その夜……
 静まり返った学園。その学園のあるところで……

「そ……そこよ。そこをお舐めなさい」
 スッとあそこに誘導するお嬢様が一人。
 するとしもべのような男が、そこに舌を這わせる。

「う……うぐっ! はああああああああっ!」
 歓喜の声をあげるお嬢様。ここは……

 生徒会の一室……

「いい! いいわ! そこをお舐め! しつこくよ!」
 グイッと顔をあそこに押し当てる。苦しそうな少年。
 苦しいはずだ、自分のあそこが……

 縛られているのだから。

「ほらほら、しっかりと舐めないと、イカせないわよ」
 ペニスを射精できないように縛り上げて、割れ目を舐めさせるお嬢様……

 その名は、三瀬麻里華。
 あの生徒会副会長である。スッと長い切れ目の目が特徴のお嬢様だ。
 亜津子と同じ三回生。が、顔は結構童顔でもある。
 だが、亜津子よりもサディストで有名なのだ。
 グイグイと苦しそうな少年の顔をさらに押し付ける。

「最近、素直になったわよね」
 裸で横にいた別の女学生がにやにやしながらその様子を見ている。
 三瀬麻里華以外、数人の女たちがいる。学生の少年は一人。おそらく男子部の者だ。

「あたしたちのお相手ができるだけでも、幸せにおもわないと……ね」
 縛られているあそこを激しくしごいている。そんなことされたら、苦しいのは当たり前。

「お、お願いです、麻里華さま……もう」
「生意気ね、わがままはいけないわ」
 クスッと笑いながら言う。ここは生徒会副会長の部屋だ。
 翔子が狙っている部屋でもある。

 しかし……男子禁制のこの女子部に……

 しかも、生徒会の副会長の部屋で……
 とんでもないお嬢様だ。

 部屋を見ると、大きさや間取りはほぼ会長と同じ。
 違うのは、内装だった。

 すべてがファンタジー世界。いわゆる中世の雰囲気なのである。
 どうやら自由に内装も変えることが出来るらしい。

 さすがは副会長。

「もっとしごいてあげなさい」
「はい、お姉さま」
 許しを請う少年に対して、容赦ない責め。

「うぐはあああああッ!」
 強引にしごかれ、悲鳴をあげる。その表情が麻里華さまはお気に入りのようだ。

 ――いい声出すわね、この子……当分は楽しめそう。
 ペロリと舌を出して、淫乱な表情を見せる。カジュアルウェーブなロングの髪が
 いやらしくなびく。だが、その冷たい表情は、三毛亜津子以上かもしれない。
 裸にされた少年は、なすがまましごかれていく。根元をしっかりと縛って射精できないようにされているのだ。

 だが、苦痛の笑顔という不思議な表情をしていた。

 もはや調教済みだ。

「かわいいわね、あなた。もっといじめてあげるわ。愛を込めてね」
 そういうといきり立ったペニスの上から副会長の割れ目が……

 ゆっくりと飲み込んでいくのだった……


 いじめられているマゾのペニスが、副会長麻里華の膣で狂わされていく……
 きゅううううう〜という吸い付きで、マゾ少年を苦しめていくあそこ。

 イこうとするペニスがビクビクとうごめくのが非常に心地よいらしい。

 ――いいわ……この感触……なかなかじゃない。
 身体を使って物色する副会長。まるで着心地のよう服のように……
 上下に乱暴に動く。それに苦しむ少年。

「うぐはあああああっ!」
「いい、いいわよ! その声! もっと出しなさい!」
 お気に入りの悲鳴が麻里華のサド心をくすぐるのだ。この声は、お気に入りのようである。

「たまらない! ちょっと! よすぎよ!」
 思わずイってしまった。まだイクのには早いと思っていた肉体だが、
 このよさに負けたのだ。

 ビクンビクンとイキながら微笑む麻里華。心地よい感触が頭の中を通過していく。
 膣の中にたまっていた物が出て行くように液が流れ出てイク……

「さ……さいこう……」
 ヒクひくと身体がうごめく。
 
 麻里華はそれから何回も昇天して果てたのだった……



 一息ついた。

 副会長。

 他の女学生が優雅にソファでくつろいでいる。
 花柄のクラシック調。
 こういう趣味があるのだろう。その向こうでは、少年が眠っていた。
 あれから徹底的に女の快楽だけを満たし、最後の最後に放出した。
 そのよさにぐったりとしてしまったのだ。


「射精した瞬間に、ぐったりよ」
「よほど気持ちよかったのね〜」
 散々焦らして、最後に発射。そりゃあたまらない。



「暇ね〜」
 と言いながら、シャワーを浴びていた麻里華が戻ってきた。
 う〜ん、抜群のプロポーション。
 翔子にひけをとらない肉体。そして、翔子よりは一年先輩である。

「何か面白い話ない?」
 退屈そうだ。少年をいいように回して置いて、もう退屈とは。
 童顔の顔は、慣れているのだろう。

「そういえば、如月って子が入ったって知ってます?」
 横にいた女学生が振ってきた。
「如月? だれそれ?」
 聞いたこともないという感じの麻里華。
 麻里華が中世の貴族のお嬢様なら、最近入ってきた者など、平民に等しい。

「テニス部の子ですよ」
「なに? テニス部? 亜津子の馬鹿がいるところね」
 険しくなる表情。どうやら亜津子という言葉は大嫌いらしい。

「あの女に関係することは聞きたくないわ」
 横に置いてある、ワインのような物をそっと取る。ノンアルコールの飲み物らしい。
 それをクイクイと飲み干す。エッチをした後はのどが渇くものだ。
「いえいえ、亜津子と対立しているとか……」
「え?」

 興味のない亜津子関係と思っていた麻里華。対立しているという言葉に興味を持つ。

 ――テニス部の子が、亜津子に逆らう?
 考えられないという麻里華。濡れたロングの髪がゆれた。

「おまけに優実の大のお気に入りとか」
 笑う側にいる裸の女学生。もちろん、この場合のお気に入りとは逆の意味だ。

「そんな命知らずな馬鹿女がいるの?」
 テニス部は亜津子の絶対支配化のような場所。
 そこに反旗を翻している女が平気でいる? 麻里華には信じられない。

「如月とか言ったわね、何回生?」
「最近転校してきた二回生の子ですよ」

「ふ〜ん……」

 ちょっと驚く麻里華。あの亜津子とやりあっている娘がいるというのだ。
 それもテニス部に……
 普段、生徒会には来ない副会長。来るのは、会議が召集された時か、こうやって遊ぶ時ぐらいだ。その他は、いつも仲間とつるんでいろいろやっているらしい。

 ――どこの馬鹿かしら?
 麻里華には信じられない。

「あの亜美が、気に入っているとか」
「え?」
 ますます驚く。

 ――あの藤堂亜美が?
 この場合は、逆の意味ではない。

「名前はなんていうの?」
「たしか……如月、如月翔子とか」

 ――如月……翔子。

「面白そうね」
「え?」
「一度会いたいわ」
 すると、少年が目を覚ましたようだ。それ見ながらにやける。

「明日、会いに行きましょう、久々に二回生のクラスでも覗いてみるのも面白そうだし」
「でも、みんな気を使いますよ、麻里華さん」
「当たり前でしょう、私を敬わない女がいるわけがないじゃない」
 まるで当然といったような態度だ。

「お目覚め、マゾ君」
「ま、麻里華さん」
「二回戦、行くわよ」
 豊満なおっぱいをグイとみせつけ迫る。

「あ、あの……」
「拒否は許しません、この私の完璧な身体を見て、立たないことは恥だと思うのね」
 なんて言い方だ。亜津子に引けをとらない口の悪さ。

「さあ〜ここを舐めるのよ。この私の完璧なココを……」
 脚を組んだまま太ももの付け根にに、まずは突っ込めと誘う。
 言うがまま、マゾ少年は脚を舐め始めた。どうやら足の先から順々に行くのが常らしい。
 爪からゆっくりと舌で這わせていく。少年の目はうつろだ。

 もはやマゾの虜なのだろう。

「如月……翔子……か……」
 ゆっくりと太ももを舐められながら、まだ見ぬ翔子を考える。

 ――楽しませてくれるかしら?

 脚をゆっくりと開く。シャワーを浴びたあそこがパックリと見える。
 そこへマゾ少年は、従うように顔をうずめていった……
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