歯と歯がぶつかり合うキス。いつものやさしいキスとは違う攻撃的なキス。それをミセルバがミクに対して行っている。ミクはなすがままだ。抵抗というのを知らないかのように……。
 そのままミクはベッドに寝かされた。ミセルバが初めて上位にたった。ベッドの中ではいつもされるがままだったミセルバ。だが今日は違う。首筋から胸にかけて丁寧に激しく舌が舞う。

 ――ああっ、ミセルバ……さま。

 快楽を一方的に与えていただけのミクにとって最高の喜びの時がやってきた。ミセルバも何度かミクに喜びを与えてはいたが、今日の行為はいつもとは違う。


 ――見返りを……

 快楽の見返りを求めるための行為ではない。感情が……恋愛感情が爆発した激しい愛撫。ミクはこの男性的な愛撫に酔いしれ始めた。

 ああっ、すごい……うれしいい……

 ミクは歓喜の声を上げる。ミセルバの舌がミクの花園に向かう。噛む、舐める、吸う、次々と激しい攻めを与えるミセルバ。休まずあらゆるところに淫らな欲求を与え、満たして行く。花園の次はその後ろにある穴を刺激し始める。

 ――え!……ええっ?

 びっくりするミク、が、第二の穴への愛撫は止まらない。

「あっ、あん……あの」
「駄目よミク言うこと聞きなさい」

「は、はい」
 いつもとは違うミセルバ。排泄の穴を……メイドの穴を。ミセルバは舐めている。虐待新書にあった、肛門攻め。執拗にアナルだけを攻めていくというものだ。

 本当はミクに……ミクにされたい。

 そう思いながらミセルバは何かに憑かれたようにメイドのアナルを舐めていた。


後ろ トップ