年下の焦らし |
「まず、クリトリスに塗って」 「は、はい」 指を入れ、塗り始めるミク。 ――くうっ……声が出るマイカ。 屈辱が始まったと思っている。ミクはメイドの中でも一番下だ。リリスの奴隷の中でもアイラの次である。リリスにイカされたり、焦らされたりするのはこのうえない喜びだ。だが、新人のミクに……このあたしがどうして。 ――あ、でも感じちゃう。 ふふ、新しい喜びを覚えそうねマイカは。にやりと心の中で微笑むリリス。マイカはリリスの奴隷の中でも3番目の地位にある。負けん気の強さはアイラより上かもしれない。事実、虜になっても反抗的なのはまだ残っているのだ。そこがまたリリスのお気に入りでもある。だがこの女性には弱点があった。 ――お尻に液体入れられると……とたんに……ねえふふふ。 でもねえ〜あまり好きじゃないのよね、私は。 アイラは、大好きのようだけど……。 にやにやしながら考えていると、声が部屋中に響き渡っている。 ――おやおや、ちょっと聞こえちゃうわよ、もう……。 ミクはクリトリスからもう秘密の穴に塗りこみを移動していた。 「あはっ、くう……ミ、ミク、あ……あなた、なかなかじゃない」 「うふ、じょうずになりましたよ。まだ他の方とは日が浅いですけど感じてくださいね」 「リ、リリスお姉さまに比べれば、あんたのモノじゃ……満たされない……の……よ」 「がんばります。私」 ミセルバにした様に一方でクリを……一方であそこを……ダブル攻撃で塗りこみが始まった。 ――あはあ〜……いい、ちょっと、やめ……くああっ……。 媚薬の効き目もそうだが、それ以上にミクの技術は上がっているのだ。リリスの性の支配下に入ってそう長くない。だが……。 ――私だって他の子にここまでは、あっ、いい……リ、リリス様ともまたちが……あくうううううっ。 クリームを塗るために指をあそこから離すと下の穴が刺激を求めて指を渇望し始める。そしてクリーム付きの指が入り込むと歓喜のよだれを垂らす。これの繰り返しだ。徐々に快感が蓄積され始め、イク準備が整いつつある。 ――うん、もうなくなったみたいね、では……。 「ミク、イク寸前で止めてあげなさいね」 ああっ……いよいよ……どんな感じかしらミクの場合は。 もうこれから来る喜びの方がミクにされるという屈辱を超えていた。 「はい、お姉さま、でも」 「やってみなさい」 「うん」 ミクはまだ相手のイクタイミングがよくわからない。女性はイク前後はいろいろな変化があるらしい。 それは女性にとってみないろいろだ。決まった変化はない。だがリリスはそれがわかるのが天才的なのだ。 激しく動かし始めるリリス。表情に苦悶か喜びかわからないモノが顔に表れている。 くあああああああっ……。 …………あっ? イッてしまった……? あら……。ミクは眼を丸くする。 「あらあら、マイカどう?イっちゃったけど……良かった?」 「え、ええ、で……でも、お姉さまにはまだまだ」 「す、すみません」とミク。 「ミク、むずかしいでしょう?焦らすの。何も言われなかったらタイミングはわからないわね」 「はあ〜そうですよね、でも焦らされるのお好きなのでしょうか?ミセルバ様は、う〜ん」 「だから〜……」 リリスはそっと耳元でささやく。 「はい、今度やってみます」 悪魔の言葉がささやかれた瞬間であった。 |
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