「ああっ……くはっ! う……あ……」
 もどかしさでのたうち狂いたい気分の娘。
 中年貴族の男にいいようにコントロールされてしまっている。
「ぐふふ、ほれほれ、さっきの威勢はどうした?」
 口を半開きにして悶える。両腕をしっかりと吊るされ、脚をがっちりと持たれては何も出来ない。ただただ股の間からくる耐え難い快楽焦らしに狂ううだけ。ペニスを挿入されてからがものすごく辛い……

 長い時間に感じるのだ。

 ――こ、このううううっ……

 一度も絶頂が来ない攻めに、徐々に娘は翻弄されている。さらにこの男、本当にいい所で動きが止まってしまう特技のようなものさえ持っている。
「ほほほ、どうした、どうした? ん〜何か辛そうじゃの」
 わざとらしく聞くこの性格が本当に頭にくる。しかしもう限界なのは娘の方であった。あれから一時間以上、寸止め攻撃を食らわされている。

「あはっ! くわあああっ」
 手の自由が効かない、脚の自由が効かないことがさらにもどかしさを覚えさせられる。それにしても初対面でこれだけ快楽をコントロール出来るこの男は一体……

「ほっ、ほっほっ。これがわしの得意技でなあ〜」
 中年太りの腹をでっぷりと出して、ペニスを突き入れる貴族の男。最高の楽しみはこれらしい。
「さ、さっとイかせろ! この馬鹿野郎!」
「お〜お、あばずれの本性が出たのう〜しかし本番はこれからじゃ、
無理やりでも素直にさせてやるぞ」

 と言って、腰をたくみに使って、一気にまたモノを突き上げる。
 膣肉がグニュッと押し込まれるようにだ!

「ああああっ! だめえええっ!!――――」
 突き上がる快楽! 顔を思いっきり振るショートカットの娘。しかしまだ絶頂は来ない。

 ――あはっ……な、なんで……こいつ……
 なんでこいつこんなに微妙なタイミングでうまく止めることが出来るの? と言いたいのだろう。

「ほらほら、どうした娘さん」
 というとまたゆっくりと動かし始める。ねちねちとした攻めに少しずつ顔がゆがむ娘。それでも必死にこのいやらしい性格の男を睨んでいる。さっきからずっとこんな調子だ。
「あ、あんた、イかせるなら男らしくイかせろ!」
 娘が睨みながら叫ぶ。
「そうはいかん、心の底よりイかせてくださいと哀願すれば認めてやろう」
「な、なんだと……くああっ!――」
 文句言うたびに腰を動かす。そのたびに考える力が削がれていく。抱えられている両足が悶えるように動き回る。中年貴族がさらに微妙に腰を動かす。寸前から盛り下がった快感がそこで停滞する。

「その強気な声が、降参した表情になるのをゆっくりと拝ませてもらうとしようかの」
 にやりと陰湿に笑う男。それを見てゾッとする気の強い娘。一瞬お互いににらみ合う。

「あっ! くはあっ!――――」
 また腰がわいせつに動いた。膣から液が微妙に流れ出る。汗と交じり合う、そして飛び散る液……
 顔が徐々に苦痛にゆがみ始める。それだけ苦しめられている証拠だ。また腰の動きが激しくなった。無理やり絶頂寸前に持っていかれそうだ。拒むことさえ出来ない。娘の身体が寸止めの苦しさに耐えられなくのを、この男は待っているのだ。

 ――あっ……だめ――くる……きちゃうっ……

 絶頂近くになると止められるのを知っているので、来てほしくないと思う。そこを狙うように突き上げられる!
 
「くうううっ!――――」
 しかしまた微妙な所で……どうしても来ない。
「はあ〜はあ〜」
 苦しむ娘。その表情を見て楽しんでいるのはこの男だ。口が微妙にゆがんで、困った表情をする娘だが、決していいなりにはなりたくないという構えだ。

「あっ――くううっ!――」
 また攻められ始めた。しぶきをあげて喜ぶ膣は、はやく絶頂をとせがんでいる。しかし一向に来ない。脚の間の感覚はもうないほどとろけきっている。それでも一度も絶頂は来ないのだ。
「どうじゃ、認める気になったか?」
 再三の焦らし攻めに、少しずつ心が変化していく娘。しかしこんな男のいいなりにだけはなりたくない。特ににやにやと笑うこの顔にだけは屈したくない。

「う、うるさい……」
「そうか、ほれ!」
 グイッと腰を無理やり突き上げる男! 耐えていた股の間がまた狂わされていく……

「ああっ! だめええっ!――」
 我慢できないうずきをひたすら与えられる辛さ。これが焦らしの本当の苦しみだ。頭が本当におかしくなるほどのもどかしさ。膣とペニスがひっきりなしに擦り合う間から漏れる蜜液は、娘の辛さ、せつなさをあらわしている。

「ひいいっ! あはあああっ!――――」
 徐々にもう限界のように感じる女。しかし身体はもう言うことを聞かない。それでもスッキリしない欲望がはやく絶頂を迎えるように言ってとせがんでいる。

 ――や、やだああっ――もう……限界……

 執拗な攻めに身体はいらついている。耐え難い寸止め攻撃に苦しめられる身体。脚を大きく広げられているが、自らも股を広げようとしている。下半身が勝手にそうさせているのだ。そうしないともうあそこが耐えられない。微妙なまでのペニスの執拗な動きが、さらにこの娘の理性を崩壊させる。

「あひいっ! だ、だめええええっ!――――」
 表情が苦悶にゆがむ女。もう股間の欲望に耐えられない!

「お願い!もういやあああっ――」
 眉がハの字になって、屈し始めていることを伝え始めた。しかしこの男は満足させる気はなかった。

「イキたいなら、奴隷になると言うのじゃ」
「な、なんだと……くわっ!――――」
 感じながらも一瞬、険しい顔に変わる娘。するとその瞬間にさらなる地獄の焦らしを与えられた!

 じゅちゅ、ずちゅうううっとうごめくペニスが気の強い娘の快感をコントロールして、絶望の寸止め絶頂へと無理やり行かせようとしている。股の間はもう必死に満たされようと思い、蜜を出して、意思表示をする。しかし、いつまでたっても満たされないために……

 喘ぐ! 悶える、苦悶するのだ。
 それをゆっくりと自分のペニスでコントロールするのが面白い中年男。

「ふっふっふっ……これからじゃよ」
 そう言うとさらに攻め立て始めた。
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