別の部屋に一緒に入ったマイカとエンヤ。というか入らされたと言った方がいいかもしれない。
 
 ――あっ……もうやだ……入れられてるだけで感じちゃう……。
 マイカの穴の正直な気持ちだ。久々に他人の指がお尻の穴に入っているのだ。
 尻の穴肉が喜んでいる。 二人は別室に入った。この部屋は個室タイプの部屋の一つ。だいたい何でも揃っている。
 
 もちろん攻め具もいっぱいある。アイラが好きそうなのが……あるある。

 おお、注射器もしっかり用意されている。さすが別名SMの館と言われるだけはある。
「こ、こら、もう抜いて……」
 後ろにピタッとくっついているエンヤ。
 
「お姉さま……」
 と言ってエンヤがそのまま後ろから胸を揉み、首筋に舌を這わせた。丁寧にマイカの勃起した乳首を摘みあげる。
「こ、こら……さ、駄目って……んんっ!」
「どこが駄目ですか? 言ってください」
 お尻を、穴に入れた指を積極的に動かしながら尋ねるエンヤ。両者立ったままだ。しかもエンヤの片方の手はお尻にさっきから指を入れたまま……。

 ――こんなに積極的だったかしら? この子。

 エンヤはあまり積極的に動くタイプではない。動くタイプなら……
 小麦色の肌を持ったちょっと生意気な……アイラ。
 そう、アイラがエンヤに何か言ってさせているのだ。マイカもうすうす気づいてはいるのだがなにせ久しぶりの他人の指の味、気持ちよくなりたいという欲求の方が強い。

 薄い透明の服を両者着たまま、マイカが後ろから愛撫されている。
「お姉さま……座って……」
「あっ……う、うん……」
 お尻を攻められたことにより気持ちが高ぶっているマイカ。穴に指を入れた手の残りの指が周りのお尻の肉をキュッと掴んだ。まるで命令されているように。
 マイカは徐々に雰囲気に飲まれていく。

 後ろから……後ろから……。

 されたい……。

 次にする行為はよつんばいになるともう決まっていた。



「もう、もう……だめ」
 辛い焦らし作戦に苦しむミク。あそことお尻の穴両方を狂わされている。今度はアイラがお尻を専門にしている。同じような台の上に乗せられているミク。しかしこの台はさっきの別室の台とは違う。真ん中がへこんでいるのだ。そう、まるでスケベ椅子のように……。
「ふふふ、もうどうかなりそう?」
「アイラさん……お願い」
 はあはあかわいい息をしているミク。しかし今の二人にはちょっと嫉妬心がある。かわいい息遣いも憎たらしく見えるかもしれない。

「あ〜ら、もう? 仕方ないわねえ〜じゃあミセルバ様と何してるか言ってくれる?」
 問いかけるアイラ。お尻の穴をいじめながらだ。
「え?……そ、それは……くあっ!」
 ちょっと強引に指が奥に入り込む。ピクッとかわいいお尻が反応する。それがまた気に入らない二人。
「言えないのよねえ〜だったら私達の言うとおりにしてもらうわよ」
「……は、はい」
 もうイキたいミク。ちょっと嫌がらせに近いことを感じているのだ。
「じゃあ……穴に液入れさせてよ」
 モーラがミクの顔に自分の顔を近づけて言う。
 ビクッとするミク。

 ――そ……それって……。

 ミクはまだ経験がない。他の者も嫌な子はしないしさせないのが決まりみたいなモノなのだが。
「あ、あの……そ、それだけは」
「じゃあ、ミセルバ様と何してるか言ってよ」
 アイラが再び尋ねる。なるほど取り引きするつもりらしい。
「ちょ、ちょっと……待って、んああっ!」
 一斉に両穴を攻められ始めた!

「イッちゃ駄目よミク、勝手にイったら浣腸するわよ」
「あ、あうううっ! そ、そんな!」
 困るミク。そりゃ困る確かに。
「ん〜? ミク、あなた最近生意気なのよね」
 モーラが本音を出し始めた。ミクがリリスのレズ奴隷になる前は、モーラが一番ぶりっこでかわいいと言う事になっていたのだ。それがミクが来てみんなの評価が変わってしまった。ミクの方はわざとらしくない。しかしそれが逆に気に入らない二人。今日はリリスがいないのだ。抑えが効くのはマイカぐらい。そのマイカはアイラの策略でエンヤの指の攻めに虜になりつつある。

「ほらほら、どうするの? ミク」
 うふふ、と笑ってはいるが明らかに意図が見え見えだ。困ったミク。本気で嫌と言えば後でいろいろうまくいかなくなる可能性がある。もちろんそういう性格を見越しているアイラ。

 アイラの感覚ではもう液体入れて遊ぶのは普通と思っている。それを拒み続けるミクは生意気だと言うわけだ。

「ミク……みんなしてるのよ」
 確かに一度ぐらいは半数以上は経験がある。


 マイカは病み付きだが。

「あっ……そ、その……心の準備が」
 キュッと乳首をつねるモーラ。
「あうっ!」
「ん〜心の準備〜? 何言ってるのよ、新人のくせに」
 ミクの乳首を引っ張り始めたモーラ。別室の三人の雰囲気がますます怪しい雰囲気にさせている。部屋はランタンが壁についているようなろうそくで明かりを得ているのだが、それがますますあやしく光る。
 困った……でももう果てたい……焦らし攻めは嫌……。

「ミク、一度で良いのよ、お願い」
 後ろからお尻の穴をいじっているアイラがささやく。
「……あ……わ……わかり……ました」
「いいのね? ミク」
 アイラが珍しくやさしい言葉をかける。
「はい」
 浣腸がOKになった。

 そして……これからは一度すれば、いずれは二度もある……


 ということ。

 
 にこっと笑うアイラ。
「当然でしょ、私だってされたことあるんだから」
 当たり前だという顔のモーラ。
「じゃあ、ミクイカせてあげるわ」
 二人の攻めが強くなった。ミクが目をつぶった……。



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