滑らかにすべる指。股の部分のネグリジェがうっすらと濡れる。
 一気に膣をかき乱す。寝ながら両手で、じっくりといじる。本当はだれかにしてもらいたい。

 してもらいたいのだ。しかし、その相手は療養所。自分をじっくり調教してくれる人がいない。

 もう、自らの指だけでは、物足りないミセルバさま。身体が、マゾ調教を求めている。当分マゾにされていない身体は、必死に相手を懇願していた。

 うつぶせになって、声を軽く出す。薄暗い寝室で、オナニーを楽しむミセルバさま。割れ目からどんどん、出てはいけない液が潤むようにでてくる。その濡れた感触が、またミセルバの官能を呼ぶのだ。

「こ、ここよ、ここにきて……お願い」
 口をきゅっと閉めて、穴からくる淫らな思いを掻き立てる。かきまわすたびに、エッチな匂いが充満する。
「こ、ここよ」
 割れ目の筋の部分をなぞっていく。そして、奥へ潜り込ませる。クリを今度はいじる。手できつくつまむ。きつくつまむとマゾの感覚が心地よいのだ。

「う……んん」
 マゾの感覚が消えないように、お豆をいじる。つまむ、そして肉をなぞる。指を二本入れた。もうだめだ。地下室に行きたい……

 この前のあの背徳行為がしたい……

 しないと身体が我慢できない。もう、王族検察官のことなどどうでもいい。


 ミセルバは地下牢にいく。
 今宵も……あの衝撃の想いを楽しむために。


 あの衝撃の貞操帯シーンから一週間以上。

 女領主は、この行為にまいっていた。

 定期的に貞操帯を身につけて、悶え、バイブでフィニッシュ!

「いい、いいわ!」
 ここなら思いっきり楽しめる。声をいくら出してもいいこの特殊部屋。地下牢とよばれるところからの、さらに秘密のお部屋だ。誰もしらない。リリスやミクさえも知らない、ミセルバさまだけのお部屋。

 前回より、部屋が綺麗になっている。薄暗いが、清掃されているのはわかる。きっと自分で綺麗にしたのだろう。

 じゃないと、気分よくオナニーができないからだ。鏡の前にいるミセルバさま。
 もう、裸だ。それも貞操帯つき。しっかりと膣は、アレを咥えている。じっとしているだけで、身悶えてしまう。そういういけない女になりつつあるのだ。

 いけない快楽を覚えこんだ女領主。もちろん、それをもうやめるなんてことはできない。ただただ、行くところまでイクつもりのミセルバさま。

 恥ずかしささえ、快楽と心地よい羞恥に変わる。マゾの肉質がそうさせているのだ。股間に埋め込まれたバイブが、浸透するように、マゾの度合いを深めていく。

「も、もうだめ……」
 じっくりと貞操帯のバイブで、蜜が流れていく……
 これをしばらく耐えてから、バイブで思いっきりオナニーするらしい。しかし、もう限界だった。この時が、一番背徳感を覚えるようだ。

 そして貞操帯から早速バイブをはずして……ん?

 今回は、外したバイブを、自らの手で動かすのではないようだ。
 どうするのだろうと見ていると、なにか別の台のようなものを持ってきた。前回はこんなものは見当たらなかった。よくみると、中央にくぼみがある台。

 貞操帯から外したバイブにうっとりとするミセルバさま。そのバイブを悩ましそうにみている。その表情はとてもいい。女としての魅力もバッチリだ。

 それをくぼみに取り付けたのだ。まっすぐに天を向くバイブ。その頭上に……

 ミセルバさまの膣が……
 鏡の前でうっとりとする女領主。台に固定され、上にそびえるようになっているバイブの上に立ったのだ。


 そして、ゆっくりと……ゆっくりとかがみ始める。羞恥にまみれた笑顔を……鏡にみせつけながら。

 
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