目の前までペニス……

「ドレスのスカートあげろ……」
 黙ってドレスのスカートを両手であげる女騎士。
「股を開け」
 笑うサルン。

「ひらくんだ!――」
 叫ぶサルン。

 マレイアスは静かにそのまま股を開いた。ペニス触手が、うれしそうにグルグルと太ももに巻きつく。
 そしてマレイアスのあそこへ一気に潜り込んだ!

「うぐ……はああっ!――」
 再び顔が赤くなる女騎士。

「はあはあ〜」
 笑いながら息をするサルン。片腕でしっかりとラゼを抱きしめながら……ラゼの身体から、再び体力を吸い始める。

「うはあああっ!――」 
 感度があがっていくラゼ。ラブゼンたちは、もう見たくない。だが、抵抗さえできない。ボロボロの身体は、みな動けない。


「ラゼ!――やめろおおおおおおおおおっ!――――」
 エルディーニだけが叫ぶ! そんなことはお構いなしのサルン。もはや、自分がいかに勝つことだけを考えている。
 
 マレイアスの顔が赤くなる。こっちは吸い取るエネルギーなどない。ただただ、楽しんでいるだけだろう。

「……そうか……うふふふ」
 無邪気に笑うサルン。何か考えたようだ。


 ――この剣を……投げれば……そうだ……

 自分の肉体が攻撃を止めてしまう。なぜかマレイアスだけに……


 なら……


 悶えているマレイアスを見ながら、一本の触手が剣をサルンの後ろにやる。

「マレイアス……君にはなにか力があるようだね。でも、僕は負けないよ。僕には考える力があるんだ」

「な、なに言って……あふうううっ!――」
 グリグリと膣内を攻め抜く刺激に悶える女騎士。

「君にはこの剣で……死ぬのがふさわしい」
「なんだとおおっ……」
 十メートルぐらい離れている二人。そのマレイアスの後ろ一本の触手が、神聖エルフの剣を持って止まった。
 後ろの距離は数メートルだ。
「後ろから心臓を貫いてやる……投げてね」
 
 なるほど……直接肉体でやれないのなら……というわけだ。


 意外な考えに一瞬と惑うマレイアス。

「君には僕の直接的な攻撃は通用しないようだ。なら、間接的に殺してやる」
「…………やってみろ」
「ああ、やってやるよ」

 そう言うと躊躇なくサルンの触手は、剣を投げる体制に入った……



 一回ゆっくりと距離を離す……

 助走をつけて一瞬にして刺すつもりだ! 寸前で剣を離し、勢いで女騎士を殺す!

「いけえええええええええええええええつ!――――」
 奇声をあげるサルディーニ! 

 しかし……サルディーニの予想は外れていた……
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