剣の柄で・・ |
壁の向こうで声が聞こえる。 ――ホント、よく出来てるよな。 いつもながら感心する殿下。部屋の壁をすり抜けるように、殿下は歩いている。ここから一番近いのは 雷泉の間だ。ここも空き部屋の一つ。ちょうどここは大きな花が活けてある部屋だ。本棚のような所に隠し通路の終点がある。 まず人がいないかを確認。 そして…… ――あれ?――誰かいる。 だれだ……新しく入ったのかな?―― 隙間から相手は見えないように覗くことが出来る構造に部屋はなっている。他の部屋も全部だ。 あ……あの、女軍人。 椅子に腰掛けている。どうやら少し飲んでいるようだ。 不謹慎と思うかもしれないが、今日はもう終わり。軽くなら気付けとしてなら問題ない。 ――まいったな〜じゃあ他の部屋から。 ポポがこそ〜っと隠し通路にまた戻ろうとした時だ、 ――ん? なにやら指を舌に入れ始めた。 ――わわっ、なんか……エロィ……。 あの気の強い顔が、淫らに変わっているような。 おっ、おい――! 胸を揉み始めたルビア。 ――うおっ、これって。 そう……オナニー……だ。 おおおっ!―― 絵で見たことはある。が、本物は別だ。ショーまがいのものならこっそり夜に、ラミレスと行ったことはあるが、このような体験は初めて。グラスを持ちながら、片手で胸を揉み弾く。 乳首を服の上からコリコリと……顔が少し火照り始めた。残りのグラスの酒をグィと飲み干す。その飲み方がまたエロチック。 グラスを今度は舌で舐め始めた。 ――すっ、すげえ。 どうやら殿下の息子もすごいことになってきたようだ。舌でグラスを舐めまわす……せつない顔をして。 あの気の強そうな顔が……たまらないだろう、その手の女性が好きなタイプには。筆者も大好きだ。 手馴れている……今日が始めてではあるまい。どうやらこういう場所でするのが好きらしい。 ――あっ…… 軽く声が漏れる。殿下にもはっきり聞こえた。 ごくっ―― 唾を飲む殿下。思考は停止してただただ見ている。胸を十分に揉んだ後、いよいよ……下腹部へ。 服の上から股間をまさぐる。腰周りは、ぴっちりした服なので、股の間も布は薄い。もちろん戦争中なら別の分厚い軍服だが。ゆっくりゆっくりなぞっていく。 これは、いい……こういう場所で見るのは格別だ。覗き状態が続く。呆然状態の殿下。 もはや完全に、目だけが機能している。 ――あっ、ああいうふうに……するのか……。 ショーで見たのとは違う。ショーは見せ付けるようにプロの女がする。だがこれは違う。見られているのではない。ましてプロの女でもない。 グラスを置く。もう一方の手で唇を舐めまわす。中指を入れたり出したりしている。 フェラのように……。 くあっ、こりゃあいい……はあ〜たまらないよ……童顔の顔がせつない顔に変化する。美形と呼ばれる顔に入る殿下の顔。かわいい顔が、火照り始める。 ペニスはもうビンビンだ。ここで一発抜きたい気分である。さっきしたばかりだというのに。 ――ん? ――おっ、おいおいおいおい!―― 剣の柄を……クルクル回し始めた。柄が外れて…… 中からカバーを取り外す。 なんと……柄が……。 ――張り型の小型のようなモノに変身した―― ……あ、ああっ……凄すぎる―― すげえ!―― ポポは次から次へ新しい官能の世界を見始める。その張り型をゆっくり服の上からルビアは当て始めた。 |
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