ゆっくりと、優実の舌が先生の穴の周りを這う。すぐには穴を刺激しない。
 性格がよく出ている。間違いなく優実はネチネチ攻めるタイプだ。

「ゆ、優実さん、は、はやく」
「な〜にせんせい、おねだり?許されない行為よそれ」
 と言った瞬間花園に指入れてグイっとつねった。
 
――あっ、痛。

 睨み付ける優実。それを上から見る時枝。
「そう簡単にはイカせないわよ、わがままねえ」
 優越感に浸る優実。年上を嬲る喜びに酔いしれているのだろう・・
 性格は極悪かもしれない。

「ご、ごめんなさい」
「ふふ、いい子ねえ〜でももう少し苦しめてあげる」
 そう言って優実の舌が、また穴の側を這いまわる。

「優実、今日はもうイカせてあげなさい」
 亜津子が指図した。
「あら、わかりましたわお姉さま」
 いつもの亜津子ならもう少し時枝の哀願を楽しむ所なのだが、今日は違うようだ。

 不機嫌、らしい……その原因はもちろん翔子。叩きのめすつもりが、結構張り合ってきたからだ
 だからと言ってスポーツの勝負事を汚いやり方でつぶすつもりはない。
 スポーツの勝負事は、不正で勝っても自分の評価が下がるだけだ。

 しかし……その他の策略はもちろん別である。

 ――あっ、うんん、そ、そこ。

 時枝が優実に攻められ悶え始めた。舌は時枝を見下すように這い回る。
 M女に、逆らうことなぞできないのよという風に。

 ――ああっ、だめええっ! 優実さん!

 次に優実は、二本の指を使って豆を攻める。

 ――ふふ、表情最高ね。

 マゾ女にふさわしい表情を時枝はしている。快楽に必死に耐える女。時枝にはふさわしい……
 
 ――今度、お姉さまがいない時に、うんといじめてあげるから。

 と、心の中でつぶやく優実。優実のSの欲は、この程度では満足しない。
 もっともっと苦しめてから、狂わしたいという気持ちがあるのだ。
 だが今は亜津子お姉さまの命令。すぐにイカせなければならないようだ。

 ――はあっ、んああっ!
 時枝の声が大きくなる。じっと亜津子は見ていたが、自分もたまらなくなったらしい。
 制服のミニスカートの中に自分の指を入れ始めた。それをちらりと見つめる優実。
「お姉さま……そんなことしなくても、この私が」
「ならはやくそのマゾ女をイカせたら?」

「あ、はい」
 くるっとマゾ女に顔を再び向ける。
「はやくイキなさいよ、ほら!」
 乱暴な指の動き。

 だがそれでも絶頂を迎えるには十分な刺激だ。時枝は大きな声をあげて、欲望を満たした。



「お姉さま」
 スッと優実が近寄る。自慰をゆっくりと続けていた亜津子は、花園に入れていた指を抜いた。
「時枝は満足したのかしら?」
「一回イケば十分ですよ、お姉さま」
 時枝の心を無視するかのように優実は言い放つ。
「あなたっていつもてきびしいのね」
「お姉さまの方がだいじですもの」
 といって亜津子の花園へ顔を近づけた。少し顔を赤らめながら、立ったまま足を大きく広げる亜津子。

 さあ、舐めなさい、優実……と言ってるかのようだ。
 ゆっくりと優実は亜津子お姉さまの花園に顔を近づけて行く。
 軽く口付けをする。次に舌が伸び始めた。豆を的確にころころと転がし始める。

 ――あっ、うん、そ……そうよ。

 優実の舌技は結構うまい。だが時枝の時とは大違いの態度だ。
 やさしくやさしく、亜津子の花芯をときほぐしていく。

 ――ああっ、感じていらっしゃる。ふふ、ここは、わたしだけのもの。他の女には触らせないわ。
 Sに加えて独占欲も強い優実。あどけない顔でこの性格……

 将来が怖い。


 ――うっ……んっ、今日は一段とズンッてくるわね。
 ちらりと時枝を見る亜津子。じっと時枝はただ見ているだけだ。
 それを上目遣いで優実に快楽を与えられながら見る亜津子。
 優実の愛撫に熱がこもってきた。股にうずめている優実の顔を亜津子がそっと両手で包み込む
「オナニーでもしてたら?暇なんでしょう?」
「あ、い、いえ」
 言われて顔を赤らめる時枝。被虐の喜びにイッた顔には汗が流れている。
 それがまた淫らな表情を作るのだ。

「オナニーしなさい」
亜津子の鶴の一声。
「は、はい」
 優実の亜津子の花芯攻めが最高に達する。

 ――あううっ、い、いいわよ、ゆうみ……もっと、もっと続けなさい。

 
 ――お姉さま……こんなに濡れて……欲求、満たされてないのかしら。いけないわ、欲求不満は そんなこと、私が認めない。
 優実はこの想いを亜津子の花芯に向けていく。

 ――お姉さまのここは……いつも私が。そうよ、いつでも私が……

 舌がさらに動き回る。目をつぶる亜津子。自慰をしながら二人を見つめる時枝。

 ――くああっ! いい!

 いいっ!

 そ、そこよ、ゆうみいいいいっ!――




 亜津子はイッた。

 ――優実、いつもながら最高〜

 汗が全身にまみれている。顔にかかっている汗を近くの椅子に座ってぬぐう。
 欲望が満たされた亜津子の表情を優実が、時枝が見ている。ゆっくりと優実が亜津子にまた近づく。

「お姉さま、今度は私を」
「ええ、いいわ」
 互いにキスを始める。脱ぎかけていた制服を、お互いに脱がし始める。
 時枝はただゆっくりとあそこに指を入れてだまって見ているだけだ。
 そんなことは関係ないかのように二人はキスに夢中になった。

「時枝、後でまたじっくりいたぶってあげるから、しっかりと濡らしておきなさい」
「ふふ、今度は、じっくり狂わせてあげるわよ。たっぷりと焦らし攻めでね」
 ぺロッと舌を出す優実。どこまでもいやらしい性格。こんな女に狙われたらさぞかし怖いかもしれない。
 妖艶で淫らに、背徳に満ちている放課後。他の部活でも……行われているといううわさもある。

 ある時は男子部の生徒も交わって。
 だがこの学園の深い闇とはこんなものではない。徐々に翔子は、淫乱で妖しい世界にどっぷりと浸かっていくことになるのだった。


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