部屋で事件の詳細を聞く女領主。

 リシュリューの言う事が信じられない、いや……

 信じたくない内容だった。
 

「…………」
 ちょっと下を向いて困った顔をするミセルバ様。
「それは……本当なの?」
 ミセルバもさすがに躊躇している。
 ツス家の別荘屋敷に対して簡単に調査命令はさすがに出せない。後でごたごたになるからだ。

 ――ああ、でも……

 自分がリシュリューだったら、この目で見ていればもっと積極的になれたかもしれないが。

「ミセルバ様、間違いはありません、一刻もはやく捜索させてほしいのです」
 リシュリューが頼み込む。しかし躊躇するミセルバ。


 ――……どうしよう……どうしよう。

 もし、もしも馬車もミクもリリスもいなかったら……それにいたとしても……認めるかどうか。

 ――あの屋敷はたしかにリリパット卿の使っている屋敷の一つのはず。 
 困るミセルバ。相手が相手だけにへたをすれば両家がぎくしゃくしかねない。

「……リシュリュー、お願いしてみてください」
「は?」
「私からの申し入れと言って、もう一度捜索させてくれないかとお願いするのです」
 リシュリューは納得できない。なぜ命令ではないと言いたいのだろう。
「なぜです、私の言う事が信用できないのでしょうか?」
「いいえ」
 ミセルバは首を左右に振る。


 信用はしている……しているのだ。だが……

「とにかく、すぐに行ってもう一度お願いをしてみて。私の名前を出してかまいませんから」
「は……はい」
 気のない返事だ。命令でも効くかどうかわからないというのに……お願いでは拒否されれば同じだ。
 だが、今のミセルバではこれが精一杯だった。
 

 心配で心配でたまらない!
 大事な大事な二人だ……

 しかし、相手が相手だけに……これが今のミセルバの限界だった。






 両方からくる陵辱感……

 リリスが十人ぐらいの男達にかわるがわる犯されている。最初は声を出してはいなかったのだが、もう今は別だ。そうなった要因には言葉攻めがある。

「くああっ!!」
 耐え難い快楽と欲望が無理やりにリリスの身体を支配していく。最初抵抗していた穴もいつのまにか嫌がおうにも受け入れ態勢に入ってしまっていた。その様子をじっくりと見つめるリリパット。

 次から次へと膣の穴からくる屈辱の衝撃に狂わされている。男達は疲れを知らないかのように次から次へ勃起をさせてリリスの穴に迫ってくるのだ。


「あふうううっ! いやっ!!――」
 思わず咥えていたモノを吐き出して叫ぶ!
 後ろからむちゃくちゃに突き上げて美乳を乱暴に揉みあげる男。今までの男よりも乱暴度が高い!
 力ずくでモノがついた腰をお尻に叩きつけるように攻撃する。と、同時に鷲掴みされるおっぱい!


「こりゃすげええええっ!!」
 モノの奥からくる快感が男にもっと楽しめと命令する。もっと乱暴に突き上げろと!
 リリスの身体が前に前に突き上げられる、しかし前も壁だ。逃げられないという感覚が無理やりに脳に叩きつけられる!


「うぐぐぐ……」
 後ろからのひっきりなしの攻撃と前からの異臭の屈辱の匂いがリリスに耐えがたい感覚を与え続けている。

「すげええぜ、このくいつきはよおおおっ!!」
 下半身からくる喜びが男に伝わる、それはリリスがもっとも認めたくないものだった……
 


 ――だ、だめ……おかしくなりそう……

 頭がグルグルと駆け巡り、あそこがずんずんと衝撃を受ける……
 徐々にあそこからくる衝撃に身体が支配されていく……


「う……うううッ……はああっ!」
 思わずモノを吐き出すリリス。その瞬間だった!


「くっ! はああああっ!! あはあああああっ――――――」
 後ろから男が思いっきり突き上げたのだ!その衝撃は今までよりも強烈な思いとなってリリスにもぐりこんできた!

 ガクンと一瞬身体が、よつんばいでかろうじて体制をとっている身体が浮き上がる!


「う、うああああああっ!!――――――」
 髪を、セミロングの髪が左右に激しく振り乱れ、顔が苦痛と快感で歪む! 容赦なく次から次にバケモノが突き進むような勢いで快感と屈辱が交差していくのだ!


「よっしゃあああっ!! その気になってきたかああっ!――――――」
 ようやく思いどうりになってきたかと喜ぶ男。ある意味単純だ。

 ――ううっ……だ、だめ! きちゃう!――――――

 身体がだらだらと汗をかき始める、それに合わせて息もどんどん荒くなる、もう前のモノは咥えるどころではない!

 リリスは絶頂へと突き上げられていった……
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