ルビア５４

　クリトリス、そしてその周りの肉も一緒にグイグイ口に含む。それをそのまま引っ張ったり、舌でクリクリと転がしたり……。
　一生懸命の殿下、決して陵辱しようというのではない。あくまで愛撫をしてあげる、気持ちよくさせてあげようという意志が感じられる。しかし、ルビアはたまったものではない。こういう事をされること事態異常状態だからだ。心の中でどうしよう、どうしようという感情と、肉欲の感情が交互に襲う。

　――あああっ！　だめえええっ！

　何かピクピクと込み上げたモノが来たようだ。下半身が非常に熱い。殿下のクリトリス攻めが効いて来た。

　ジュブッ！　プチュウウウウウッ――――――！

「くあっ！　だ、駄目です！　殿下！」
　徐々にだが、感度が、感度が増していく……そう、

　絶頂に追いやられているのだ。

「だめええええっ！　殿下！」
　大きな叫び声。絶頂だけは、イク事だけは許されないと思っているルビア。２８歳の熟れた身体が抵抗を始める。だが、抵抗が出来ないからこうなっているのだ。それでもルビアは声で抵抗する。

　（はあ～はあ～……も、もういいのかな）

　これぐらいですればいいのかと思い始めた殿下。少しずつ冷静に冷静になってきている。無我夢中でやっていたポポに冷静さが出始める。すると今度は一気に性欲が頭の中を走り回る。

　したい！――

　入れたい！――

　――思いっきり！！

少年の正直な欲求が、ペニスを勃起させる。さっきから大きくなってはいるのだが、そのペニスに情熱がさらに加えられる。

　２８歳の火照りに火照った身体の上に乗る。唇を合わせていく殿下。

「んんっ！　あはっ！」
　そしてそのままパンツを下半身の服を脱ぎ始める。唇を離す。どうやらキスしながらだとやりずらいらしい。パンツを脱ぎ始めた。ここまでは知識で誰でも出来る。
　しかし、その行為の意味は……

　ルビアに更なる抵抗感が出る！！

「いけません！――　殿下！」

　叫ぶルビア。今は愛撫をされていない。絶頂欲求よりも抵抗感が勝ち始めた。
　か弱い両手の力で、ポポの肩を持つルビア。力が……力が入らない。
　効いてる……媚薬が効いているのだ。
　せつないなんともたまらない表情で、顔を真っ赤にして抵抗するルビア。しかしそれが少年には刺激的だ。いや刺激が強すぎる。

　（はあ～はあ～駄目だよ、ルビア……もう僕……限界）

　欲求が続きを欲する、はやく達したいという欲求が次から次にポポを攻め立てる！

　「殿下、お願いですから……あああっ！　いやああっ！――」
　自由になっていた足を手で掴まれてもう一度グィッと拡げられた。
　恥ずかしさが、恥辱が増す。ポポはルビアをもう見てはいない。
　見ているのは自分のペニスとルビアのあそこだけだ。

　いよいよポポは男になろうとしている。
　しかしルビアが必死に待ったをかけている。
　入れられるモノ、入れるモノの攻め合いが始まった。