ひたすらくわえ込むリリス。ペニスがリリスの思いのままにされ始める。

 ふと〜い――

 たまらないわねこの大きさ。

 入れたいという欲求もある。なんせペニス握るのもしゃぶるのも数年ぶりだ。しかもこの年齢は初物である。

 ところで決まったお相手はいらっしゃるのかなあ〜?

 貴族の身分なら寄って来る女も多い。ミセルバの愛人といっても形だけだから他にいてもおかしくないと思うのは当然かもしれない。メイド達にはロットは魅力がある。たいがいは平民どうしでしか結婚はしないし、没落だろうがなんだろうが身分を剥奪されない限りは貴族だからだ。

 ――あっ、すごい……すごい、リリスさん。

 初めての経験……これほどの悦楽は体験したことがない。唇の咥えて力を入れる具合も最高だ。過去に交わってきた男達も、この快感を味わったのだろう。奥に深く加えてから亀頭に向かって唇が動いて行くまでがゆっくりとだが、確実に刺激をロットの脳に伝える。

 ――ああっ、いい……いきそう――!

 徐々に絶頂が迫り来る。いじわるなリリスはそのタイミングを逃さない。手の動きを止めてしゃぶっていた唇を顔ごとロットに近づける。
「ロット様……まだお口に含み続けても……かまいませんか?」
 せつなそうにまたもやロットを見ながら言うリリス。はあ〜この表情が、この表情がたまらない。

「あっ、うん……い、いいけど……そろそろ」
「うれしい〜」
 と言ってロットが続きを言いかけたのを無視するかのように再び咥え始めた。絶頂近くで止められたペニスが少しおさまってきたところを襲う。

 あっ!いいいっ――

 ロットが心の中で叫ぶ。ゆっくりと徐々に快感を与えるようにするリリス。これではイクのに時間がかかりそうだ。おや?胸のボタンを外しはじめた。大きな胸が、乳首が露になる。そしてクスッと軽く笑って胸でペニスをはさみ始めた。

 ――パイズリだ。
 ゆっくりとだが、ねちっこく焦らすようなパイズリ。目をつぶっていたロットは感触が変わったのを不思議に思い瞳をリリスに向ける。

 ああっ――うわああっ!む、胸でするの――?

 けだるい表情でリリスがこっちを見ている。ロットには強烈過ぎる行為だ。それにしてもリリスの表情はすばらしい。ついでにこのおっぱいもすばらしい。全く……これほど淫乱で恥ずかしさを掻き立てる表情が出来るとは。

「ああっ、で、でるよリリス」
「いや」
「え?」
 ここで出させるわけがない。仕込まないといけないのだから。
「もっとしていたいの……ロット様、出したら終わりでしょう?」

 パイズリをやめ再びリリスが近づく。たまらない表情が目の前に迫る。

 あっ、あの……。

 完全にロットは魅入られている。蛇がリリスならカエルはロット。

 もう逃げられないのよロット様――

「お願い……まだ、まだ……楽しませて」
 リリスが耳元でささやく。
「あっ、う、うん……いいっ、けど、つら……」
 と言おうとした時唇が塞がれ、ペニスがまたもや弄られ始める。舌が舌を攻撃している。イッちゃいやいやといってるような舌の動き。ロットの舌もそれにあわせてリズムよく動く。一分近く舌が交じり合った後、

「また口で……してもいい?」

「え、う……うん」
「好きなだけしゃぶらせてくれますか?」
「う……うん、いいよ」
「うれしいロット様、じゃあお言葉に甘えて……がんばって立ち続けてくださいね。やわらかくなったらリリスいやなの」

 ――リリスいやなの。
 ――リリスいやなの……。

 この言葉、ロットのつぼにはまったらしい。甘えた声で悪魔の辛い誘惑がまた始まる。

 あっ、はあ〜リリスさんて……なんか、攻めるのが……うまい。

 そう思いながらもこの悦楽には勝てないロット。
「うんっ、わか……ったやわらかくしないよ」
「約束してくれますか、リリスがいいと言うまで柔らかくならないって」
 亀頭の割れ目部分を唾液にまみれた手で触られる。
「ああっ、いいっ――いいっ……よ」
「ありがとうロット様」
 そういうとリリスは再び深くペニスを悪魔の入り口の唇の中に押し込んだ。


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