媚薬入りの液体2


 マイカは立ったまま両手を縛られて吊るされるような格好で足を拡げている。リリスはマイカの両頬にそっと手を添えながらディープキスを繰り返している。ねちっこいキスだ。これからされる前の儀式のようなモノなのだろうか?キスだけでもうマイカは顔が真っ赤である。
 一方その横でアイラがなにやら洗面器のようなモノにいっぱいの液を注いでいる。黄金の洗面器だ。ものすごい輝きをしている。部屋の周りにはろうそくが並びなにやら妖しげな雰囲気が漂う。
アイラは液体が一杯になった洗面器を、うっとりと見つめていた。

 ――ああ、ひさしぶり。うずうずしてたのよねえ。ミクにしようと思ってもリリスお姉さまは駄目って言うし

 持っているのは注射器だろうか?大きい物だ。これもまた黄金だ。なんと悪趣味だろう。だけどアイラは顔が高潮してウキウキしている。よっぽどうれしいのに違いない。
「アイラ、こっちにいらっしゃい。まずはマイカをかわいがってあげましょう」
「はい、お姉さま」
 ゆっくりと小悪魔は黄金の注射器を大事そうに抱えながら獲物に向かって行った。





 二人の女がマイカを攻めている。前の穴をリリスが、後ろの穴をアイラが……。

 ああっ、す、すごっ、くああぁ。

 リリスがじっくり嬲るように指を動かしている。マイカを見つめながら。アイラは後ろから立ったままのマイカのお尻の穴の中で自分の指を巧みに操作している。

 あはぁ〜く、くるううぅ。

 ダブルで前後でされれば絶頂へ向かうのは早いだろう。特にお尻を攻めているアイラの表情は優越感に満ちている。とにかく年上攻めが好きなのだ。サドの傾向が強いのはもちろんリリスよりアイラに違いない。自分より年が上の者を、自分の指と舌、口で狂わせ、焦らせ、悶絶させる。

 これほどの楽しみはないわよね。マイカはこの前も攻めた事あるけど……今日は徹底的に……ああ、濡れてきちゃううぅ。自分の下半身が喜びに打ち震えているのがわかる。今ここで逆にリリスお姉さまに私が弄られるのもいいかも。

 だけど、今はマイカ。それのみね……うふふ。

後ろから右乳首にも刺激を与え始める。もうマイカは昇り詰める寸前だ。

「アイラ」
 とリリスが合図した。その瞬間ズボッ……っと穴に刺さっていた指をアイラが勢いよく抜く。リリスも前の穴を触っていない。

「どう?今のご気分は」
「あん、切ないです、お姉さま」
「ふふ、さ〜て焦らして下準備は出来たし、これからは」
「ねえ〜お姉さまはやくう〜」
 アイラが哀願する。もうしたい事は決まっているのだ。
 
 ――やれやれ、もうちょっと二人で焦らして遊ぼうと思ったのに。

 アイラは違う事をすることでやる気満々である。スッとマイカの前に立ち、
「今日はいっぱいいっぱいしてあげるわ」
 と極太注射器の先端をぺろぺろと舐めながらアイラは微笑んだ。




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