サルンが目を覚ます。人影を気にして起きたらしい。

「うふ……お目覚め?」
 ミシェルンだ。

「なんだ? 何か用?」
 冷たい言い方だ。それを見てちょっとふくれるミシェルン。
「もう、じゃあね」
 と言って部屋から出て行こうとした時、

「こっちを見るんだ、ミシェルン」
 ミシェルンが振り向く。

 そこには……あのペニスが。

「サルン……抱いて……抱いて頂戴!」
 ガバッとサルンのペニスにむしゃぶりつくミシェルン。そして舐め始めた。さっき出したばかりのサルンのモノはもういきり立っている。

「う……うん……激しいな」
「んんっ……してええ」
 咥えながらしてしてして、と繰り返すミシェルン。しばらくご無沙汰だったのだ。
 入れてほしいという欲求が強い。

「仕方ないな」
 と言ってペニスから女ダークエルフの身体を離す。そしてミシェルンを寝かす。

「来て! はやくう〜」
 もう被虐の顔をしているミシェルン。鼻息も荒い。
「ふふふ、君は本当に僕のペニスが好きなんだね」
 ズブリと挿入されるモノ。そのとたんだ、女ダークエルフの股間が熱く濡れ始めた。

「あはっ! いいいいいいっ!」
 入れただけでもう喜びの顔いっぱいのミシェルン。にこりと笑いながらサルンがミシェルンの穴を攻め立てる。マレイアスと同じようにずぶずぶと挿入して表情を楽しむサルン。

「あうっ! あうっ! くはあああああっ!――」
 あっという間にイキそうになる。しかしそこでサルンが止めた。

「あん、やだあああっ!」
 もう少しでイクところで……意地悪く止まる。
「おねだりしたから罰だ。焦らして狂わせてイカせてあげるよ」
 また動き出す、グニュグニュと。あそこにはもう蜜液でいっぱいだ。

 上から見下ろすサルン。下から歓喜の声をあげるミシェルン。

「あはっ! やだああああっ! イカセテ! きもちいい!」
 ズボズボと出し入れを繰り返し、絶頂感を引き立てるサルン。


 しかしまた止めた。



「いやああああっ!」
 叫ぶミシェルン。穴がピクピクとうごめく、切望する。

「まだまだ、たっぷりと溜めてからイカセてやる」
 快楽をコントロールするのを楽しむサルン。両足を広げ、イキタイ、イキタイと願うミシェルン。
 また意地悪く動き出した。ペニスに吸い付く女ダークエルフの肉。しっかりと快楽を受け止めようと必死の膣肉だ。

「ほらほら、寸前で止めてあげるよ」
 ズボッとペニスを抜いた!

「いやあああああっ!――――――」
 たまらない気持ちが、せつなさが襲い掛かる。ミシェルンにとって気の狂う瞬間の行為。
「つ、続きをして!、お願いサルン、入れて!」
「入れてあげるよ」
 またずぶりと入り込むペニス。ミシェルンの悶え顔がサルンの欲望を掻き立てる。この少年、さっきしたばかりでもまだ立つらしい。

 ガブッ!

 服の上から美乳に荒々しくかぶりつくサルン。そのまま舌と歯で乳房と乳首に愛撫で攻撃する。

「ああっ! いいいいっ! すごっ!  すごいわサルン! サルンさまああああ!――――」
 泣き叫ぶようにミシェルンが叫ぶ。下半身に埋もれたモノがまた淫靡に動き回って膣の内部を激しく愛撫する!

「あうっ! くあっ!!  いいっ! いいのよ! サルンさま!」
「サルンさまと呼ぶのはやめてと言っているだろう?」
 釘を刺すサルン。正常位でミシェルンを攻める! 
 そしてペニスにくる心地よい肉の感触を存分に楽しむ!

「あはあああっ! あはあああっ!! そう!そうだったわああああっ!――――」

 どうやらサルンには身分があるようだ。


「いいね、君の狂った悶え顔も久しぶりだ! もっともっと苦しめてイカセてあげるよ!」
「あああああっ! いやああああっ! すぐイカセてええええええっ!!」
 髪を振り乱し、歓喜の声をあげ、強烈な焦らし快楽攻めに耐えるミシェルン。
 こうやって焦らして快楽漬けにしているのだろう。もうこの女ダークエルフは虜なのだ。サルンに……。

 焦らされた叫び声が部屋中に響きわたる。

 これが聞こえなくなるのはかなりたってからであった。
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