再燃


 ミセルバは少しあっけに取られている。にこにこしているミク
「あなたって本当にいつも明るいのね」
「はい、ミセルバ様。うれしいです。私またこうして」
  ミセルバも微笑む。もうこうなったら気にしないことが一番なのかしら。観念したかのように、ミセルバはため息をつく。

 そうね、他の女性だって……知ってる者にもそういう人はいるし。

 と……その瞬間だった。

「んんっ」
 いきなりのミクからのキス。

 ――ああっ!ミク。

 舌が入る、お互いに舐め始める。そのままミセルバは抱き寄せられた。ミクも抱き寄せる。

「ミク・・びっくりするじゃない」
「ふふ、一度やって見たかったのですこういう事」
 きれいな瞳だ、邪悪な光は感じられない。見れば見るほどミクは今、綺麗に見える。

 かわいい、そうだわ。今回は……。

「ミク・・お風呂は?」
「いえ、ミセルバ様との……その後で」
 恥ずかしそうにミクは下を向き小さな声で言う。
「そう、じゃあ今日は私があなたの身体を洗ってあげる」
「え?」
「嫌なの?ミク、まだあなたを愛撫してあげたことないでしょう」
「あ、ありがとうございます。感激です」
 ミクは胸がドキドキだ。そしてそれは浴槽での淫らな二人の遊戯の始まりであり、ミセルバが焦らしの喜びを味わう記念すべき日になるのであった。

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