ミクの愛撫再び


 あああ〜うんんっ、そこ、そこよミク。

 あうっ、いい……いいわ……ホント久しぶり。

 悶えまくるミセルバ。ベッドで上に覆いかぶさったミクの愛撫のいいなりになっている。声も大きい。ここなら思いっきり声もだせるのだろう。ミクの愛撫も今日は一段と激しそうだ。久しぶりというのもあるかもしれない。が、ここの薄暗い雰囲気がそうさせている可能性もある。

 ――ミセルバ様……感じてらっしゃる。すごい、ここ……こんなに。

 濡れ方はたしかにすごい。花園は触られて愛液を出すと言うよりも、垂れ流しのような状態になっている。

 あっ、あっ……そ、そ……そこっ……よ。ミク……もっと。

 愛液に比例するように淫靡な表情が加速する。
「ミセルバ様、どうします?この前のプレイはなさいますか?」
 ミクが焦らしのプレイについて尋ねてきた。拒否する理由は全くない。むしろ願ってもないことだ。自分でしてもあの切ない想いと満足感は絶対に得られないから。ミクにミセルバが軽くキスをして答える

「もちろんよミク。思いっきり楽しみたいの」
「はい、じゃあ今からでいいですか?」
「ええ……」
「うふ、行きま〜す」
 ミクはどうも機嫌が良さそうだ。ハイな気持ちなのだろう。
 ――ああっ、いよいよね。
 ミセルバは期待に震え始めた。



 門悦の表情で地下牢の中で一人の女性がメイドの女に、快楽のコントロールをされている。
広大な領地を持ち、何百人の部下を持つ大貴族の跡を継いだ女――ミセルバ。

 だが今はメイドの快楽の指奴隷になりつつある。もちろんメイド自身にはそういう気持ちはない。しかしそのメイドの後ろに暗躍している女は……どうなのだろう……。

 ああっ、いい……そこよ、そこ……。ミク……そこっ。

 ぐんぐん頂点へ向かっていく快楽の波。寸前で上がったり下がったりを繰り返されている。

 ああっ、もう〜でも……ここを……我慢すれば……いえ……が、我慢するのが……いい、いい……

 いい……いいのよ、ミク……んっ、ああっ……もっと……もっと焦らして。

 ミク……なら……いくらっ……されても……。

 ――お願い。

 心の中で叫びまくるミセルバ。とその時、
「そろそろいいですか?」
「え?」
 ミセルバがけだるい表情でミクを見る。そこにはニッコリ微笑むミクの姿。

 ――あっ……ミク……。

 ん?ミセルバの表情が少し不満げに見える。

 ――もう、どうして……どうして……

 ――そんなこと……聞くの?
 そういいたげな表情をミセルバが見せ始めた。
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