軽く唇が触れ合う……。マグアイヤの下半身はもうビンビンだ。久しぶりのルビアの身体。ペニスがお楽しみを速く速くと急かしている。ルビアが服を脱ぎ始めた。欲求不満の身体がさらにマグアイヤの下半身を勃起させる。マグアイヤも服を脱ぎ始める。いきり立ったペニスははやくルビアの身体に入りたいようだ。 ゆっくりとルビアが久しぶりの夫のペニスの味を……ん? 「ちょっとおおお!誰!」 突然大きなメイドの声が屋敷の一階に響き渡った。 「どうした!」 ルビアがあわてて飛び出した。サッと服を軽く来て、急いで下の階に降りる。続いてマグアイヤも一緒に さすがはルビア。剣をきちんと持参。もちろん剣はあのエッチなモノが隠してある剣だ。 「あ、ルビア様」 メイドの一人がそっと駆け寄る。 「変な人がいたんです。庭の所に」 「庭?」 ルビアの屋敷は大きい。そっと辺りを伺うルビア。だが気配はない。辺りはシ〜ンと静まり返っている。ルビアはゆっくりともう一度辺りを見回す。 「気配はもうないようね」 「……でも、いたんです。変な坊主頭が」 「ふふ、坊主頭?」 「はい」 おどおどしているメイド。住み込みの一人のようだ。 「どうしたの?」 別のメイドが降りてきた。声を聞いてかけつけてきたのだ。ああでもない、こうでもないとの話が始まった。こうなると……庭で雑談も始まる。どうやら見間違いと言う結論になった。 「もう、人騒がせね」 別の降りてきた勝気なメイドが叫んだメイドにちょっと小言を言う。 「…………」 だが、ルビアは違った。今日は襲われたばかりだ。もちろん表向きは殿下ということだが。 ――気にはなるな。でもこれでもし不審者なら……。 不審者ならますます疑惑が深まる。マグアイヤも気にはしている。が、今はそれよりペニスを満足させたいらしい。そういう表情をしているマグ。 「明日からしばらく兵士に見張らせるわ」 「あ、それいいですね」 叫んだメイドがにっこり笑う。一安心出来るからだろう。ルビアほどになればある程度部下の自由も効くこういう時は頼もしい。でもまだルビアはじっと誰もいない庭を見つめている。侵入はしようと思えばこの屋敷は出来る。塀はそんなに高くはない。 とにかく、今日は様子を見るしかないわね……。 ルビアはまだじっと庭を見つめていた。 ルビアの疑惑は当たっていた。 「おい、どうだった」 「間違いない、あそこにルビアはいる」 「そうか……」 ルビアの屋敷から2キロほど離れた場所に小さな小高い丘がある。そこに……どうやら昼間の黒服の連中らしい。真っ暗闇では同色なので全く見えないが。 「なぜ、昼間失敗した」 「さあな、知らんよ」 「くっ!」 歯ぎしりをする男。昼間の大男とは違うようだ。 「とにかく居場所さえ掴めばこっちのものだ。後はいつでも襲える」 「だが姉御はなるべくなら殺すなと言っている、本当か?」 「ああ、そうだ」 「なぜだ!」 不満そうに漏らす黒服の一人。なぜ殺すことだけ考えないのかという気持ちが強い。 「今日の昼間の連中にもそういう指示が出ている。 ダグの馬鹿は殺すことしか考えてなかったらしいがな」 少しつまらなそうに言い返す男。 「今日、何人か殺られたのを知っているのか?」 「いまさら数人殺されたぐらいでわめくなよ、ある意味死んでくれて良かったのだ」 さらに言い返す男。情報が漏れないという点ではそうだろうが。 「ふん!わかったよここまで冷たいとはね」 「馬鹿やろう!」 怒鳴って言い返す男。俺だって本当は……と言いたいのだろう。こういう連中でも人の死は重みがある 「姉御は殺さずに手に入れたら徹底的に陵辱してもてあそぶつもりらしい」 「…………」 少し納得したのだろうか?相手の男も怒りが収まったようだ。 「まあ、姉御のいうとおりにしてろよ。今までもそれでうまく言ってる。 最後に思いっきり楽しんでめちゃくちゃにしてやろうということだ、どのみち俺らはもうこれしかない」 「……わかった」 「とにかく、今日は帰るぞ。姉御に報告してからだ」 暗闇の中のわずかな月の光に導かれるように二人は消えていった。 ルビアは確実に狙われている。 |
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