淫らな衝撃


 今飲んでいるのは紅茶だ。ワインではない。だが、カップのふちを舐めまわし、オナニーの体制は整いつつある。

 ――もう〜私ったら。

 もうそろそろ上がってもいい時間だ。今日の任務はとりあえず終わっている。

 ゆっくり、ここじゃなくて、楽しみたい気分……でも。

 物足りない感情がいけない想いを掻き立てる。夫とのセックスの楽しみ、このような自慰の楽しみ。
 両方を持ち合わせている女……それが女軍人ルビアだ。
 剣の柄をまたもやゆっくりと取り外す。期待に胸を膨らませる。これからまたじっくりと……ということだろう。この部屋は今日は特に静か。なおさら淫らな気分にさせられるのかもしれない。
 この前は、人が入ってきて中断された。でも今日はゆっくり出来そう。
 ルビアはゆっくりと股間に柄から変身した張り型を当てる。






 ――き、きた……

 ――す、すごい!もう効いたのかな?

 ルビアの痴態をじっと見つめるいけない男の子がいる。殿下だ。
 もしかして……今日、するかも……わずかながらの希望を胸に抱き来ていたのだ。

 ――大当たり――

 効いてるんだ……あれ。

 そう思うのは無理ないだろう。が、現実は違う。あの薬は一日二日では効かないモノだ。早くて二週間はかかるらしい。ラミレスもあれの効能はよくは知らない。どっかの闇市で買ってきたものらしいのだが。
 だがそんなことは今はどうでもいい。目的は達成され始めている。股に手を制服の上からあてるしぐさは非常に良い光景だ。そのまま飛び掛りたい気分になる。が、今は秘密の隠し通路の壁。のぞき穴からのこの行為は格別だ。

 ――うっ、んんっ、いい……いいわ。

 今日は一段と感度が高い。薬のせいだろうか?いや違う。
 夫がいないから?いや違う

舌なめずりしながら没頭している。ゆっくりゆっくりと押し当てながら……指を口に入れて舌を這わす、上目づかいであらぬ方向を見ている。乳首への刺激を強める。股間も同じく。だが服を脱ぐ事はない。
むしろ脱ぐ必要はないかもしれない。この淫らな顔を見れれば十分。息を潜め殿下は、じっと見ている。二回目でもシチュエーション的には十分価値があるモノだ。

 ――おおっ――すっげえ――

 股間が熱い。今すぐにでも出したい気分だ。自然と手があそこに伸びる。ルビアがベルトを緩めにかかる。ファスナーをゆっくりと下ろし、右手を花園に侵入させはじめた。

 あんっ――いい気分。

 どんどん感度が上がっていく、とどまることを知らない。なにかを我慢するその表情は、少年には刺激が強すぎる。

 はあ〜はあ〜我慢できないよ・。

 足を大きく開き、花びらにすべての感触が集中するように、目を閉じる。今日はどっちで……

 イク?――

 豆攻めがいいかしら、それとも……
 
 乳首を指で回しながら、どうするかを悩んでいるようだ。その表情がまたいい。

 ん?――椅子から降りた……そして……脱ぎ、脱ぎ始めた。
 お尻が……半分見え隠れするように……しかも殿下の方にお尻を向けて。

 ――わっ、わわっ!

 露になるルビアの尻。判ケツ状態のお尻に指が攻まる。よつんばいの格好のようになり、指であそこをまさぐり始めた。
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