くあああ……すごいっ!

 張り型が性器に食い込んでいる。ミセルバはよつんばいになっていた。自ら望んだ体位だ。ミクがバイブを持ってくる間に体位を変えていた。

 ――ああっ、いいっ……後ろから。一度されてみたかったのよ。

 虐待新書に書いてあるひとつ。四つんばいになって後ろからメイドや下人に穴を遊ばれる行為だ。

 ――はあはあっ、すごい……感触。

 ――こんなに感じてる……ミセルバ様――
 ミクもこのようなモノを使うのは始めて。もちろん使われた事はあるが。

 あんっ7、いいい――

 穴の中心奥深くから快楽が突撃してくる。指の快感とは違う。またなんともいえない感触。

 いいっ、いいわ。

 ミクはミセルバの表情を後ろからなので見ることは出来ない。が、ミセルバの淫らな身体がミクにこうして、こうしてと言っているかのようだ。グチャグチャと淫乱の鼓動が穴から止まることはない。じっと穴を見つめながらミクはタイミングをみはからっている。

 ああっ、き、そう……きそうううっ!

 ピタ――
 ミクがばっちりのタイミングで止める。

 ああっ、こない……こない……またこないわ。

 嘆き悲しむかのような表情。

 せつない――でも、でも!いいっ、たまらなくいいのよミク!くあ――!

 再びバイブを動かす。切ない余韻さえも許さないかのように。

 すごいっ、すごい……ミセルバ様。

 こんなに喜んでくれている。もっと、もっと――してさしあげます。

 ――はああああっ――いいっ!


 すごすぎよおお――


 またもや絶頂が迫り始める。
――
 ああっ、きちゃううっ!きちゃうのよ。ミク……駄目ええええっ――きちゃだめえええええっ!――


 スッとバイブを抜くミク。

 ああっ、ああっ!――

大声を上げ始めたミセルバ。
「いいっ、最高よミク、もっともっとして」
「はい、もっとしてさしあげます」
「ええっ、お願い……焦らしに焦らして頂戴、お願いよミクううう」
 狂わしいまでの哀願……でも辛いことには間違いない。


 ああ……また、またっ、くるくるくる――

 髪を振り乱しベッドのシーツをググッと掴み、絶えるミセルバ。その表情はまるで浣腸を我慢してるかのようでもある。


 むはあ〜辛い……けどっ、いいいっ!――

 ミクの焦らし攻めはこの世長く、何回も続いていった。ミセルバはこの行為に、絶頂を挟んで三回ほど狂わされたのだった。
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