――はあ〜はあ〜
 後ろからゆっくりと少年の指が女戦士の膣肉をかきわける。グニュグニュと指を滑らかに入れていく少年。
「今日は機嫌がよさそうだね……君のここ」
「クッ、や、やめろ!このガキッ!」
「ガキッ?なに言ってるんだもう僕は大人だよ」
 右手で鞭を持ち、左手の指で女戦士のあそこをいじくる少年。はりつけ状態にされ四肢を固定された女戦士。上半身の鎧だけを残され、下半身は裸のようにされている。捕らわれたおじょうさまを助けるため、秘密のアジトに侵入したまでは良かったが、そこで少年たちに見つかってしまったのだ。
 剣を振りかざし抵抗する女戦士だったが、ついに捕まってしまった。


 ――おおっ、すごい展開だ。

 どきどきするポポ……こんな展開の小説だったとは。ポポが今読んでいるポルノ小説は女戦士と少年たちという小説だ。女戦士が卑劣な少年妖精と戦い敗北して、陵辱されると展開のものである。面白いとラミレスから薦められていたのだが。ポポは年上より同年齢か、年下の女に興味がある。
 タイプ的にもかわいいタイプの子がああっ、いやあ〜ん……という展開が好きなのだ。だからあまり読む気にもなれなかった。が、この小説には挿絵がついている。その挿絵が……
 
 ルビアに似ている……ような気もする。そう考えれば読む価値が飛躍的に上がる。ところがこの小説には弱点がある、この作者は前置きが長いことで有名なのだ。なかなか求めていた展開になるのが長く、
中盤辺りからやっとエロシーンかよっていうこともしばしばなのだ。
 だがこの時代のマニアにはものすごく人気がある。
 外に出れずマンガも飽きていたところ……仕方なく読んでいるうちにどきどきの展開がやってきた。

「女戦士さんのあそこってお嬢様よりしまりがいいなあ」
「お、お嬢様はどこだ!」
「ふふふ、助けたければ気持ちよくなってね女戦士さん」
 と言って妖精の少年が恥豆をピンッとはじく。そして女戦士の恥豆をちょっと強くねじる。リズミカルに行為をする妖精の少年。手馴れている。

「あうっ!」
「お、いい声出すなあ、これからたっぷり仕込んであげるよ」
 ニッと薄ら笑いをする少年・・これからこの女戦士は、快楽漬けにされる毎日が待っているのだ。
「お、お嬢様はどこだ!」
「これから激しく攻めてあげるよ、それでイカなかったら教えてあげる」
「な、なんだと!」
 女戦士の大きなエロチックの形をした胸がゆさゆさと揺れる。さわって……さわってよと言っているかのようだ。
 ペロッと舌を出す妖精の少年。かわいい顔をしているのにやろうとすることは陵辱だ。
「まずはあそこの淫乱度を調べてあげるよ、それからその恥豆と淫肉をマゾ化してあげる」
「こ、この」
 キッと睨みつける女戦士その表情がまた妖精少年の心をくすぐる。今まさに女戦士は陵辱の危機が迫っていた。

 第一巻完――


 ――え?


 ――おいおい、これで一冊終わり?なんてのん気な展開なんだ。150ページ以上はあるのにエロシーンは最後にちょっとだけ。これじゃ現代なら詐欺かもしれない。

 ――まいったな、せっかくいいところでええと。ベッドの下に再び潜り込むポポ。せっかくペニスが大きくなったというのに……いいところで終わりとは……そんなことはペニスが許さない。
 お尻だけベッドの下から覗かせて次の第二巻を探す。その時だった。

「殿下失礼します」
 衛兵が扉を開ける。

 ――あ!こ、こらっ。
 あわてる殿下。急いでベッドから出ようとする。しかしそういう時はだいたいすぐには出れない。

 ――ゴチッ!

 ベッドの下で頭を打った。

「ど、どうされたのです殿下」
「あ、あはは」
 にやにやと笑うポポ。かわいい顔がエッチににやける。そこにはルビア、クリティーナ、ジトの三人がいた。



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