これから始まる焦らし攻め。かと思っていた少年だったが、リリスはペニスから唇を離すと、ロットの上に覆いかぶさって行く。

 あっ!――ああっ!――

 ロットの目の前に現れたのはリリスのきれいな花園だった。
「ロット様……ここを、私の……ここの」
 ごくりと唾を飲み込むロット。ここまでまじかに見たのは初めてだ。

「見てください……じっくりと、お願い」
「は、はい」
 まるで命令されているかのようだ。ロットがうなずくのを聞いてぺロッと舌を出して唇の周りを一舐めするリリス。上から見下すようにロットを見る。

 そして……ゆっくりと……花園を指でいじくり始めたのだ。

 リリスの自慰。それもあそこを大きく開き、少年の頭上の前で淫らに、妖しく行う。もうロットの目はただただ一点のみ。それ以外は許されない。

 みて、見るのよ。ロットさま。じっくりと。じっくりとよ……。

 指がピアノを弾くように花園を駆け回る。肉壁の一つ一つを丹念に掻き分けて刺激を与え続ける。それによってリリスの淫靡な表情がさらに増すのだ。ある一点だけをじっくりと見つめているロット。それだけでも興奮状態は最高に達している。
 だがさらに見せ付けるようにリリスは指を妖しく淫らに動かす。肉壁の周りがうっすらとぬめり感を帯びてきた。さらにみずみずしさを放ちはじめる。

 ――す、すごいや。すごいとしか……いいようがない。


 ああっ――ああっ、リリスさん。

 もう少年の心はリリスの身体にに取り込まれつつあった。


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