっているのだ。

「う……うん……いいよ、うふふ」
 立ったままペニスの愛撫を楽しむサルン。丁寧にマレイアスが咥えて舐めていく。だが、サルンもどっぷり漬かっているようでもない。いつ反抗するかと気構えてもいるようだ。

 しかし……お嬢様を人質に取られている以上……そう簡単には動かないだろう。

「う、うああっ!」
 ちょっと感じてきたサルン。いびつなペニスがビクビクと動く。これでマレイアスは狂わされたのだ。

「いい、いいよ……うまいじゃないか」
 目をつぶるサルン。美少年がゆっくりと絶頂を楽しみ始めた。目の下あたりが真っ赤の女騎士。
 陶酔しきっているようだ。あっという間に虜になったのだろうか?
「さあ、激しくしな」
 サルンが命令する。口の上下運動が激しくなるマレイアス。固くなったペニスに絶頂感が迫る。


 ――う、うわあっ! いい!――

 ドバッ!――


 ペニスより透明の液体がマレイアスの口の中に放出された。射精が続くサルンのペニス。
 一回目が終わった。

 が、ここでまた射精だ。

 ビュッ! ビュビュッ!

 勢いよく噴出す透明の液体。人間の白いモノとはちがう。どうやらエルフは数回間を置いて出るようだ。
「飲むんだ、マレイアス、全部だよ」
 命令するサルン。サルンも少し顔が赤い。

 言われたとおり飲む女騎士。飲むしかないのだここは。

 ゴクッ……ゴクッ……。

 のどを伝わる射精された液体、飲み終わるとサルンが少し微笑む。
「舐めてよ、さきっぽ。きれいにして」
 マレイアスが先を舐め始める。ぺろぺろと素直に舐める。

「反抗するかと思ったけど結構素直のようだね。もっとも機会を伺っているようにみえるけど」
 黙っているマレイアス。

「君はいい、気に入ったよ、その気の強さも最高だ、明日から徹底的に犯してあげるよ」
 そう言ってチラッと女ダークエルフを見るサルン。ペニスを綺麗に舐め続ける女騎士。その様子を女ダークエルフ達が見ている。しばらくするとサルンはもういいと言った。

「後は頼んだよ、僕はちょっと休む」
「は、はい」
 ちょっと物欲しそうな顔をする女エルフたち。それだけサルンのペニスには虜になる力があると言う事だろう。サルンはゆっくりとこの部屋を出て行く。勝ち誇るように。

 マレイアスとセイキン……二人には屈辱と絶望感が漂っていた。
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