ちょ、ちょっとミク……

 グッと両手を掴むとリリスを引き寄せるミク。その目は半分お仕置きですよって目をしている。びっくりするリリス。ミクがまさかこんな行動に出るとは。またもやマニュアルが崩れていく。

 ――んん!――


 んああ!!――
 激しいキスの後、ミクがリリスの後ろに回った。ひざを折って楽にしていたリリスを後ろから男性のように抱きついて耳たぶを噛み始める。

 ――いたっ!――

 ちょっと強く噛まれるリリス。これもお仕置きなのだろうか?次に後ろから胸を揉まれるリリス。豊満な胸と乳首が上下に揺らされる。リリスは抵抗しない。むしろそのまま受け入れ始めた。この場はされるがままになった方が良いと判断したのだろう。

 ミ、ミク……

 ここは久しぶりにMになってみようかしら……

 ――あ、あんっ!

 いい、気持ちいい……気持ちいいわ……ミク。

 乳首を丁寧に摘まれ弄くられ始める。少し乱暴気味に……ミクがリリスを攻めている。ミクはリリスより背は小さい。少女が大人の女性を攻めているかのようだ。

 ――いい!いいわ!――ミク。

 抵抗感はまったくない……むしろされたい欲求のほうが強いリリス。ゆっくりと大きな胸を揉みあげるミク。まるでマッサージをしているかのように。つぼを押さえるように乳首を押す。そのたびにリリスが淫らな大人の声を出す。

 して……ミク、して……

 リリスのことだ、ここは計算しているのだろう。ここでもっと不信感をミクに持たれるよりも……と。十分に乳首が勃起したところで徐々にリリスの秘部にミクの指が侵入する。

 ――わあ……濡れてる。

 ミクがちょっとビックリした。ミセルバを攻めている時に自分も感じているという証拠だ。その穴に指をやさしく二本挿入する。

「あ、そ……そこ」
「ここ?」
 後ろからミクがささやく。コクッとリリスがうなずく。秘密の花びらはもうミクの指攻めを待っているかのようだ。ミセルバほど乱れきってはいない穴。しかし快楽を求めているリリスの穴。
 ゆっくりと豆を撫で、もう片方の手でしこった乳首をさらに硬くさせる。乳首は硬くさせられ柔らかくすることを許さないっているかのように勃起している。その愛撫にリリスの口は声を出さずにには入られない。  久しぶりにMに目覚めるリリス。しかもこんな形でミクにされる……。

「いい、きもちい……い、ミク……もっと」
「はい、お姉さま」

 ――んあ!!あああああ!――

 あそこに入っていた指が激しく動き始めたのだ。久しぶりのミクの指。最近は他の女の指が入ることもご無沙汰だったリリス。よくしてもらうのはアイラぐらいだ。一番上のお姉さまだからされる機会もどうしても少ない。

 ――んんっ、ああっ、上手。

 うまくなったわ、ミク……ちょっと前にミクをレズの世界に誘い込んだリリス……お姉さんの立場から今日はされる立場へ……それもお仕置きで。そのシチュエーションがたまらないリリス。どっぷりと漬かることをリリスは決めた。そうすることがミクの思いを和らげることになると考えたのだった。

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