ズブリとついに挿入されたポポのペニス。さあピストン運動を……と思ったときだ……

「あっ」




 と一言。



 ルビアがハッとする、膣の中にべっとり何か入ってきたのだ……

 ――ま、まさか……
 
 (終わっちゃった)

 呆然とするペニスとポポ。イってしまった…

 いや、ペニスはある意味果てたのだが。

 ルビアのさっきの強烈な喘ぎ声……ペニスは我慢できなかった。28歳の熟れた肉体と強烈な喘ぎ声には勝てなかったのだ。
 事が終わればあっけないモノだ。あっという間に冷静になるポポ。しかし手に、口に、身体に、セックスをしたという証拠が残ってはいる。不完全でもあるが。
 そしてバクバクしていた心臓が落ち着きを取り戻し始める。

 下を向くポポ。申し訳ないというか、情けないという表情。美少年がほっぺを真っ赤にして恥ずかしがっている。両手を股の間に充ててそ、そんなあ〜といった表情だ。

 一方のルビア……

 こちらも複雑である。良かったのか……物足りなかったのか……
 しかし、ここまでしてしまったのだ。もう他人より一歩近づいてしまった。これはある意味……とんでもない事でもある。こういうのは確かにメイドや世話人というのが行うものなのだが、軍人のすることじゃあない。まして皇太子ともなればある程度の身分の者、つまり場合によっては貴族の者がする事もあるのだ

 (とにかく……はあ〜どうしよう〜)
 こういう経験はないルビア。襲われたという気持ちはない。相手が少年だし、まして王族である。

 ――私が……殿下の初体験? はああ〜

 悩むルビア。夫にもなんといえばいいのか……もちろん言う必要はないが。
 
 悩んでいる二人。はたから見れば結構面白い。

 チラッとルビアを見るポポ。口をキュッとかみ締めたまま寝ているルビアを困った顔で見ている。ルビアは頭に手を当てて目を覆っている。複雑な気持ちが頭の中で走っているのだ。

「あ、あの……ルビア」
 申し訳なさそうなポポの声。
「…………」
 ルビアはさすがに答えない。
「…………」
 困るポポ。してはいけなかったという気持ちが込み上げる。

 二人の間に静寂の時間が過ぎていく。

 ルビアが立ち上がった。巨乳は見えたままだ。自然とチラリとポポを見る。

 ……ふう〜

 気を取り直すルビア。ポポの申し訳ない顔を見る。

 ――私が油断してたから……

 どうやら殿下に対する非難よりもまず自責の念に取り付かれる。

 ――これからどうしよう……
 じっとポポを見ているルビア。これからの事を考える。
 
 とにかく、とにかく……

 (ばれないことね、黙っていればばれない……)
 ポポがこっちを見た。
 お互い驚いている。ポポはルビアが怒っていないか、ルビアはポポが今どう思っているのか……
 ここでポポがにっこり笑う、焦りながら……それがルビアの表情を柔らかくさせた。

 ――もう、殿下ったら……これじゃあ怒る気にもなれないわ。

 (怒ってないよね、怒ってない)
 少し口元が緩む殿下。かわいいものだ。いや、お調子ものというべきか。
 殿下がルビアに這って近づく。胸が見える、おっぱいが……。
「で、殿下」
「う……ん」
 甘える殿下。

 甘えたい、甘えたい。
 
 ――殿下?……

 日頃から王妃の愛情を受けてはいるが、やはり足りない、足りない殿下。
 ルビアはそれを母のように受け入れる。

 純粋なポポの気持ち……

 純粋なポポの気持ちだ……
 ある意味癒されるルビア……

 しかし……


 下半身はそうじゃない!

 ――再挑戦だ!!

 下半身は……少年の若い下半身がポポに命令する。性欲がまた高ぶる。
 ポポの二回目の愛撫が始まった。


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