二人の女性が、激しく抱きあっている。舌を入れあい、あそこをお互いにこすりあう……

 淫らな液は、垂れ流し状態。イってもイっても、しばらくすれば抱き合っていた。
「はあ〜もうだめ……」
「うふ……」
 休憩したいというマレイアスの上にかぶさるランカ。そしてやさしくキスをした。あれから、どれくらいたっだだろう。もう時間もわからない。それほど長くエッチをしている二人。

 すっかり意気投合したようだ。触手は、もう動いていない。ただ、部屋からは出れないらしい。もっとも、ランカは自由らしいが。

「あなたとは、意気が合いそうね」
「……まあ……ね」
 ちょっと恥ずかしいマレイアス。だが、久々だ、こんな気持ちは。なにかが吹っ切れたようだ。レズ行為によって……

「あっ!……」

 休んでいるマレイアスの膣に指を入れる女軍人。ヌルヌルのあそこへ……焦らされて、ためられていた欲望は、もうすっきりしている。しかし、女の欲は尽きない。女軍人に責められて、あっという間に、悶える女騎士。

「だ、だめ……やすませてよ」
「いやよ、責めてあげる……そして……お尻の穴をいじってね」
 ラブラブモードになっているようだ。お互いに愛撫をしているうちに、愛し合ってしまったらしい。
 指をクイクイと動かされると、マレイアスの穴は、一気にエロエロモードへ変わっていく。その女騎士の表情に見とれる女軍人。

「いずれ、サルンがまた何かしてきたら、好きなようにイケなくなるわ。それまでたっぷりとしとかないとね」
「……あっ……あんっ……」
 都合がいいような理由で、マレイアスを責めるランカ。かなり気に入ったらしい。寸止めでためていた欲望がはじけた時、何かが芽生えたのだろう。

 と、その時!

「あ〜ら、お楽しみ?」
 インリが入ってきた。サッと身構える二人。
「料理持ってきたわ」
 床にそっと置く。先住民のエルフ達が作ってくれたものだ。

「安心しなさいな、何もしないから。それどころじゃなくなったのよ」
「え?」
 ランカの顔色が変わった。
「いよいよ、サルンは本国へ行くのよ」
「本国?」
「そ、本国を統治してから、周辺のエルフ国家に進軍して、統治するですって。
その後、人間の国もね」

 それを聞いて、にらむマレイアス。

「勝手なことを」
「あら、本気よ」
 笑っているインリ。
「ふん、そううまくいくもんか!」
 叫ぶマレイアス。

「王族方と、またやりあうのね」
「そうよ、今度こそ逆らう者は、駆逐して、仲間になるのは、部下にするんですって」
 それを聞くマレイアスが言い返した。

「今度こそ、倒されな!――」
「あんた、后の癖になに言ってるのよ! 応援しなさいよ」
「はあ〜? ふざけるな!」
 気持ちよかったモードは完全に消えた。

「まあ、いいわ。文句言えば言うほど、ミシェルン姉さんには、都合がいいみたいだから」
「……あ、そう〜」
 どうでもいいというマレイアス。

「じゃあね、しばらくおとなしくしてなさいな。それとランカお姉さま、あなたはいつでも、出て行っていいそうよ」
「……マレイアスが条件よ。そう、サルンに伝えて頂戴」
「……ふん、マレイアスが気に入ったのね〜」
 そう言って出て行ったインリ。ちょっと、顔が赤くなるランカ。

 ――そうね……あのガキよりまし……

 マレイアスを見る女軍人。
「え? あっ……」
「うふ、気に入ったの。あなたのこと」
「ええ?」
 ドキッとするマレイアス。
「さあ〜たっぷりとしましょうね〜」
「あ、あんた、軍人だろ? こういう状況でいいのかよ」
「いいのよ、あがいたって仕方ないじゃない、いまさら」
 どういう心境の変化だろうか?

 軍人の職務放棄に近い。

「さ〜たっぷりとしましょう続きを……」
「んぐっ……」
 口を塞がれる。
「その気になったら、私の……アナルもいじめてね」
 せつなそうに言うランカ。もはや、アナル快楽の虜のようだ。


 こうして二人は、緊迫した状況にも関わらず、レズにのめりこんでいった……

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