子猫イコール、メス奴隷。
 それになれ、という丸山優実の命令に必死に抵抗する翔子。
 股間の疼きに耐えながらの抵抗だ。だが、イキそうになって止められるのは非常に辛い。 三日間ほどの絶頂攻めは、翔子の肉体に新たなイク喜びを植え付けた。
 刺激の頂点には、絶頂が来るということを覚えさせられた肉体にとって、寸止めは非常こたえる。

「はっ! はうああっ!」
 脳にイキたいという欲求がとめどなくインプットされ、リピートされていく。それを笑うかのように、バイブが止まるのだ。バイブはリモートコントロールでしっかりと管理されている。
 あの舞堂 葵の作ったプログラムは、最初に絶頂のあらゆる臨界点のデータを取り、それを解析していく。そして、そのデータをもとに、各々の女学生に攻めをしていくのだ。
 翔子は、これに翻弄されていいた。

 いや、翔子だけではない。その他大勢の者が生贄になっている。
 あの生徒会長もだ。

 止められるたびに股間を押さえる。人の快楽をもてあそぶバイブに、翔子が翻弄されている。

 ――あああああああっ!
 口を振るえて、辛いという新しい快楽に打ち震える如月翔子。
 こんな辛い攻めは初めてだった。

「くっ……くっ……そ」
 天下一品のお嬢様が、たった一品のバイブという製品にいいようにされていく。
 こんなことは、世界の頂点にいるお嬢様には許せないことだ。
 さらに許せないのは、側にあの丸山優実がいることだ。

「あはははっ! なによその表情。我慢すればいいだけでしょ? 翔子、平然としてなさいよ」
 悶える翔子をあざ笑う優実。クイとライバルの髪をつかむ。それを振り払おうとする翔子だったが。

「あくあっ!」
 強烈な刺激がきた! あっという間にイキそうに……

 ――あっ……ああああっ!
 涙目になる翔子。イケなかった股間を必死に両手で押さえる。そうでもしないとどうかなりそうなのだ。三日間、媚薬とリモートコントロールによる絶頂調教は、いかにあの如月翔子でも効果があったのだ。
 その効果に苦しむ顔の真正面に、優実の顔が近づく。
「いい表情よ、翔子。マゾの第一段階が近づいてきた証拠よ」
 汗がにじみ出る翔子。股間が熱く熱くたぎっている。しかし、懸命にライバルを睨む!

「なによその目は、イク喜びに喜びを覚えているマゾ女の分際で」
「こ、このままでは済まさないからね」
 翔子が強気ににやりと笑った。ここまでされて、怒りに震えている。
 だが、このお決まりのような言い返しは翔子らしくない。もっと、余裕ぶった言い方をできるのが、本来の如月翔子のはずだ。

「このままでは済まさない? 済まないのはあなたの股間じゃないの?」
 耳元で大きな声で言う。
「イキたいのを、我慢もできない変態のマゾ穴のくせに、何を言っているのかしら?」
 
 ――あっ! 
 また寸止めだ。せっかくイケると思ったのに……
 本来ならそう思っては相手の思う壺だということはわかっている翔子。しかし、肉の欲求には勝てない。

「もう一度聞くけど、私の専属の子猫になるつもりはないのね?」
「ない!」
 クルッと振り向いてにらみながら言う! これも翔子らしくない。
 もはや、冷静さを欠いている。
「ふ〜ん、そう。じゃあ行くわよ翔子」
「え?」
 どこへという表情だ。
「決まっているでしょう、亜津子さんとのお話よ」
 逆らうなら……わかっているでしょうねという顔だ。
 翔子と優実は亜津子のいる場所へ向かった。



 行く途中でも断続的に快楽が迫る。以前ならただ耐えるだけでよかった。ところが、今回は違う。満たせないということが、これほど辛いとは思ってもみなかったのだ。
 頭はイクことでいっぱい。三日間の調教はだてじゃない。

 怪しい施設の廊下を一回生の子と優実に囲まれて行く翔子。黒いドレスが美しさを際ださせているが、それ以上にエロスの匂いが強い。顔が火照っている。これほどの屈辱を受けたことは未だかつてない。股間にバイブ入れて、ドレスを着る。さらに、三日間の絶頂攻めの後、寸止め攻撃。

 ――あっ……もう……
 身体が快楽に負け、翔子を苦しめていく。その様子をじっと見ているのが優実だ。
 徐々に堕ちていくのを楽しそうに見守っているのだ。

 亜津子がいる部屋に向かった。施設の中の大広間。こんな場所をどうやって手に入れたのだろう。

「おはよう、翔子」
 こちらも綺麗に着飾っている。おはようと言うから、今はまだ朝なのだろう。
 もはや、翔子にはその判断する暇がない。
「…………」
 口をつぐんだままのお嬢様。
「体調はよさそうね」
 プイと顔を背けた。それしかもうできない。
「その椅子に座りなさい」
 腰掛けるように促す。断続的に続いているバイブを入れたまま……

「早速だけど、翔子、メスになる決心はついたかしら?」
 いきなりきた。
「う……うるさい」
 それだけだ。
「うるさい? あなた、そんなこと言える立場と思ってるの?」

 とたんにバイブが強烈になる!
「くはああああああああっ!」
 椅子に座ったまま軽く叫ぶ! そうでもしないとこの強烈な快楽は耐えられない!

「気持ちもよさそうね」
 ふふふと笑いながら翔子の痴態を見つめる三毛亜津子。
「だ、黙れ……」
 いつもの翔子の言い回しはまったく来ない。ただただ、抵抗しているだけだ。
「イキたいならメスになると言いなさい。特別に心の底から言わなくてもよくってよ」
 条件を緩めてきた亜津子。しかし、これこそ屈辱の境地だ。
「ばか……言うな! あひゅあああああああっ!」
 弱っていたバイブがまた強くなる! イキそうになる!
 身体は否が応でも反応する!

 ――いやっ!
 自分で快楽をコントロールできないもどかしさ!
 なんて、恥辱的……プライドが崩れていく……

「イキたくないのね、だったら、平然としていなさい。あなたを見ているとイキたくてたまらないように見えるのだけど」
 この調教で平然としろという亜津子。
「こ、この……」
 睨んだ翔子だが、股間の辛さははんぱじゃない。
「これぐらいのバイブの刺激に耐えられないようでは、私のライバルとはいえないわね」
 テーブルの上で言われる。脚が微妙に震えるのだ。身体が恥ずかしさと怒りで熱い。

「さ、朝食よ」
 朝ごはんがきた。この状態で二人で食べるらしい。

「あなたが、恥辱にまみれる様子を楽しみながら、朝食をいただくわ」
 三毛亜津子が不適に笑った。その表情を見ようともしないのは翔子だ。
「さ、食べるのよ翔子。食べないと……わかってるわね」

 すると、ちょっと考えて翔子は……


 いきなりガツガツ食べ始めたのだ!

 驚く亜津子と優実たち。
 ちょっとこれは以外だった。バイブの振動に耐えながら一気に喉を通っていく食物。
 置いてあるのはパンとミルク。
 それを一気に……

 一気にだった。有無を言わせない食べ方。だれがじっくり快楽に耐えながら、食べる姿なんて見せるか! という姿勢だ。

 翔子の抵抗だった。
 ゆっくり話をしながら苦しませようとしていた亜津子だったが、これは以外な反撃。

 ――この状況で……よくもまあ……
 関心しているようだ。一気に食べるのは予想していなかった。手をつけないか、ゆっくり食べるだろうと思っていたからだ。

「さすがね翔子、気に入ったわ」
「ほんと、反抗的よね〜」
 黒いドレスの女の髪を触りながらいう優実。もうすぐメスになる予定の女学生の髪がお気に入りのようだ。

「では、私が食べ終わったら、一緒に来てもらうわよ」
 どっかに連れて行くらしい。

 この後、二人が部屋を出て行ったのは、30分後であった。



 食べている間もずっと我慢していた翔子。断続的にくる寸止め攻撃に、股間は熱くたぎっている。それをじろじろ見ながら食べていたのが、亜津子だ。結局はじっくりと観察された。
 プライドがボロボロにされそうな翔子だったが、ただただひたすら耐えている。
 優実の口撃もしつこい。本当にしつこい。

 ねえ〜本当にイかなくていいの?
 イッた時は最高よ……

 が、無視。

 そんな三人と取り巻きがぞろぞろ歩いていく。
 そして、施設の案内を始めたのだ。

「ここが、娯楽施設よ」
 二人のドレス姿と取り巻きが、娯楽がある場所へ入る。

 ビリヤードに卓球、ダーツにスロット、テニス場まである。テニス場は外だが。
 テニス場では、テニス部の子たちが練習している。合宿や研修できているのだ。


 ――どうして?
 疑問の翔子。
 ここに来るまでにいろいろな場所を見せてもらっている。
 それもわざと……

 快楽に浸っている頭が、わずかに考えている。
「あの場所からなら逃げれるかも」
「え?」
 壁に指を指す。確かに、よじ登ればこの施設から出れそうだ。

「覚えておいたら? 最もメス奴隷になりたいなら、ここにいる方がお得よ」
 希望を与えるひとこと。

 ――こいつ……
 怒りに震える翔子。ここまでされるとは……

「くあっ!」
 弱まっていたバイブがきた! 
「どうしたの?」
 わざとらしい。
「バイブの虜らしいわよ、翔子は」
 優実が笑う。
「…………」
 黙る翔子。二人のドレスのうち、片方は苦悶の表情だ。

「さ、次行くわよ、淫乱翔子さん」
 亜津子が次の場所へ案内する。


「よく耐えてるわね〜」
 モニターで見ているのは舞堂 葵だ。翔子の反応がちょっと信じられない。
「普通なら、まともに歩くのも辛いはずだけど」
 海道美知や三瀬麻里華はこの時点でもう堕ちていたらしい。

「ま、いずれ哀願してくるでしょう」
 翔子の表情を見ている。すると自分のあそこも熱くなる。
「いい……表情よ……翔子。もっと……辱めてあげるからね」
 ぺロッと舌をなめる。翔子の表情をモニターにアップにする。
 ありとあらゆる所にある、監視カメラ。
 翔子は徹底的に監視されていた。



 自分の部屋に戻った。いや、戻らされた。
 止まらないバイブの愛撫。今は弱いが。

 ――くうっ……
 股間の感覚がなくなりそうだ。が、快楽のほしさはかわらない。

 あれからいろいろ言われた。
「許可なくイッたら、仲間に浣腸するわ」
「イキたいなら、奴隷になる、メスになるといいなさい」
 これの繰り返し。似たような言葉の繰り返し。

 さらに、耳元ではっきり優実が言うのだ。これが一番屈辱であった。

 ――お、覚えて……いなさい……
 股間の熱い刺激に耐えながら思う。
 さらにわざと逃げれそうな場所を言うのも屈辱だった。

 だが、それはチャンスでもある。とにかく、ここから逃げ出さないと始まらない。

「くあっ!」
 目をつぶった翔子。久しぶりに強烈な刺激!

 が、イクことが……

「ああっ! もう!」
 イライラする翔子。頭はイクことでいっぱいだ。
 コントロールされる快楽に、翔子は少しずつ変わっていくのだろうか?



 時間がわからない。時計がないため、把握ができないのだ。
 あれから、昼、夕方であろう時間が過ぎていく。外の景色でやっと夜とわかるぐらい。 夕食もこの状態のままさせられる。
 もちろん、一揆食いだ。それが抵抗の証。これだけが翔子ができる抵抗だった。
 少しでも油断すると、快楽の虜になりそうになる。汗でもうにじんでいる服。さっき、無理やり浴槽で風呂に入らされた。その時は、貞操帯が外された。
 だが、絶対にイかせない。身体中を一回生の女学生に触られまくる。
 悶え、苦しむ翔子の痴態を喜んで見る優実。

「外してあげる」
「え?」
 意外な一言だった。貞操帯を外すというのだ。
 あっけなく外された貞操帯。

 不思議がる翔子。貞操帯を外せば……

「明日、また貞操帯つけてもらうわよ」
 にやっと笑って言う優実。その一言だけだった。一回生の子分を連れて部屋から出て行ってしまったのだ。

「…………」
 貞操帯をずっとつけると思っていた翔子。しかし、その貞操帯が……ない。
 あそこが解放された。

 ――いま……なら……
 イケると思った。だが、これは罠では?
 だが、それよりももうイクことで頭がいっぱいの翔子だ。

 さっとトイレに駆け込む!
 そして一気にあそこをまさぐる! もうイク寸前だ!

 いきなり優実がくると思った翔子だが、優実はこない。
 そのまま絶頂を迎える翔子!

 まさか……イケるとは……

「うはあああああああああああっ!」
 トイレで激しいオナニーだ。一回イクと止まらない指!

 何回も何回も、繰り返す絶頂……
 我慢に我慢を重ねた絶頂は最高なのだ。
 びしょびしょに濡れた股間から、噴出す淫水がほとばしる!

 ――ああああっ! いいいいいいいっ!
 最高の悦楽が、翔子を襲う!

 ――なんて、なんて最高なの!

 ビクビクとイキ続ける!

 イキ続ける……翔子。明日になればまた寸止めだろう。なら、イキまくった方が得だ。 もう、それしか考えられない。
 それほど、この焦らし攻めは辛いのだ。そういう身体にされてしまったのだ。
 表情がたまらない、勝気なお嬢様翔子が、淫乱にふける……
 溜めたていた欲求不満を一気に解消するように……

 この日はイキまくった。むさぼりまくった。

 何回とイって、果てたのだった……



 案の定だった。次の日には、また、寸止めが始まる。
 パソコンで管理された絶頂。絶対にイケない振動に狂う翔子。
 昨日、我慢してイッたのでなおさらだった。

 朝食、また部屋の案内。部屋で待機……
 この繰り返し。
 その間もバイブ攻めは続いている。

 ――おかしくなりそう。
 あれだけ昨日イッタのに、もうイキたい。それほど、虜にされつつある。
 翔子はいつしか、イクことを楽しみにしている。
 いや、それだけが楽しみになり始めた。
 しかし、それは甘い罠なのだ……



 一方……
 こちらではあの、三瀬麻里華が悶えていた。
 この女も囚われの身らしい。もはや、快楽の虜。

「ああああああっ!」
 M字開脚であそこを自ら広げ、後輩に手淫を促す。その後輩は、亜津子側の人間だ。

 なぜ、あの三毛亜津子の……

「お願い! もう!」
「いやらしいですわ、麻里華さまって……」
 サッとクリにあてていたバイブを離す。
「もっと、お願い!」
「では、麻里華は変態のマゾ女ですって言ってください」
「ええ、そうよ! 麻里華は変態のマゾ女よ!」
 平気で言う麻里華。

 あの三瀬麻里華もとうとう……

 自らオナニーでイクのを禁止されているらしい。暗示で、もはやいくら自分でオナニーしてもイケない身体になっているのだ。
 だから相手がいる、その相手は、。亜津子の後輩……

 いいようにされる生徒会副会長。

「では、変態のマゾ女である、三瀬麻里華のあそこをイかせて差し上げますわ」
 複数の一回生の娘たちが、生徒会副会長の身体を攻める!

「いかせて! この変態のマゾ女の身体をイカせてええええええええっ!」
 一回生の娘に哀願する麻里華。すっかり調教されてしまっていた。


 もはや、翔子だけではない。
 海道美知も三瀬麻里華も堕ちていたのだ。

 後は翔子だけ。
 その翔子をじわじわ責める攻めが待っている。



 その日もバイブ入れたまますごす。
 いつもように食事しながら、部屋を案内されながら。
 逃げれるようなところまで案内される。施設内をくまなくだった。
 この施設には、テニス部がほぼ全員いる。そのテニス部の部員にも会った。
 もちろん、バイブ入れていることは言っていない。
 彼女らは不思議そうだった。
 あの三毛亜津子と優実、翔子が仲良く歩いているからだ。
 さらに、なぜかドレス着て……

 みな、おかしいとは思っているが、生徒会長である海道美知も文句を言わない。
 当然、亜津子も何も言わない。亜津子もドレスだし。

 ごく一部のものは詳細をしっているようだが。

 それにテニスの練習をまったくしない。
 これも不思議に思われる。

 生徒会のメンバーも一部いる。この者たちも合宿か研修できているようだ。
 もちろん、海道美知も三瀬麻里華も堕ちていることはほとんどの者は知らない。
 知れば大変だろう。なぜなら、あの海道美知ファンクラブの主なメンバーも多いからだ。
 そして、生徒会に入っている如月翔子が、三毛亜津子と優実と歩いているのは、やっぱり異様に見えるらしい。

「ふふふ、不思議そうに見てるわ」
 亜津子が言う。
「どう? 翔子。あそこの調子は」
「…………」
「感じているんでしょう? 変態マゾだからね」
「そのうち、テニスの練習もしてもらいましょうか? バイブ突っ込んだままでね」
 にやついている優実。とことん、堕とすつもりらしい。
 
 ――テニスですって?
 この状態でやれ……と必ず言うだろう。

 それを自ら言わせる予定に違いない。

 寸止めは確かに辛い。だが、そういう恥辱はもっと辛い。

 頭がイクのでいっぱいになってしまう翔子。

 そして、夜になれば……また……

 もう三日イキまくった……

 夜のトイレのオナニーが日課になってしまった。
 我慢すればするほど、イッタ時の快感はすばらしい。
 夜になればなぜか貞操帯が外される。それまでの我慢だ。

 もう、そのときが来ることで頭がいっぱいの翔子。
 身体が寸止め後の快楽に翻弄されているのだった。



「じゃあ、明日またつけてもらうわよ」
 貞操帯が外された。今日も我慢と恥辱の一日だった。
 快楽のことでいっぱいの頭だが、場所だけは覚えている。
 記憶力抜群のお嬢様だ。いずれいろいろ役に立つと思っているのだ。

 だが、もう……
 今日は……いや、今は……


 サッとトイレに駆け込む!
 トイレでイクのが日課になってしまった。
 ショーツを脱ぎ、強引にかきまわす!


 そしてイク瞬間!


「翔子! イクのは駄目よ!」
 

 突然、トイレ中に優実の声が響く!
 どこから出てきた声が¥かはわからない。だが、トイレに響いているのは確かだ。

 ハッとして手を止めてしまった翔子。
 いきなり優実の怒鳴り声がトイレ内に響けば、手は止まる。

「馬鹿ねえ〜今まで見られていなかったとでも思ってるの?」
 あああっ……と思う翔子。

「あなた、イクことに夢中で、状況判断ができていないようね」
 確かにそうだ、いつもの冷静な如月翔子なら、見られていることはすぐに判断つくはずだ。

 この部屋は監視されているのだ。オナニーシーンもばっちりだった。

 かあ〜っと顔が赤くなる。あそこを手に押さえたまま……
 だが、何を思ったか、いきなり手を動かした。強引にイクつもりだ!
 もはや、人の目など、いや、人の声など気にしてはいられない!

 指を深く入れ、絶頂体制を作る!

「勝手にイっては駄目よ! 仲間に浣腸するわよ!」

 ハッとする。
 こう言われるともはや無理。

「手をどけなさい、翔子」
 優実が命令する。イクために手淫をしていた手に……
 名残おしそうに手をどける。股間がヒクヒクしているというのに……

 思わずあそこを見てしまう。
 濡れそぼったあそおは、もうイキたいだけだった。

「この三日間、本当にむさぼるようにイっていたわね。でも、今日でそれも終わりよ!」

 心で怒る……それしかできない。
 しっかりと見られていたのだ。あの痴態が……

「オナニーしたいの? 翔子」
 どこからともなく声が聞こえる。
 返事はしない。

「したいなら、してもいいわよ。ただし、イクのは禁止ね」

 ――こ、この……
 人の欲望をコントロールして、あざ笑う丸山優実。なんという女だ。

「馬鹿ね〜今日もイケると思ったの翔子? わざと三日間イかせてあげてたのが効果あったみたいね」
 屈辱の言葉が続く。
「イキたい? 変態女さん」
 優実の声が続く。

「イキたいはずよ。あの絶頂のアへ顔は、最高に気持ちよかった証拠でしょう?」
 笑いながら言う。
「ほんと、変態の顔だったわ。だらしなくて……無様で……」
 言葉攻めだ。

「イキたいならメス奴隷になると言いなさい!」
「うるさい!」
 抵抗するお嬢様!

「そう、だったら我慢することね。今日は眠れないかもよ〜」
 笑い声さえ聞こえる。優実と亜津子、その他の女の声だ。

「言っとくけど、隠れてイクのは無理よ。常に見られていると思いなさい」
 今度は、突き放すように言う。

 翔子は一気に精神が堕ちていった……




 悶々と過ごす翔子。
 あれから二時間はたった。
 優実から寝たらと言われた。もちろん、音声だけで。

 寝れるはずがない。悶々とした身体が、疼きまくっているのだ。
 火照った身体は、眠りを呼び込まない。

 すると、部屋が開いた。

 優実だ。丸山優実がやってきたのだ。
「翔子、まだ寝ていないの〜」
「…………」
 もはや何も言わない翔子。一方の優実は何か持ってきていた。

 バイブにシェービングクリーム……カミソリ。

 そして……筆だ。

「股開いてちょうだい」
「え?」
「火照った身体がそろそろ冷え込む時期でしょう? それじゃかわいそうだから、気持ちよくさせてあげる」
 目をそらした。すると、

「こっちを見るのよ!」
 あごを持って翔子を睨む。
「毛を剃ってくださいと言いなさい」
「……くっ……」
「言わないと浣腸するわよ翔子。もちろん、あなたにじゃなくて……」
 ちょっとだけ考え込む翔子だが、もはや言葉は決まっていた。

「毛を……剃ってください」
「それと、次は……筆とバイブで狂わせてください」

「ふ、筆とバイブで……狂わせて……」
「あらそう〜」
 うれしそうに言う優実。これだけ素直に言うとは思っていなかったらしい。それほど、あのトイレでの行為は堪えているのだ。

「全部脱ぎなさい」
 服を脱げとご命令。そして、新しい服に着替えた。

 ――なんだ……これ……
 透け透けだ。乳首がうっすらと見える。下半身も裸にした。
 しかし、優実はこのショーツを履けと言う。

 薄いショーツだ。あそこの部分は透けて見える。
 筆でいじられても、感度が伝わるほど。
「そこの、テーブの上に乗って」
 翔子を透けた服に透けたショーツ。そのままテーブルの上に乗り、腰を下ろす。
 うんこ座りで、優実を迎えた。

「いい格好ね〜」
 クスッと笑う優実。
「今から筆とバイブで嫌というほど、狂わせてあげる。でも、決してイっては駄目よ」
「…………」
「もし、イッたら、舞に浣腸するわ」
 黙っている翔子。
「でも、舞に浣腸してくださいと自分から言うなら、イかせてあげてもいいのよ」
 嫌な取引だ。

「やりたいなら、さっさとすれば?」
 言い返した。その態度が気に入った優実。
 ペロッと筆を舐める。

「うふふ、火照った身体が冷え込んでいるからそう言えるのよ。今のあなたの状態で、眠っている欲望を無理やり掘り起こされる事が、どれほど辛いことか……」

 さらにぺロリ……

「たっぷりと……思い知らせてあげる……」
 にやついて言う優実。性格の悪さがよく出ている。
 そして、この性悪女は、なんとか欲望に耐えながら眠っていた膣とクリを、筆でいじめ始めたのだ。

 欲望を無理やり目覚めさせるために……
 翔子に辛い恥辱と敗北感を味あわせるために……

 翔子の屈辱がまた始まる。


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