中のモノ


 二人だけになった部屋。

 すると、亜津子がゆっくり時枝に近づく。

「気分はどう?時枝先生」
「こ、こんな時まで……つけなくたって」
「なに言ってるのマゾのくせに」
 ああっ、声が出始める時枝。翔子がいなくなって急に気持ちが緩み始めたのだ。
「気持ちいい?先生」
「え、ええ」
 ブブブブ……と小さな音がする。時枝の中にしっかりと食い込んでいるモノは、小刻みに震え続けている。
「今日はここにいてね、ずっと」
 亜津子のやさしい声。これではどちらが上かわからない。耳たぶを舐められ悶える時枝。

 ――ああ、だ、だめ――

 唇が重なり合う。時枝はされるがままだ。だがその眼は喜びに満ちている。
 もう3ヶ月前からこういう関係になっているのだ。
 この学園では大きな声では言えないがよくあることなのである。

「綺麗よ……時枝」
「ああ、亜津子さん」
「亜津子でいいっていつも言ってるでしょ」
 台詞が逆にしか思えないが、上位にいるのは間違いなく亜津子。胸をまさぐる亜津子。
 やわらそうな胸が亜津子の手によって弄ばれている。唇を吸い終わった後、今度は乳首を攻める。
 硬くしこった乳首は、抵抗というモノを知らない。

 ――ああ……いい、すごく。

 下半身の快感も加えられますます淫らな気持ちが高まる。

「じゃあそろそろ行くわ」
 スッと乳首から唇を離す。

「え、ええっ」
「がんばってね今日もつけたままよ、私がいいというまで、この部屋にいなさい」
「ええ、わかってるわ」
「ふふ、かわいいわ時枝先生」
 亜津子がゆっくりと部屋を出て行った。
時枝は、バイブ付き貞操帯を見るために鏡の前でゆっくりとスカートをたくし上げる。


 ――ああっ、なんていやらしいの。
 お尻の辺りが特にエロチックに見えるようになっているようだ。この貞操帯は。
 しっかりとあそこにくわえ込んだバイブが絶え間なく花園に淫らな気持ちを伝えてくる。
 部活が終われば……はずされる。

 ――そして、亜津子……亜津子さんに。

 そう思えば思うほど、時枝先生の股間はさらに潤み続けるのだった。

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