ゆっくりとリリスに迫るミセルバ。状況はなんとなくわかっているらしい。うっすらと笑みを浮かべる御領主。それを見てちょっとびっくりするリリス。

 あっ……せ、攻められる……。

 ピン!っと来たのだろう、少し顔が後ろに引いた。しかし後ろにはミクがいる。逃げることは出来ない。さっきはミクにされるがままでの方がいいと思っていたのだが、ミセルバ様にまでされる予定は入っていないのだ。
 ちょっと抵抗があるのだろうか?少しリリスの顔が構えている。ソッとミセルバは近づいてきた。
「お姉さま、今度は私がいっぱいいっぱいしてあげる」
 お姉さま?……にっこり笑うミセルバ。ちょっと引くリリス。すると後ろからミクがリリスの顔を掴んだ。ミセルバがキスしに迫る。リリスは逃げ道がない。にこにこしながらミクが見ている。

 ――んっ!んんんっ――。

 最初はやさしく徐々に激しいキス。顔を固定されては逃げようもない。ミセルバが身体全体でリリスを抱きしめる。ミクが後ろから乳房を弄り回す。二人がかりの攻めが始まった……。







 くわあああっ!ああんっ、そこおおおぉ――。

 はあはあ息をするリリス。上の二箇所の淫豆と下の豆を愛撫される。耳たぶから首筋、巨乳をミクが担当して、ミセルバ様は下半身集中攻めだ。リリスがミセルバ様の愛撫を受け入れるように顔を両手でそっとやさしく掴む。

 あああっ、そ、そこです!ミセルバさまあああぁ――。

 心の中で叫ぶリリス。初めてミセルバ様にされる。でも本来考えていた状況とは180度違うシチュエーションだ。もはや逆らうわけには行かない。しっかりとミクに身体を固定され、ミセルバ様から好きなように弄られるリリス。あそこの毛を掻き分けながらリリスの弱い部分を探している。
「すご〜いすごいわ、お姉さま」
「ミセルバ様、リリスさんは喜んでいます」
 ミクがミセルバのやっていることにリリスお姉さまは抵抗していませんよと念を押している。それを聞いてますますやる気になるミセルバ。チュウチュウと音をたてながらリリスの膣肉をもてあそぶ。
「あう!だ、だめええぇ」
 どうやら膣肉の奥のスポットを刺激されたようだ。リリスがおもわず声を出す。
「ここね、お姉さま」
 といって、ミセルバは重点的に襲い掛かり始めた。悶えまくるリリス。ミクもちょっとびっくり。

 ――リリスお姉さまのこんな表情初めて……さすがミセルバ様。
 
 変なところで感心しているミク。かわいいものだ。リリスの悶え声が大きくなった。徐々に絶頂に導かれていく。
「あ、だめだめだめ!だめって」
 危険を感じたのか?身体が抵抗し始める。それをしっかり抱きとめるミク。興奮してきたミセルバは夢中になって快楽を送り続ける。リリスがこんなに感じるのは久しぶりのことだ。やはりミセルバ様にされているという状況がそうさせるのだろうか?

 ――どうして!どうしてここまで感じるの?

 久しぶりのいつもと違う絶頂感が迫ってくる。抵抗したいリリス。嫌というのではなく、なんとなく抵抗したいのだ。その方がもっと感じるのよ、っと身体が言っている。ミセルバの顔を掴んでいる手にも力がこもる。必死に絶頂感がくるのを我慢しているかのようなリリスの顔。ちょっと前にロットにされた時と似ている。

 だめええええ!きちゃううううぅ!――。

 イッた……イかされた……ミセルバ様に。

「イッたのね……お姉さま」
 スッとミセルバがうずめていた膣肉から顔を離して尋ねた。
「……え、ええっ……お姉さまはイキました」
 リリスが言う。
「うふふ、リリスお姉さまがイクところって綺麗」
 にっこりとミセルバが微笑む。リリスも微笑み返した。汗を顔から流しながら……。

 されちゃった……本当に予定外。


 でも……。


 収穫は……あったわ。

 収穫……それはミセルバ様が……。

 お姉さまと呼んでくれたことだ。

 
後ろ M偏